トレジャーハンター【とれじゃーはんたー】
- 2014年3月13日に実装された英雄才能、及びその元となった青年冒険家。
彼の才能を選択することで「冒険」「交易」「デュアルガン」の3つの才能においてボーナスを得ることができ、これら3つがマスターになると「トレジャーハンター」の隠し才能タイトルが得られる。
NPCとしての初出はイベントフィールド「恋咲島」。- 恋咲島の実装は同年2月であり、その時点では彼は未実装であったため登場しなかった。
7月に同イベントが実施された時には他の英雄同様登場している。詳細は後述。
- 恋咲島の実装は同年2月であり、その時点では彼は未実装であったため登場しなかった。
英雄「トレジャーハンター」
- 本国で最初に発表されたイメージキャラクターはエルフの女性冒険家であった。
現在は人間の男性冒険家に変更されている。 - 黒い髪と薄茶色の眼を持つ青年冒険家。一見するとボーイッシュな女性のようにも見えるが男性である。
一人称は「私」。Lロッドの機能を備えたデュアルガン「コルト」を武器とする。
トレジャーハンターの名のとおり、依頼を受ければなんでも探す。それが人であっても、物であっても、である。一方、カネにものすごくがめつく、とにかく何かと言うと料金をせびる。これには理由があり、ある目的のためにお金を貯めているというが……。- 余談だが、コルトとはアメリカに実在する銃器メーカー、及びその製品である拳銃の総称である。
- このコルト、実は彼が独自の技術を用いて開発した武器であるらしい。
このため、英雄の武器の中で唯一マーリンが開発に関与していない武器であったりする。
- 飲酒の習慣がある。マスターシェフのオリジナルビールが大好物とのこと。
意外とこうした嗜好の描写があるキャラクターは少なかったりする。
- マスターシェフ同様、前提としての詳しいパーソナルデータは不明。公式イベントによると「本名は不明」とのこと。
- 恋咲島では池のほとり(ネコ島のオミケサマの祠のある周辺)で何かを発掘しているが、古代イリニドとは全く関係ない最近作られたものしか見つからないなどとぼやいている。
話しかけても「邪魔をするな」としか言わないため、彼自身のことについては相変わらず不明。
英雄才能トレジャーハンター
- 彼の才能を選択している時のみ発掘・入場可能な「トレジャーダンジョン」というダンジョンが存在する。
あまりにも知られていないため補足しておくと、イリアの遺跡・遺物発掘と同じようにLロッドで発掘・復元するダンジョンで、一人専用となっている。- 内部は謎解きとボス戦闘となっており、複数のキーワードをランダムに組み合わせて生成される謎解きとなっているため、法則性を知っていればかなり容易な部類に入る。ボスは攻撃力が非常に高いものの先行性を持たないため、対処法を知っていればこれまた対処は容易。つまり「知っていればオイシイ」ダンジョンといえる。
- ちなみに報酬は1~3個の特別な遺物と、まれに「古代の太陽模様の~」というトレジャーダンジョンでのみ手に入る素材が追加で手に入る。謎解きと報酬の因果関係は不明で、全部不正解でも最大の報酬と、追加報酬が手に入ったとも言われており、報酬の個数や出現率に関係すると推察されるが、よくわかっていない。
ストーリーでの関わり
- 「料金を払えば何でも見つけてくれる業者」として有名らしく、バンホールの酒場でも常連さんである。
- と書くと聞こえはいいのだが、問題はその料金の額。
人探しの場合労力がかかる為高くつくらしい(しかも子供だと追加料金あり)。
おまけに「遺物(一見ただの石ころ)を踏みつぶした」「自分の情報を信じなかった」などの理由でどんどん料金が釣り上がって行く。その為マーリンには「ボッタクリ」と陰口を叩かれるほど。
- と書くと聞こえはいいのだが、問題はその料金の額。
- 料金はともかく探索の腕は確かなようで、プレイヤーの聴きこみ調査では得られなかった目撃情報を獲得。
