ペッカダンジョン

Last-modified: 2021-02-10 (水) 19:06:23

ペッカダンジョン【ぺっかだんじょん】

  • センマイ平原北西の端に位置する、地下墓地のような外観のダンジョン
    実装された当初は直通のムーンゲートまで存在したものの、しばらく中に入ることができなかったという曰く付きの場所である。
  • 余談だが、そんな中で日本のオープンβ時に短期間だが入る事が出来た時期があり(同時期に韓国で適用されたペッカ実装時のパッチをローカライズする際にミスがあったと思われる)、一部の古参プレイヤーから当時の話が聞けるかもしれない。
    また、ダンジョンの中に入れずとも、出てくるモンスターの一部は怖い図書館で会う事ができた。
    それからしばらく後。日本ではG2S4パッチ以降、遂にペッカダンジョンそのものに入ることが出来るようになった。
  • 三層構造で見た目に違わずアンデッド系の敵が多く、怖い図書館で既に顔を見せていた者も含めていずれも超凶悪な強さを誇る。
    それらの後に待つボスは更にその上を行く化物っぷりで、正しい方法以外では傷一つ付けられない。
    実装されて以降、刺激を求めるプレイヤー達の阿鼻叫喚の場となっている名実ともにウルラの最難関ダンジョン。
  • 普通は通常のダンジョンと下級ダンジョンでは後者の方が難易度が高いわけだが、ここだけは通常の方が段違いに難易度が高い。
    • 敵の同時出現数が通常より下級の方が少ないためであり、人海戦術を用いると通常よりも攻略が早くなるケースも。
  • 登場するアンデッド達はモイトゥラ戦争で散った元人間という話だが・・・
    こりゃ魔族側がグ●●ギブ●ン完全体版を投入しても負けるわけだ。納得の超戦闘能力。
  • 実装当初は「4人以上のパーティーを組んでいる状態でなければ入れない」という仕様が存在した。
    どうしてそんな仕様があったかと言えば、一般ダンジョンながら出てくる敵の数がかなり多い、それらのスペックも非常に高い、ダンジョン自体も長いことなどが理由であろう。
    まさにパーティプレイを前提としたダンジョンであるといったところ。(現在この制限は撤廃されている)
  • 当時はその内部の恐ろしさを風の噂に聞いていても上記の人数制限などもあり、「いくらなんでもこんなとこに行け、なんてクエストはないだろう」と高をくくっているプレイヤーも多かった。しかし、配達されるクエストにこのダンジョンへの招待状が添えられている、という悪夢を経験する羽目になる。
    G3ネタばれ

    最初の悪夢は序盤でゆく羽目になる「壊れた女神像があるペッカダンジョン」。イベントも何もなく、普通にダンジョンクリアが要求された。そのせいで実装当初のG3はあまりにも難易度が高かった。
    進行者が熟練者を集めてさもイベント気分で突入して行ったが、その時の感想は「地獄を見た」「二度と行きたくない」「トラウマになる」などと口を揃える。
    ちなみにボスはルンダの魔王こと黒クマネズミ。地獄に仏とはまさにこのこと。
    その後、2006/07/06に難易度下降修正。
    今現在では入場するだけでクエストクリアとなっている。
    こうして、ペッカダンジョン行きの悪夢は終わった……かに見えた。

    G11ネタばれ

    ところが、悪夢は再来する。
    中盤のとあるクエストで特別なペッカダンジョンを攻略する羽目になる。通常と比べると大幅に難易度低下しているとは言え、出現するモンスターはやはりペッカの面々である。ソロでも挑戦は可能。運が良ければゴーストに出会わずクリア出来るが、出会ってしまったが最後。腹を括ろう。
    幸いソロ専用ではないので、不安なら相棒と一緒に攻略しよう。何も無理をする必要は無い。
    ボスも常識的な強さで、これにて再来した悪夢は再び去った……はずだった。

