パウンディング【ぱうんでぃんぐ】(Skill)
- 格闘スキルコンボ「スピード」の3番目を占めるスキル。
相手にキックをいれ、倒れた相手にマウンティング(馬乗りのこと)してパンチの嵐をお見舞いするスキル。 - パウンディングを行うと、蹴り飛ばしから馬乗りになるまでF2ボタンを連打するアイコンが出る。このときにF2ボタンを5回連打すると追加攻撃ができる。また、パウンディング中は相手のディフェンスやカウンターは無視される。
- 3段階あり、最初に細かく早いパンチを、次に遅いがやや強いパンチ(追加攻撃。詳細は後述)を食らわす。
そして最後に1発強力なパンチを食らわせ、宙返りで間合いを取る。ランクによって打撃回数がアップし、それに応じて拘束時間が長くなる。
パウンディング中に相手が死亡すると、その段でスキルが中断する。トレーニング項目にある「パウンディングの締めくくり攻撃」とはこの3段目のことである。 - 非ダウン、非のけぞり、巨大すぎる敵、飛行する敵などには行うことができない。
概要
- 相手のダメージ/死亡判定は各段階の最初に行われており、あくまで無数のパンチを打ち込んで表示されるダメージは合計ダメージが分割されたもの(つまりパンチはただの演出)ため、パンチのアクション中に別のモンスターからターゲットされることもある。
- スキル説明にも「子どものケンカみたいにとバカにしないように」と書かれている通り、馬乗りになっている間は敵は一切身動きできない。
- その為、上述の演出が無駄かというとそうでもない。長い拘束時間の間は味方も追撃することができるので、火力のないキャラクターでも、強敵を無理やり捕まえておき、味方の強力な援護を待つという使い方もできる。
- 打撃からの一連の動作は無敵時間がなく、範囲攻撃や別のMobからの攻撃からは無防備であることに注意。
- 直前にスクリューアッパーで防御をダウンさせることで、威力を大幅に引き上げることができる。また、拘束中の追撃が期待できる場合は、それらのダメージも大きくなるため、積極的に狙っていきたい。
- 追撃にはほかのプレイヤーは勿論、自分のペットや、ゴーレムに切り替えて攻撃させることもできる。
- 防御ダウン効果で大ダメージを与えられるだけでなく、連携次第では敵を倒れたまま何もさせずに倒すことも可能である。
- 特に格闘術を使える人が複数いれば、強敵でも順番にパウンディングを打ち込むことで長時間拘束することができる。これを見越してか、最近のマビノギではボスモンスター以外でものけぞり無効やパウンディング無効の敵が多く存在する。
- 高速化したマビノギの戦闘の在り方と真逆の性質を持つためにペルシウストメンテッドナックル+エルグ50の超性能をもってしても他の格闘スキルと比べ使いにくいと言うポジションである。現状ではそれなりのライフを持ちながらダウンするベテランダンジョンのボスを嵌めて倒すぐらいしか使いどころは無いと思われる。
- せめて無効ではなく倒れないが初撃の一打分ダメージが入るなどならば
留意点
- パンチの嵐は強制ダウン攻撃ではないため、例えばポウォールコマンダーなんかにこれをやると、残り体力によってはホワイトゴーレムを大量召喚されてしまうこともある。
こうなるとフルボッコのはずが逆フルボッコにされてしまい、手がつけられない。
(※格闘術スキルカテゴリでダウン属性を持っているのはドロップキックのみ) - 相手を倒れさせてから使用するスキルであるからか、非ダウン属性を持つ相手には「相手が倒れる気配がない」とメッセージが出て使用できない。
- また、ドロップキックも攻撃開始までが非常に長いためくらい状態にならない敵に対してはチェーン3のスキルはどちらも反撃されやすくあまり相性が良いとは言えないのが現状である。
- パウンディングの最初の段階で相手を突き飛ばした際、何らかの条件で相手が亜空間に飛んで行ってしまうことがある。(バグ?)