また子供の髪の毛らしきものを港で見つけたことから、タルラークがイリアに行ったと推測する。
かくて一行はカブからイリアに船出することになるのだった。
- 3話からはタルラークを探して、プレイヤーとマーリンと共にイリア大陸に渡る。
- 序盤にゴリラのピンクが仲間に加わるが、トレジャーハンターは彼(彼女?)の言葉が理解できる模様。他にも馬を所有しており、笛を用いて呼び出すことが出来る。馬はマーリン達にも貸してくれるがもちろん利用料金(30万G)はちゃんと取る。動物にはやさしい。
- ちなみにRPによると年齢は20歳。だが後述の経緯を加味すると実際はもっと長命の可能性もある。
- 敵の罠を感知するなど非常に勘が鋭い。本人曰く「私の勘は外れない」。しかし大抵の場合マーリンがトレジャーハンターの忠告を聞かずに勝手に動くせいで、プレイヤーは余計なことに振り回されるハメになる。
- トレジャーハンターはそんなマーリンの勝手な行動を見越して先回りして行動していたりする。常に最悪の状況を想定して、様々な準備をしているようだ。
- 魔法に長けているが考えるよりも行動派のマーリン、フィールドワークを得意とするが頭脳派のトレジャーハンターと、互いに見事に逆であるのが印象的。
- 人の身体的な弱点を熟知しており、悪人を脅すときにわざと痛いところ(恐らく男性の弱点)を踏みつけたりする。マーリン曰く「性格悪い」。
おまえに言われたくはない
また、タルラーク奪還を一度は成功させたあたり、(金さえはらえば)何でも見つけてくれる業者というのは名ばかりではないようだ。 - ビフの黒き書をいつも持ち歩いている。
- これを用いて呪術のような力を利用している場面がいくつか見られる。シャーマンの聖地に行った際にはアクルにそれは危険なものであり、聖地を出るまで決して開いてはならないと忠告をうけていた。これのせいかは不明だがシャマラにはとても警戒されている。
- 4話の「メトスの門」クエストでは、ビフの黒き書の反応を利用してバラバラになったページを集めることになる。すべてのページを集めて完成した文章をみて、トレジャーハンターは取り乱してしまう。彼の過去に関係した内容である模様。文章を集めるイベントの直前のアークリッチ戦でも、彼の何かに感づいている様子が伺える。
ちなみに本人曰くこの復元に大金が必要になるとのこと。モノ探し業で大金を集めていたのはこのための資金集めだったらしい。- メトスの門は彼の本名が鍵になっていたようである。彼が本名を名乗らず隠しているのはこのためだったようだ。
余談だがケルト神話において、ビーハ(Bith、ビフの黒き書の「ビフ」の由来)という人物の息子としてAdnaという名前が登場している。大洪水後のアイルランドに上陸するも何も見つからなかった為、そこに生えていた一握りの草を引っこ抜いて故郷に持って帰ったとか。
これが彼の本名だったのかは定かではないが、可能性としてはゼロではないだろう。
- メトスの門は彼の本名が鍵になっていたようである。彼が本名を名乗らず隠しているのはこのためだったようだ。
- ここからタルラークを探すという目的を切り上げ、今度は彼自身の目的のために行動するとマーリンとミレシアンに伝え、行き先も不確かなワープゲートをくぐる。
かといってマーリン達もタルラーク救出のため引き下がるわけにも行かず、これまでどおり行動を共にする。
- 4話終盤では、彼もいまだ見たことのない類の遺跡「キューブダンジョン」に潜入。数百年という気が遠くなるような長い長い時間の記録をしたためたキューブの情報を読み解きながら、キューブダンジョンの最奥部を抜け、巨大な建造物を発見して4話は終了する。
第5話
- 彼が世界各地を放浪し、探し物を続けていたのは、この隠されたクェーサルの本拠「ネメトン」を求めてのことだった。
