ブリューナク【ぶりゅーなく】
- ケルト神話における四種の神器(石-リアファル-、釜-ダグザの大釜-、剣-クラウ・ソラス-、槍)の一つの槍にして、「貫くもの」の意を持つ神槍。太陽神ルーの所持品。
5つに分かれた穂先を持ち、それぞれの穂先で5人の敵を同時に屠ったなどと言われる。
他にも投擲すると稲妻と化して飛んでいき手元に戻ってくるとか、もしくは手にした者に必勝をもたらすとか、色々な能力・加護を持つ。
- 実は原典においては「ルーの槍(四種の神器の槍)=ブリューナク」とする事実は存在しない。確かにルーはガエ・アッサルやアラドヴァルといった曰く付きの槍を何本か所持しているが、そのなかにブリューナクと呼ばれるものはなく、また「四種の神器の槍」は英語圏では単に"Lugh's Spear"や"Spear of Lugh"と呼ばれている。
現在広く知られているブリューナクは、要するにこれらの槍の設定を一纏めにしたものであり、本項の記述もこれに倣っている。- ブリューナクという名前の正確な由来は不明。一説によれば日本のゲーム関連の書籍における創作設定が元であり、それが翻訳本を通じてアジア圏に広まったと言われる。
- 実際大衆向けのフィクションとして考えると「ちゃんとした名前や特徴がないと締まらない」というのは割と深刻な問題なのであるからして、このような誤解(というと語弊があるが)が広まったのも自明の理ではある。
- こうしたごった混ぜの影響なのか、ブリューナクが槍ではなく投石機や投槍機とされる場合もある。
原典には「タスラム」という特別なスリング弾があり、これでバロールを討ち取ったとされているのだが、この時使われたのがブリューナクだった、とする翻案もあるとかないとか。
まあ基本的には槍だと思っておくのが正しそうではあるが。 - ちなみにクラウ・ソラスも同じような形で原典にはない設定が色々と付加されている。
- ブリューナクという名前の正確な由来は不明。一説によれば日本のゲーム関連の書籍における創作設定が元であり、それが翻訳本を通じてアジア圏に広まったと言われる。
- マビノギにおいてはメインストリーム関連アイテムの一つ。言うまでもなく元ネタは上記ケルト神話である。
本作における詳細な設定は下記ネタバレを参照のこと。- G11以降のムービーでこれを使うシーンがいくつかあるが、弓と矢を装備した状態でそういったムービーを見ると穂先が矢のような形になってしまう不具合がある。そのダサさたるや筆舌に尽くしがたい。
- カリバーンの最終進化形態。通称「神殺しの剣」(原典とは違い槍ではなく剣)。
- が、ジェナ曰く、「ネヴァンはブリューナクの穂先で~」と発言する場面がある。剣であればその先端は切先。穂先は槍などの突くものに用いられる(これは翻訳の事情かもしれないが)。
- おかげでどう見ても槍なのに両手剣扱いでモーションも両手剣。
- もっとも、槍にしては穂先の部分が長い形状であり、その外見は日本で言う長巻に近い。
- が、ジェナ曰く、「ネヴァンはブリューナクの穂先で~」と発言する場面がある。剣であればその先端は切先。穂先は槍などの突くものに用いられる(これは翻訳の事情かもしれないが)。
- 強力な電気を吸収する事で真の力を発揮する。
パルホロン族は錬金術スパークの原型となった魔法でその力を活性化し、制御していた。
彼らはこの力を使って神殺しを目論んでいたようだが、その野望はあえなく潰えることとなる。 - プレイヤーはスパークを使うか、半神化することでブリューナクの活性化が可能。
よく見るとブリューナクがビリビリと放電しているのが解る。- これは「稲妻となって飛んでいく」という原典の特徴を再現しているのだろう。
- 活性化すると画面左下に専用のメニューとアイコンが現れる。内約はブリューナク再生(修理)、スピアオブライトの発動、スキルの修練、ファリアスへのゲートを開く、以上4種。
- スキル修練はブリューナクの耐久を消費し、指定したスキルの特定のトレーニング項目を一定量埋める事ができる。