亜空間に飛んでいった相手はパウンディングが終了するまで戻ってこないので、この現象がダンジョン攻略中に発生すると大きなタイムロスになる。
本来の位置を予想してウインドミルを当てる事で引き戻すことができる。
- サマーソールトでグロッキー状態にした敵にパウンディングをかけると相手がうまく倒れず、立ったままのモーションになってしまうことがある。
- そのまま攻撃は発生するため、敵の頭の上に乗っかって連打するように見える事も。
- ほ、ほのぼの・・・ファンタジー・・・ライフ・・・?
…もはや何も言うまい。
由来
- Poundingは、英語「Pound」を語源とし「ドンドンと床を叩く」「叩き潰す、すりつぶす」「強打を浴びせる」といった意味があり、これを用いたものである。発音は「パウンド」が(より)正しく、重さの単位である「ポンド」と同じである。
- Poundは「ポンド」でも「パウンド」でも正しく、パウンドは英国英語、ポンドはアメリカ英語の発音。様々な媒体で頻繁に表記ゆれが起きているが、厳密な定義がないためどちらを用いても良いそうだ。
古くはパウンドの簡易的表記・発音であったり、通信技術が未発達であった頃には印刷時における文字数を1文字でも減らして情報量を増やすために「ポンド」と表記されていたことが理由という説もある。
ボクシングなどのスポーツにおける選手紹介で「青コーナー○○パウンド~……」というアナウンスを聞いたことがあるかもしれないが、発音上は「パウンド」がより正確である証拠とも言われている*1。
「パウンドケーキ」のパウンドもこれ。もちろん強打を浴びせるケーキではなく、重さのこと。1ポンド=16オンス=453.59237グラム。
- Poundは「ポンド」でも「パウンド」でも正しく、パウンドは英国英語、ポンドはアメリカ英語の発音。様々な媒体で頻繁に表記ゆれが起きているが、厳密な定義がないためどちらを用いても良いそうだ。
余談
- パウンディングとは総合格闘技(ミックスドマーシャルアーツ)などにおける寝技の一つで、グラウンド状態での手を使った打撃の一種、またはその行為を指す。
- パウンディングとは実は俗称であり、正しくは「グランドパンチ」と呼ばれる。
といっても「グラウンドパンチ」は寝技での手を使った打撃全般を指す。通常は優位とされる上位側の選手が行うもの以外にも下位側の選手が行うものも含むため、特に「上位側の選手がこぶし部分を用いて上から叩き付ける打撃」をこのように呼称する。- 総合格闘技の、特に寝技での打撃ルールは興行ごと、団体ごと、試合ごとにも細かく取決めが厳密に行われる。当然だが、打撃が得意な選手にとっては生命線であり、逆にこれを封じることで相手選手は有利になる。このため選手やマネージャーの「外交能力」も重要となっている。
- 厳密には「パウンド」は「パンチ」以外のものも含まれ、ルールによって「こぶしによる打撃の禁止」が設定されていた場合、また、グローブが重いなどのこぶしによる打撃が有効でない場合、相手選手の技術が優れており、グローブや手を取られて関節技を狙われる*2ことを避けるため、こぶし以外の(認められている)部位によって打撃を行うこともある。つまり前腕部や肘による上からの打撃も「パウンディング」に含まれる。
- 一方で、ルールによって「上から突きおろしの打撃の禁止」があった場合は「パウンディング」に当てはまらないため、グラウンドパンチ、マウントパンチといった呼称になる。といってもそこまで厳密に使い分けているケースはまれ。ちなみにこのようなルールの場合は、横からのパンチ(フック)によって耳の後ろやこめかみを狙った打撃が多くなり「突きおろし」ではないため「パウンディング」とはならない。このように大変ややこしいが、厳密にはそのように定義されているというだけの話で、その都度使い分けていたのでは実況アナウンサーは忙しくなりすぎてしまう。実際はマウントでもパウンドでもだいたい伝わるものである。