注意深く観察しながら潜入を続けていたが、クェーサルの術によって気を失ってしまったミレシアンをマーリンにまかせ、トレジャーハンターは行く手を阻む大扉の調査のため別行動を取ることに。その調査の途中、これまでのクェーサル・・・ヴァン族の歩みを、断片的に得る。 - イリニドによって世界から追放されたヴァン族は、魔法によって防壁を張り、「フィンカラ」を作り上げ、神の呪詛から身を守り、かろうじてその命を繋いでいた。
しかし、それも高位の魔術師に近いもののほんの一部だけであり、多くのものは非業の死を遂げ、生き残ったものは僅かという危機的状況にあった。 - フィンカラを訪れたヴァン族の奴隷ヨヌンによって「混血児は、封印魔法で血統を封印し神の目を欺くことで死の呪いを回避できる」ということを知らされたクェーサルは、混血児のクローンを利用してヴァン族を残そうと画策。
しかし、フィンカラを維持する魔力も限界に近くなっており、どのような手段であるかは不明だが、人命を用いて行っていたらしい記述も見られる。- 大方の予想通りトレジャーハンター自身もヴァン族の血を引いている。母親はヴァン族のビフ、父親はヴァン族の奴隷であったヨヌンである。おそらく3人兄弟。トレジャーハンターも神がヴァン族にかけた死の呪いを受けたものの、禁じられた封印魔法によってヨヌンに呪いを解かれた。その結果混血児には血統を封印して神の目を欺くという方法が有効であることが判明した。呪いをといたヨヌンはフィンカラを訪れたが、その後ビフがハーフの複製体を作る施設の為の最後の犠牲となってしまい、悲観したヨヌンもフィンカラを去った。
- 禁じられた封印魔法をつかって子供達の呪いを解いたヨヌンであったが、その代償は大きく日に日に体が燃えて衰弱していった。そして精神が完全に壊れてしまう前に、3人の子供のうち最もヴァン族の血の濃い子(=トレジャーハンター)にビフの黒き書を託した。
- キューブダンジョンのクリスタルの記憶によれば、封印魔法が使われたのは611年以上前の事である。
- ドラマ2でのトレジャーハンターとのやり取り等から考えると、3人の子供のうち1人はシャマラの可能性が高い。
G23でもシャマラがヴァン族らしい事が分かる。
→実際には3人の子供の1人の子孫らしい事がG24で明かされた。
血縁者ではあるものの非常に遠い親戚という事になる。
- 精神が壊れたヨヌンはアークリッチと成り果ててしまったようだ。
- (参考)4話でのアークリッチ戦で画面に表示される文章
「私の眠りを邪魔する者は誰だ・・・。何のためだったのか・・・。守ろうとしたのは・・・。わが子たち・・・彼女の望み・・・。あなたが満足したなら・・・。君達だけは・・・どうか。それで私も・・・。あなたの種族・・・あの呪い・・・。ああ・・・あああ・・・。」
- (参考)4話でのアークリッチ戦で画面に表示される文章
- ディアン・ケトは、一族の命運を左右するというあまりにも大きすぎる責任を果たすため、自分自身の「感情」を切り離し、自らのクローン体に宿らせることで、感情に左右されることなく冷徹な判断を下すように自らに強いた。その感情のいれものがクェーサルの心臓である。
その結果、通常であればあまりにも重過ぎる罪悪感に耐え切れなかったであろう決断も、彼女は迷うことなく処理していく。だが、それと同時に自分自身に対しても、自分を正当化しようとする「感情」を切り離してしまっていたため、大きな犠牲を払ったことに対する責任をドラスティックに求めることになってしまった。 - その責任の果たす方法とは、多くの命を代償にして一族を存続させようとした自分自身の手で、自分を含めた一族そのものを消滅させることだった。それには神にも匹敵するだけの力が必要であり、それを得て自分達を自らの手で絶滅させようと考えた。
これがタルラークの中にある神の欠片が必要であった理由であり、それを用いて行おうとした儀式の正体である。- トレジャーハンターはこの記録を読み「これを書いた人は気が狂っている」「こんなことを考えられるのはもう人ではない」と、極めて妥当な表現を用いている。
