トリアナ

Last-modified: 2023-09-25 (月) 22:27:38

トリアナ【とりあな】(NPC)

Triona

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概要

G2以降に登場する人物で、メインストリームC1後半の主要キャラクターの一人。
日本マビノギのゲームサーバーの名称でもあり、このキャラクターが由来となっている。

人物

  • モルガントの娘。母親は現時点では不明。
    • 魔族にも人間にも拒まれる」と言う言葉から見るに、彼女の生い立ちは単純なものでは無さそうである。
      余談だが、G2で公式の翻訳が出るまでは英語の綴りから「トリオナ」という呼称が一般的だった。
      • このフレーズ通りであれば彼女はエラサ同様のシャドウウォーカーということになる。
    • 実娘だとしたら父は神族と魔族のハーフ、母は魔族。
      1/4が神族、3/4がポウォールのクォーターという事になる。
  • 控えめながら献身的に尽くす少女として描かれる。詳細はネタバレを参照のこと。

ストーリーへの関わり

G2ネタバレ
  • G1開始より前から、G2途中までの間の期間、昏睡状態だったルエリを看病していた。
    • この行動には勿論親切心もあったようだが、上記のように外部から拒絶されて過ごしてきた過去を持つため、ルエリに対して「自分の理解者となってくれるのでは」という期待を持ってもいたから。
    • そのルエリからは当初は邪険に扱われていたが、トリアナの必死な様子を見て態度を軟化。以降は微妙に距離を置きながらも、トリアナの身を案ずるような言動を見せるようになる。
      • その後もトリアナは素直なのか遠まわしなのか、ルエリに積極的とは言えないものの、アプローチをしかける。結局、この時点ではルエリは彼女の元から去っていこうとするのだが……。
  • 魔族の子として人間からは敵視されており、物語中盤でエスラス率いるパラディン候補生達に捕らえられ負傷。駆けつけたルエリ共々窮地に陥るが、遅れてやってきたモルガントによって救われ難を逃れる。
  • G2におけるトリアナの出番は以上のみとなっているが、ルエリとの間に構築された関係は次章へと持ち越されていく。
G3ネタバレ
  • 破壊の女神マハの生まれ変わりである事が語られ、マハ復活の依代として利用される事となる。
    この計画はなんとトリアナ本人も了承済みで、その首謀者の一人は実の父親であるモルガント。
    • G2を見ても明らかなように、トリアナは彼のことを父と呼んだ事は一度もなく、「モルガント様」という他人行儀な呼称を使っている。その態度もまるで召使いさながら。
      両者の関係はとても血の繋がった親子には見えず、上記の例を顧みても双方共に異常としか思えない。
  • トリアナの決意の裏には運命には逆らえないという諦観と、たとえ自分が自分でなくなったとしてもルエリの側にいたい、という献身的なまでの愛があった。
    ルエリは「運命なんてものはない」とトリアナを諭そうとするのだが……。
    • 自身を省みずに相手に尽くす性格は破壊の女神の生まれ変わりゆえか。
      神族から人間へと転じてまで一人の男性と添い遂げようとしたエピソードからも伺える。
      ルエリへの愛が報われる日が来るのは何時になるのだろうか……。
      • しかし、相手に尽くすことだけにとらわれ、物事の分別もできなくなるほどに視野が狭くなってしまうところもよく似ている。
      • C3にて語られたの姉妹の動向を見ても、方向性は違えど似たような偏狭さが窺える。この辺はやはり姉妹といったところか。
  • バオルでの最終決戦時にはリアファルに張り付けられてる。
    • この構図は後にThe Drama IRIAでも再現される事となった。
  • G3エンディング時には結局また父親についていくことからも、異常なまでの献身精神が伺える。
    • これに関しては、単に他に行くあても無いという事情もあるのかもしれない。
      実際、肝心のルエリはクロウクルアフによって連れ去られてしまった訳で……。
  • 以降、その動向は長らく不明となっていた。モルガントですら(回想とはいえ)C3で登場したのに…。
    • ちなみに、そのG10ではエラサの妹説が浮上している。
G16ネタバレ
  • 父親共々、久しぶりにその動向が判明する事となった……が。
  • その顛末は恐ろしく唐突に語られる。なんと彼女は既に死亡している、というのだ。
    この衝撃の事実はキホールからシェイクスピアへと伝えられる形で明かされ、彼女の名前が刻まれた墓を見せられる。
    • ただ、このやけに立派な墓を誰がいつ立てたのか、そもそもいつ死んだのか、その原因は何だったのか……といった諸事情は何一つ語られなかった。
      彼女の再登場を待ちわびていた多くのプレイヤーは、その突然の事態に呆然とした事だろう。
  • 余りにも不自然かつ唐突すぎる展開故に、「彼女の死は偽装されたものであったに違いない」と推測するプレイヤーもいるとかいないとか。
The Drama IRIAネタバレ
  • G16で語られた通り、やはり依然として故人として扱われている。が、相変わらずその死の詳細は伏せられたまま。
  • ルエリはこの事実を知ると、彼女の蘇生を目的としてタルラークの計画に協力。「かつて守れなかった約束を果たす」という決意のもとに行動を開始する。
    • この「約束」が何を意味しているのかはいまいち不明瞭。マハ復活の儀式直前に交わしたトリアナとの会話の事だろうか。
    • 劇中において、ルエリはトリアナをミリアに重ねて見ていた感もある。
      確かにミリアもルエリの前では素直な女の子としての顔を見せていたが、かたやプレイヤー視点では両者は似ても似つかぬ存在だったのは言うまでもない。
  • 彼女の前世とされるマハがラストボスとして登場する。が、びっくりするほど彼女に似ていない。
    前述の通り彼女は同作の時点で故人とされているが、このこととマハの復活との関係については言及されなかった。
    • ついでに言うと、同じくマハ復活の依代とされたミリアとトリアナの関連性についても言及なし。
      これ見よがしにトリアナとダブらせる演出もあったので、この辺りの相似性は意図的なものとも受け取れるが……。
G25ネタバレ

