タワーシリンダー

Last-modified: 2023-08-11 (金) 07:51:33

タワーシリンダー【たわーしりんだー】

  • G12によって実装された武器。シリンダーという名を冠されているものの、ぶっちゃけ大砲である。
  • 専用のアクションを使用することで設置/解除が可能。
    • 設置状態でなければ錬金術を使えない。また、設置状態では移動が不可能になり、スキルの使用も大きく制限される。困ったことに設置アクション時に視点が勝手にビハインドビュー(プレイヤーキャラクターの背後からの視点のこと。この視点はキャラクターの向きと連動する。TPS視点とも呼ばれる)に変わるため、人によっては3D酔いする原因になることがあるうえ、周囲の状況を見渡すことが非常に困難になり実にプレイしにくい。
      しかしながら、強力な砲撃に気をとられて横や背後から奇襲を受けてしまい、大打撃を受けるなど威力に対してリスクを負うという意味では面白いと見るプレイヤーもいた。このあたりは賛否両論ではあるが、とにかく視野が狭くなる危険性がある。
    • 設置状態で使用が可能なスキルはウォーターキャノンウィンドブラストフレイマーサンドバーストマナフォーミングライフドレインフローズンブラストヒートバスターである。他のスキルは使用することが出来ない。なお、あらかじめ召喚しておいたゴーレムの操作は可能。チェーンシリンダーも問題なく適応される。ただし、使用可能の錬金術のすべてにスタミナの消費が増加するというデメリットも受ける。
    • 設置状態で攻撃を受けてノックバックダウンを起こすと、強制的に解除される。そのため一度強制解除を食らうとそのまま戦闘不能までサンドバッグ状態になる人もいる。
      • 補助装備にシリンダーを仕込んでダウンと同時に持ち替えてウィンドブラスト、或いは即座にカウンターを入力できる人なら特に問題なく体勢を立て直せる。
  • 運用と準備に手間とリスクがかかる反面、各種錬金術の射程、威力、範囲を飛躍的に向上させることが可能。
    • G12を進めて製作者から使用方法を教わることで、更に性能が向上する。
  • 俗称『タワシ』。背中に背負っているとものすごい機動力や空を飛べたりできそうだがそういう使い方は一切できない。
  • 色々と利点はあるのだが、それ以上に「使用中は全く動けない・錬金術以外使えない・設置と解除の時間がかかりすぎる」というデメリットが、錬金術自体の大きなメリットである小回りが効くという点を完璧に殺してしまうため、見事にファッション装備・ネタ装備扱いされている。
    • 辛うじて影ミッションの「挑発」や「生贄」のような移動しなくてよいミッションでは有用性がささやかれてはいたが、おおむね上記のような面白アイテムでしかなかった。
      • ほぼ同時期に、属性シリンダーの上位型が実装され、人気を博した。これらは特定の属性錬金術を強化する代償に、他属性を弱体させるというものであったが、有用な属性錬金術は限られているため、わざわざタワーシリンダーの面倒な仕組みを選ぶほどの差でもなかったからである。
    • そもそもマビノギの戦闘(の中心となるダンジョンや影世界)では、短めの小部屋や小隊を攻略して行く。一箇所にとどまって砲撃するタワーシリンダーとはシステム的にあってない。せめて設置・解除がもうすこし機敏であれば・・・。
  • C4から、演劇ミッションが実装された。これは、既存のダンジョンの小部屋より一回り広い舞台で複数回の敵の襲撃を、4幕から最大8幕に渡って行うというものである。演劇ミッションでは一回の戦闘が長い傾向にあり、移動する必要がほとんどない(幕間で再設置の必要はある)。タワーシリンダーを有効活用するには向いており、評価を見直す声もちらほらと上がっている。
    • 演劇ミッション・フォーティンブラス征伐のような多人数対多人数が入り乱れて戦う場合に、複数のタワーシリンダーを設置して乱れうちするさまは圧巻。ある意味でマビノギの新しい楽しみ方の発見に繋がりそうな可能性を秘めてはいる。
  • 実に残念なことにこの武器を有効活用できそうな筏下り熱気球では設置しようとしても安定しないとか言われて使用不可。

現在のタワーシリンダー

  • ……と、上記のように散々な評価を下されていたが、2013年の「ZERO」アップデートで知る人ぞ知るスーパーウェポンへと変貌した。そう、ヒュドラ錬成である。
  • ヒュドラ錬成の効果時間中はダメージが発生する時点での装備のステータスが反映される仕様となっているため、スキル発動後にタワーシリンダーへと持ち替えることで猛烈なダメージが加算される。これはアースクェイクシリンダーよりも最終ダメージにかかるボーナス係数が高いため、メインストリームを進めていた場合は勿論精霊可することですさまじい総合ダメージをたたき出すことが可能
    • これによりただのネタ装備だったタワーシリンダー(および精霊タワーシリンダー)はむしろヒュドラ錬成を主力にしている錬金術師たちにとってマストアイテムとさえ言われるようになった。
    • なお、精霊武器の仕様が変更になったため、旧仕様のクラシック精霊でなければヒュドラ錬成+タワーシリンダーの恩恵を受けられなくなってしまった。
      しかしながら、ヒュドラ錬成に限っては現在最高クラスのレヴァナント&ペルシウス武器をもってしても普通の無改造・無エンチャントのタワーシリンダーのダメージを越えられない*1という恐ろしい性能を持っている。
  • 一方、タワーシリンダーの根本的なデメリットである「設置しなければ素手と同等」「設置に時間がかかりすぎる」という点に関しては全く変化がないため、ヒュドラ錬成+タワーシリンダーを使う場合、術士は自衛のために武器に依存しない何らかの手段を用いなければならないという点は明確なディスアドバンテージとして存在していることはよくよく知っておく必要がある。
    • また、ケルティック武器以降は全属性に対応したシリンダーが実装されており、属性シリンダーのデメリットを受けないものも増えてきている。そのためヒュドラ錬成のダメージ低下を許容し、タワーシリンダーを背負って何もしていない時間をなくすことで総合ダメージアップを図ったり、範囲内に敵を叩き込むなどフレキシブルな運用を行うことも可能になってきている。
  • 戦場の序曲子守唄の支援が安定して使いやすい。ヒュドラのダメージが低いうちに一時的に楽器に持ち替えて演奏するだけなら総合ダメージにそう大きな差は生まれないし、ヒュドラ錬成は最大/最小ダメージ数値にも影響するので効果は小さくない。

*1 改造、エンチャント、細工、S級エルグ40前後でギリギリ素のタワーシリンダーを越えられるという情報もあるが、つまりはそこまでしなければならないほどのぶっ飛んだ性能ということ。バレスシールドと並んでマビノギオーパーツの一つに数える人もいるとか。