    G12ネタばれ

    ところが、2度あることは何とやら。悪夢は終わっていなかった。
    G11で自らを滅菌消毒して果てたと思われていた男がこともあろうにペッカダンジョンの奥深くに潜んでいたのである。
    G11同様、特別バージョンのペッカダンジョンに赴く羽目になるのだが、ソロ専用になっている代わりに出没する敵はG11の時よりも(累積にもよるが)弱く、またボスもおらず、その上こちらにはブリューナクがあるという、ある意味「マビノギ史上最も低難度なペッカダンジョン」となっている。
    こうしてひと先ず、悪夢は去った…はずだったが…。

    G16ネタばれ

    しかしながら、悪夢は四たび再来する。
    G9以来(ポウォール時代も含めるとG10以来)姿を見せていなかった光の騎士が自分の権力を確固たるものにするため、あるまいことかペッカの主であるマスターリッチと死の契約を結び、ペッカのモンスターに住民を生贄として捧げていたのだ。
    今回はペッカダンジョンそのものには潜入しないものの、ペッカのモンスターが戦闘に登場し、戦うことになる。最終バトルではなんとガストも登場する。幸いNPCが共闘してくれるが、NPCたちは平気でグールやガストの群れの中に突っ込んで行き、倒れることもしばしば。しかもNPCが死ぬとミッション失敗になってしまうため、こまめな回復が必要となる。
    こうして悪夢はひとまず去ったことになる。が、いつ5度目の再来が来るかわからず油断は出来ない。

  • だがそんなペッカもプレイヤー側のインフレに飲まれて相対的に弱体していき、
    戦術も確立された今となっては、熟練者にとってさほどの脅威ではなくなりつつある。
    特に錬金術実装以降高ランクライフドレインアイスマインゴーレム等によってなすすべなく蹂躙されることも多い。
    下級に至ってはソロでもゾンビアタックなしで比較的短時間にクリアするのが可能だと豪語するプレイヤーさえでてきた。
    そんな情勢の中、G12S1でペッカ中級ダンジョンが実装された。
    ウルラダンジョンにおける「中級」の名にふさわしく、通常や下級といった既存のペッカとは格の違う難易度で、再びその恐怖をプレイヤーの前に見せつけることとなった。
    ペッカ中級の地獄絵図

    全5階層で構成される地獄の一丁目。
    出現する敵全てが、下級を凌駕する常識外れたタフネスの持ち主。ミミックやコウモリも例外ではない(それでも癒し系だが)。
    硬さは下級とそれほど大差無く、パッシブディフェンス系がやや緩くなったモンスターも居る。
    が、それを補うかのように、尋常ではない生命力を有している。
    一番の脅威は出現時の物量。8体同時に出現することが多く、複数タゲを起こさないように立ち回るのが最重要。
    複数に認知されればまず助からない。事前に隅に集まったり、防護壁を設置、扉前にペット配置等の工夫が生死を分ける。
    さらに4層以降は、既存のペッカモンスターのスペックを遥かに上回るガスト系が出現する。さらなる戦術が必須となり、メンバーの連携無しでは突破はまず不可能。ドロップに魅力が満載だが、そう易々とは落としてはくれない。
    ボスに到っては超絶な高速認知速度ととんでもない索敵範囲、超広範囲攻撃スキル、取り巻き召喚と手に負えない。
    場合によってはゾンビオンラインで倒す以外方法が無くなるほどの鬼畜っぷり。
    クリアには相当な熟練者であっても数時間掛かる。1階層1時間は普通のレベル。時間に余裕がある時に挑戦するといい。
    …だったのも今は昔の話。現代ではガスト対処は相変わらず苦労する事もあるが、それ以外の層は攻撃手段さえあればそれなり程度のスペックで対処できるだろう。