ただし色々と制限も多く、鍛冶や木工など一部の生産スキルは消費耐久が大きくなっている。- が、C4以降に実装されたスキルは一律で最小消費設定になってたりする。不評だったのか、単に開発が忘れているのかは定かでない。
- ゲート開放はタラ銀行バイトの報酬であるファリアスの欠片が必要。
ファリアスの詳細は当該項目を参照されたし。 - 活性化状態で「スピアオブライト」を放つと、これまた原典におけるブリューナクの特徴を再現できる。
即ち、ブリューナク自体をぶん投げるのだ。そして勿論、手元に戻ってくる。- 活性状態で放つスピアオブライトは威力が五倍に跳ね上がり、ブリューナクの名に恥じぬ力を見せてくれる。
ちなみにマナリフレクター無視はスピアオブライト自体の仕様変更(G12)によるもので、ブリューナクの力ではない。
- 活性状態で放つスピアオブライトは威力が五倍に跳ね上がり、ブリューナクの名に恥じぬ力を見せてくれる。
- 活性スピアの凄さに隠れがちだが、活性化したブリューナクは攻撃力が上昇し、攻撃するたびに敵の保護をダウンさせるという能力も得る。その力は神々の王たるヌアザにさえ有効。
またムービーシーンではジェナがブリューナクを振るい、たった一撃でキホールに致命傷を与えている(なんとか無事だったようだが)。神殺しの名は伊達じゃない。
ちなみにゲーム上でも神族特効である(ドラマ1のマハを2発で倒せる)- 何だかんだで別格の存在であった神族が普通に倒せる相手になった恐るべき瞬間である。
マビノギはネットゲームにしては珍しくプレイヤーが英雄扱いを受ける世界観だが、
NPCどころか神様より強くなれるとは誰が予想したであろうか。 - おかげでシナリオ上でも色々な意味で無視できない存在になってしまい、The Drama IRIA以降のムービーシーンでは半神化と併せて「ミレシアン最強フォーム」的な演出の小道具としてしばしば使われている。
が、そんなミレシアンを問答無用で無力化してしまう力を持った敵も続々と登場しており*1、なんとかパワーインフレを抑えつつ活性化ブリューナクを封じようという苦慮も同時に見て取れる。 - 近頃はストーリー上のみならず、ゲーム上においても保護低下能力を無効化する敵が現れたりしている。設定的には一応正しいはずなのだが、どこか釈然としない。
その後に追加された使徒達もやはり保護低下が全く通じない。使徒以外の追加ボスはいずれも効果があり、この世界の存在でない使徒には一貫して無効となっている事から、現在のマビ開発は昔と違って設定にうるさいようだ。
- 何だかんだで別格の存在であった神族が普通に倒せる相手になった恐るべき瞬間である。
- スキル修練はブリューナクの耐久を消費し、指定したスキルの特定のトレーニング項目を一定量埋める事ができる。
- なお、プレイヤーが装備出来る両手剣としても普通に高性能な一品。
前述した数々の特性もあり、ここぞという時の切り札として活躍してくれる事だろう。- 修理するためにはプレイヤーキャラクターのAPを消費せねばならない。しかも耐久1ポイントにつき4AP消費と、なかなかキツい設定。残念なことに祝福もできない。用途は数多いが、使い所はよく考えよう。
- ちなみになぜAP消費なのかというと、ブリューナクは力が強すぎてさすがのミレシアンの手にも余る。
使うだけでも相応の対価が必要なのに、それを修理するともなると鍛冶などの通常の手段では不可能であり、
半神である自身の生気を使ってようやく復元が可能になる、とのこと。……ネクソンの陰謀説が囁かれている。
- G22?でバロール視点のルーを見られるが、この時のルーが使っているのはどう見ても片手剣。フラガラッハでもブリューナクでもない。
記憶が曖昧だったせいなのか後世に捏造されたのかは不明。これはこの記憶をみせたバロールがミレシアンに対してバロールとルーの戦いであることを隠そうとした為だと思われる。この戦いの時点では人の数倍の巨体であったバロールも人サイズになっている
外部リンク:WikiPedia.ja:ブリューナク