ドゥカート
Last-modified: 2014-11-07 (金) 16:59:58
ドゥカート【どぅかーと】
- 魔族の通貨。交易に必須の貨幣。
シェイクスピアの日本語訳の例から「ダカット」と呼ぶこともある。
そのほか「○○DC」または「○○D」と略すプレイヤーもいる。
- G15より追加された新たなゲーム内通貨でもある。
- 交易インプ曰く「名前の由来は僕も知らない」だそうだが、実はちゃんと元ネタがある。(後述)
- 主な用途は以下の通り。
- 交易に用いる名産品の購入・販売
- 略奪団討伐の褒章
- 交易所の商人からのアイテム購入
- 魔族印の武器の修理
(ゴールドは受け付けていないとのこと)
- 高額で有名な伝説の武器を購入しようと思えば4000万ドゥカートもかかる。
逆に言えば、4000万ドゥカートに至るような取引も可能なコンテンツでもある。恐るべし重商主義…。
由来
- 元ネタは1284年ヴェネツィア共和国で発行された貨幣「Ducat(ドゥカートまたはダカット)金貨」。
約500年にわたり中近世のヨーロッパ経済を席巻した貨幣である。
G15のストーリークエストの元となったヴェニスの商人にもこの貨幣が登場する。
ちなみにG14「ロミオとジュリエット」でも(原作では)登場している。
- ドゥカート(Ducato)には「公国」という意味があり、「公国発行の貨幣」ということになる。ドゥカートとつく貨幣は周辺の国でも発行されており、ヴェネツィアより古いものでは1140年にシチリア王国で発行されている。
一般にはヴェネツィアンドゥカート(ベネチアのドゥカート)という呼び方をするのだろうが、この金貨の歴史上、ドゥカート=ヴェネツィアンドゥカートと捉えても差し支えない意味がある。
- ちなみにヴェネツィア共和国のものは鋳造所の地名から「Zecchino(ゼッキーノ)」と呼ばれている。
- この年代の前後にも周辺の国々で金貨が発行されており、直近の有名どころでは1252年にフィレンツェ共和国で発行されたフローリン(またはフィオリーノ)金貨がある。
- この金貨が広まった背景にはヴェネツィアの発展と大航海時代の関係がある。
ここで説明すると長くなるため、気になる人は歴史書を紐解いてみるといいだろう。
- この金貨の影響力は凄まじく、近世ヨーロッパの貨幣経済を築いただけでなく、第一次大戦の直前まで(商取引用の)標準通貨としても扱われた。
- 「大航海時代」というそのまんまのゲームがあるが、そこで使われる通貨はドゥカートである。
- 金貨が広まった理由の一つに金の含有率が非常に高い点があり、またその品質が安定していた事が要因とされている。
- 金の含有率が高いとされる江戸時代の慶長小判は最も高いもので約86%。
一方のドゥカート金貨は約98~99%(当初は87%という説もあるが、定かでない)。
基本的に発行元(国や自治体)の財政が悪くなると含有率は低下するが、ヴェネツィアは500年にわたり安定した品質で発行し続けたというから相当な繁栄ぶりである。
- 現在でもコレクション用として実際に流通した金貨や、純金のプルーフも新たに作られたりしている。
元が純金を多く含んでいるだけに、値段はそれなりに高価である。
一方で金を使わないレプリカも数多くあり、型押しした金属に金色の塗料を塗っただけの物もあるそうだ。
関連項目・資料