  • そして時は流れ、ついに上級ダンジョンが実装。既存のダンジョンとは全く異なり4部屋で構成されるダンジョンである。
    出現する敵は従来のペッカに登場するモンスターは勿論のこと、メトスやロンガダンジョンのモンスターも多数出現。おまけにスペックは本家よりも大幅に強化されている。更にナイトメアヒューマノイドも出現し、チェンジナイトでこちらの戦略を狂わせてくる。
    最奥では棺桶の中でボスが待ち構えている。
    奈落の底よりも深い闇にプレイヤーは果たして太刀打ちできるのか……。
    • …とはいえ、全4部屋というペッカだけでなく他ダンジョンと比べても圧倒的に短い部屋数により、かなり周回しやすい構造と言える。勿論雑魚との闘いはペッカ中級よりも苦戦しがちなものの、難敵ガストとの闘いが必ず起こるわけではなく、一定以上の火力の持ち主であれば撃退はそう難しくない。
    • またデュークもそれほど難敵というわけでもない。ボス部屋が非常に広い為、ボス戦開始早々に部屋の隅に逃げてザコを露払いすれば、あとは釣って殴るだけ。即死スキルを持つ以外はそれほど手ごわい攻撃がある訳でなく、特に中級魔法を使ってこないのが優しいボスたる所以。さすがにキャラクター育成の土台が必要であるとはいえ、マスターリッチよりも単純な対処で倒す事が出来る。
    • そして報酬はショボイ。レアアイテムは勿論設定されているし、レアの報酬は豊富なのだが、レアが出ないととにかくショボイ。影ミッションで見かけるような報酬しか出ない事が多く、その影ミッションですらもう少しマシなものをくれる。これはレアリティの低いアイテムと高いアイテムばかりに偏っており、中層のアイテムが少なく、またその中層のアイテムに美味しいアイテムが少ない事も原因。この報酬構造がペッカ上を”周回しないとおいしくないダンジョン”たらしめており、なんというか、報酬や難易度の面においては”ペッカ感”はそれほどない。
    • ペッカ上級ダンジョンをクリアすると、まだ該当タイトルを持っていない場合は『献血マスターの証』を入手出来る。これを5つ入手してから使うことでタイトル『献血マスター』を獲得する事が出来る。性能は実装当時は破格のものであったが、現在ではG22クリアタイトル「テフドゥイン遠征隊」や夢幻ラビのクリア報酬「黒薔薇の主人」に後れをとる性能であるため、それほど躍起になって取る程の物でもない。特にG22は、現在ではある程度キャラクターを育てればクリアできる程度の難易度となっている。
    • 複数人で行くならわりと好き放題戦って程よい手ごたえを感じつつもサクっとクリア出来るし、ソロでいくにも道中の大量の敵を上手く捌ければボスもそれ程でもないという感じの難易度。釣りの苦手な人はボス戦に少し注意、くらいか。
  • 更なる時間の流れにより、ペッカ含む多くのウルラダンジョンにベテランモードが追加された。これは一般難易度のダンジョンの敵を何倍にも頑丈にして、火力もそれなりにさせた、といった感じの難易度。
    • モンスターの行動や性質そのものは通常難易度と殆ど変わらず、単にステータスのみ強化されている。当時の難易度を感じることが出来るか…と言われるとそうとも言えないところがあり、敵の火力は上がっているものの今はプレイヤーのスペック次第では10数発程度は耐える事が出来たりもするし、敵はタフになっていて硬いなぁ、と感じさせる部分は大きいものの単に硬いだけで、やりようはいくらでもあるので苦戦するといった感じではない。時間がかかるというだけ。
    • なんとボスのデミリッチはゴーストソードが不要にされてしまった。さすがにベテラン由来の頑丈さはあるものの、わりと好き放題されやすい。哀れ。
    • その後実装されたダンジョンガイドで、かの有名な冥帝のワイバーンを含む豪華な報酬が1週するだけで貰えるようになった為、ベテランダンジョン自体の報酬はそれほどでもないものの需要はある。さすがにベテランダンジョンに入れるようになったばかりのプレイヤーには無謀なダンジョンであるため、困っているプレイヤーを見たら助けてあげてもいいだろう。

♪BGM「亡者の寝殿」


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