- 単身、潜入を続けていたトレジャーハンターは、ついにディアン・ケトの前にまでたどり着く。
そこで一族のありようを論ずるも、感情を持たないディアン・ケトを考え直させるまでには及ばず、逆に魔法で無力化されてしまう。 - 絶体絶命の大ピンチに、大ドルイドマーリンは……。
第6話 - マーリンとミレシアンによって水際でディアン・ケトの恐るべき儀式を阻止した一行。
トレジャーハンターとしてはとりあえず喫緊の目的は達成したものの、ルエリとタルラークによって作り変えられた儀式を続けているところに直面。 - ゴールドドラゴンの力を持って襲い掛かるクェーサルの心臓、そして悪魔のごとき姿へと変貌したクェーサル達を前に、決戦へと赴くミレシアンのために踏みとどまってこれらと対峙。
- イリア上空へと打ち出された儀式の祭壇(世界の境)での死闘ののち、砕けた祭壇から落下するミレシアンをマーリンとともに救出。無事にエリンへと帰還した。
- 目的は果たされ、彼の旅は終わった。しかし、しばらくはマーリンと組むつもりのようだ。その際にはマーリンからからかわれてしまったが、苦難を乗り越えていくらか信頼が結ばれたのか、彼にしては珍しく素直にその申し出を受け入れている。
「トレジャー・ハンター」が本名でもないだろ、というマーリンの言葉に、彼は答えて――- ちなみにマーリンへの「ツケ」は第5話の最後で全部チャラ、貯金も全部やると発言している。これは、トレジャーハンターがこのヴァン族の問題を解決する(または決着をつける)ことが目的であり、「目的のために貯めていたけどもう必要ないから」という言葉からもそれは伺える。
- 英雄の一人として発表された時期が最も遅く、最後の英雄として登場したが、マーリン・アリア・プロフェッサーJと比較して、マスターシェフとトレジャーハンターはキャラ付けがあまりされておらず、それほど重要なキャラクターとは思われていなかった。そこへ来て実は最重要人物という扱いには多くのプレイヤー達が驚いた。
- 2部で出生の秘密が判明。
トレジャーハンターは人間とヴァン族の混血児であり、
姉のフォドラーがハイミラクと交わした「外の世界が安全になるまで弟を封印してほしい」という契約によって、ネヴァンの呪いを受ける事なく長年眠り続けていた。
(最高位クェーサルいわく、呪いを受けない混血児でも神に見つかれば命は無いらしい)
G12でネヴァンがヌアザに滅ぼされた事でヴァン族にかかっていた呪いが解け、同時にトレジャーハンターの封印も解ける事になる。 - G23時点でベルファストに上陸した時にまだ嵐が起こっていないにも関わらず接近している神の力(マナナン)の影響を受けて他の人物が別に寒くないと言う状態でも寒気を感じていたりする。この際に渓谷の調査も予定していたがマーリンが不在の為に延期したらしい
- ちなみに、クルクレの住民達はフォドラーの妹の遠い子孫…つまりトレジャーハンターは彼らの御先祖様に近い存在だったり。
- フォドラーRPで、弟と妹を探しているフォドラーにクェーサルが「どんな弟妹と探しているのだ?エリウ?バンバー?」と話しかけているので、トレジャーハンターの本名はバンバーということになる。
- 1部ではヴァン族の血を必要とした教団が仕掛けた罠に嵌り連れていかれる。そして血を抜かれて瀕死に。1部のラストでトルヴィッシュの介入によりそこで時間が止まって世界が放棄されたようだが仮にこの世界の先があったとしてもトレジャーハンターの体にフォドラーの魂を入れる事が決まっていた為に事実上の死を迎えていただろう
- 2部ではトルヴィッシュが時を戻し教団の策をミレシアンとトルヴィッシュが破りミレシアンがフラガラッハの力を得た事で流れが変わり生存した。ハイミラクも干渉を止め代償も返す事にしたので封じられていた記憶を取り戻したようだ。フォドラーと自分の関係、姉の死も知ったようだ