ミスリル

Last-modified: 2024-01-11 (木) 09:08:08

ミスリル【みすりる】

マビノギにおける設定

  • 魔族にとっては有毒物質とされている、非常に貴重な金属。

マビノギにおける実情

  • 「非常に貴重」という謳い文句とは裏腹に、実際には条件さえ満たせば腐るほど採掘が可能である。
    • G2メインストリームをある程度進めたキャラクターは、バンホールにある専用のミスリル鉱山に入れるようになる。
      • かつては人間限定であったが、GENESISアップデートによってエルフ・ジャイアントのプレイヤーでも侵入可能になった。
      • G2ではパラディンの鎧入手の過程で上記ダンジョンに赴くのだが、その目的は採掘よりむしろ褒賞であるゲブネの図面の入手である。
        鉱石の方は一周で必要量をまかなうことも可能だが、哀しいかな図面は一つでは足りないのだ…。
    • イリア大陸の地下ではLロッドで発見し採掘できる。
    • 鉱物採取での採取率もそこそこ高め。ダイアモンドの方がよほど貴重かもしれない。
  • その一方、使い道は限られており需要も少ない。メインストリーム以外では極小数の装備品の作成と、スキル修練に使われる程度。
    それゆえに、プレイヤー間でも安価に扱われるなんとも不遇な希少金属(設定上)である。
    • ただ製錬の修練では腐るほど使う上に、大量に修練に失敗しないと進みづらくなる場所がかなり多い。
      扱いまでも適当である。
    • 金属変換では(当時)最も価値の高かった銀鉱(銀鉱の欠片)を金、そしてミスリルと価値を下げていく変換内容に「卑金属を貴金属に変える技術なのに…」と腑に落ちなかった錬金術師は少なくなかった。
      • せめて逆変換が可能だったら有用度も上がっただろうが…。
      • ホワイトゴーレムの結晶も、材料が銀ではなくミスリルだったら、もっと安価に運用されていたであろう。
    • あまりにも使い道がなく、「希少金属(笑)」「自ら使い道のないゴミを自称する生ごみのほうがいっそ潔い」「謎の鉱石の欠片に比べてお前ときたら」と散々な扱いを受け続けていたためか、鍛冶の新規高ランク装備などで要求されたり、メルウィンの王立天文学会支援で要求されることが増え、少なくとも希少なゴミと呼ばれることは少なくなってきている。
      とはいえさして需要が増えたでもなし、市井(しせい)の人々の認識が改まるでもなし。
  • 以前は金鉱(の欠片・インゴット)と同じ金色であったが、2009年4月30日のアップデートで鈍い銀色に変更されて見分けが付くようになった。
    • 但し、過去から所有し続けていたミスリルは金色のままで変更されていない。
      あくまでも変更後新規に入手したものだけが変わっているようである。

ファンタジー作品におけるミスリル

  • 貴重な金属の代表格として、数多くの様々な作品に登場する最もポピュラーな架空の金属。
    「銀の様に美しく、鋼をしのぐ強さ」を持つ白銀色の金属とされる。
    作品によっては白銀色でないこともある。
    • 語義は「灰色の輝き」。「指輪物語」などのファンタジーを著したJ・R・R・トールキンの造語(シンダリン語)である。
  • 多くのファンタジー作品で魔法の金属として扱われ、魔法に対する抵抗力が高かったり、魔力を帯びて特殊な力を持っていたり、様々なアプローチがなされている。
    • 作品によっては金属を身に着けることができないエルフが唯一精霊の力を遮らないとしてミスリルの装備ができたり、非常に軽い、逆に非常に重いなどの特徴を持つ。
  • 「ミスリル銀」「霊銀」といった呼称を持つが、これは上記のトールキンによる、「銀に似た特徴」からくる、正しくは誤訳である。しかし、銀と似て非なるもの、という意味では非常に秀逸な訳語と言えるだろう。
    • 現実で考えるとチタンが一番近いのではないだろうか。