ミレシアンが入った亀裂の中で見た記憶で登場。

  • G3以降はモルガントと共にイリアにいたようだ。
    • 復讐の為にトリアナも含め全てを捧げ行動していたモルガントは敗れた事(G3)で全てを失ったと考えていたが、そうなっても自分のところに居てくれるトリアナを見て「せめてこの子を女神の運命から解放しよう」と思うようになったらしい。
      そこでモルガントはハイミラクに自らの過去・現在・未来全てを捧げて女神の運命を消滅させようとしたが*1、そこまでしても「他の器に移す」のが限界だったようだ。
      一方でトリアナ自身は自らがもう長くない事を悟っており、モルガントの献身に対して「自分の為にそんな事はしなくていいのに」と一人つぶやいている。
      こうした経緯を踏まえると、トリアナの墓はモルガント(ルー)が建てたのだろう。「他の器」とは恐らくミリアのことであり、ドラマにおける相似性はこれに由来するものということか。
    • G16でのルーの行動と最後や、G16以降へのルーへのエリン住民の評価からすると過去の栄光、未来も捧げる事がどう言う意味かは分かる。せめて捧げる前にルエリにその辺を説明しておいてくれればドラマでの問題は起こらなかったんじゃないかな。まあエリンでの運命は絶対に近いようだしルエリを含め三戦士は神に関わった時点でどうにもならなかったのかもしれないが。
    • トリアナ自身は第二部で同場面の過去に直接介入したミレシアンと出会い、その際にルエリへの最後の伝言を頼もうとするがそこまでの流れの改変は許されないようで結局、トリアナの遺言になる言葉を聞く事はできなかった。トリアナから見るとトリアナと出会ったG2の頃とG25のミレシアンは内面の変化がかなりあるように見えたようだ。(G2は女神に言われるまま行動して更にエスラスの言うままにダンジョンを襲撃していた頃だしな。あの頃にトリアナと会話してお互いを多少でも理解できれば以降の多くの悲劇は回避できていただろうが、候補生達やエスラス、ルエリを始めとした周囲が勝手に話を進めていく中でそれは難しいというか無理だっただろう)
    • ちなみに本来の歴史では野生動物に生きたまま食い殺されるという壮絶な最期を迎えた事が判明する。改変後の歴史における死因は不明だが、ミレシアンに助けられて間もなく病死したと思われる。

*1 この辺りから、単に死ぬだけでは運命からは解放されないようだ。