レヴァナント&ペルシウス武器

Last-modified: 2023-09-02 (土) 03:05:10
  • 2019年8月21日に実装されたG23テンペスト2ndアップデートで実装された武器群。
    ディヴァイン武器にラインナップされなかったカテゴリが実装されている。
  • テフドゥインミッションのハード以上で入手できる素材と図面を使って作るシリーズ。レヴァナントシリーズはハード難易度の素材、ペルシウスシリーズはベリーハード難易度の素材を必要とする。
    現在ではナックル、シリンダー、ハンドルの3種が存在する。基本的にペルシウス武器がレヴァナント武器の上位互換。特に高額な仕上材にはレヴァナントシリーズは霧が宿った宝石、ペルシウスシリーズはクラーケンの心臓*1を要求される。
    ナックルは単体で機能するが、そのぶんレヴァナント版とペルシウス版とで性能に大きな差があり、上位のペルシウス版の需要は非常に高く、敷居はとても高い。
    一方、シリンダー、ハンドルはセット装備になっているため単体での性能差はそこまでではない。だが、真価を発揮するためには対応する装備を揃えなければならず、こちらはこちらで敷居が高い。

武器性能

  • 既存の武器に比べ圧倒的な強さを誇る。
    それぞれの武器に対応した才能スキルを強化する能力を持っており、単純なダメージアップだけでなく、スキルクールタイム減少やスキル性能の変化などが挙げられる。
  • どちらのシリーズも生産スキル+「特性:『裏面を見抜く目』」の使用中に生産を終了する必要があり、制作中に裏面を見抜く目の効果が切れると容赦なく全素材ロストというスリリングな制作を行う必要がある。
  • 現行の仕様ではスクリューアッパー、ゴールデンタイムからのフローズンブラスト、敵の中央で誘惑の罠など特定の用途以外ではあまり使われていないスキル群を全体的に底上げする目的で実装された。
    • 格闘術は回転の悪さや非のけぞり・多タゲといったシステム的な相性から防御ダウンのためのスクリューアッパー以外はほとんど出番がなく、せいぜいマスターリッチのときにサマーソールトにお声がかかる程度。だいたいの場面ではスクリューアッパー関連の細工だけした無改造・無エンチャントのナックルで事足りた。
    • 人形術は従来からの火力不足に加え、弱点である人形の耐久力が高難易度コンテンツでの火力に耐えきれなくなった点や、特殊な操作方法からギミック処理が非常に難しく、また格闘術同様に非のけぞり・非ダウンの敵に対して非常に相性が悪かった。
    • 錬金術は従前から火力不足に悩まされていたが、昨今はサンドバーストレインキャスティングフローズンブラスト無効の敵が増えてきており、また瞬発力が低いことから加速する戦闘スピードについていけなくなりつつあった。
  • いずれも本装備群の実装によってそれぞれ抱えていた問題点をそれなりに解決しつつ従前とは一線を画す戦闘が可能になるというわりと刺激的なプロパティを保有しており、メモリアルフラワー装備以降の「一段上のミレシアン」として手に入れたい装備のひとつとして耳目を集めている。

ナックル

  • レヴァナントスプリンターナックル・ペルシウストメンテッドナックルが該当する。
レヴァナントペルシウス
チェーンダメージ+25%(45%)+35%(65%)
ドロップキックスプラッシュ幅+10%+20%
パウンディングダメージ+60%+80%
クリティカル発生時のチェーンCT初期化率30%50%

CT=スキルクールタイム

  • 現状、他カテゴリの武器やスキル群に比べて火力不足に陥っていた格闘術の弱点を大きく補強する性能を持っている。
    特に倍率の高いコンボ2、コンボ3に影響力の高いチェーンダメージ倍率アップを恒常的に得られることで全体的な火力の向上を図りつつ、ダメージ以外のプロパティを持つコンボ2には直接触らずにだいたい出番がないコンボ3にフォーカスをあてている。
  • しかしパウンディングダメージはかなり大きめの割合になっているものの依然として無効の敵に対しては全く使い物にはならないし、元々倍率の高かったドロップキックはスプラッシュ幅アップでダメージ増加なしといまいち不遇感が拭えない。
  • クリティカルヒット発生時のチェーンクールタイムは初出の機能で、『装備中にスキルのカテゴリを問わずクリティカルが発生すればクールタイム(CT)がリセットされる』というもの。
    ナックルを装備してクリティカルが発生しさえすればアタックだろうがゴールドストライクだろうがCTのリセットが起きるので、これまでの格闘術の大きな足かせとなっていたクールタイムの重さが一気に解消する可能性を秘めている。
    • とはいえあくまでもクリティカルヒットが発生すればの話なので、いささか不安定気味である点は否めない。しかしながら他のスキルカテゴリにも対応している点を鑑みれば、十分に頼りがいのある性能ということができる。
      専門家によれば、エルグや精霊によってしっかりと強化してあればレヴァナントとペルシウスの差はそこまで大きくはならない(はず)との見解を示している。一方でこのCTリセットの機能だけは代わりが効かないためペルシウスの優位性を確たるものとしており、これが世の格闘家達がペルシウストメンテッドナックルを欲してやまない理由としている。
  • しかし強力なプロパティを付けすぎたせいで、格闘術そのものの強さは据え置き。
    この武器の存在が枷となり、おいそれと格闘術を強化することが出来なくなってしまっているようだ。
    • 格闘といえば己の身1つで解決するというイメージが強いが、マビノギの格闘は「武器の力がすべて」な才能の最たるものとなってしまった。

人形術

  • レヴァナントルナティックハンドルとペルシウスストラグルハンドルが該当する。
    落ちぶれたピエロミニチュアのみがセット装備に対応している。
レヴァナントペルシウス
操縦範囲増加+90+150
マリオネット自動復活40%60%

セット効果:マリオネット硬直抵抗確率、マリオネットクリティカルダメージ、人形術スキルクールタイム減少

  • 装備そのもののプロパティは地味ではあるが、改造によって武器としての性能が大きくアップする。特にハンドルそのものだけでなくマリオネットを用いたスキルも強化されるため、単純な殴り・ワイヤースキル以外の「○幕」系の火力を劇的に向上させる。
    • 一方、武器単体の特殊能力は特筆するところがなく、改造による強化が共通であることや、マリオネットの操作可能距離が増えてもマリオネットは元々足が遅く恩恵が小さいこと、自動蘇生もマリオネットが倒されたらもう1体を出せば済むということを考えれば、そこまでの効果は期待できない。
      そのため、ハンドルに限ってはレヴァナントで問題ないとするケースは少なくない。
  • しかし、セット効果が発動すると話は一転、マリオネット操作時の75%の確率で被弾時の硬直を無効化人形術全体のスキルクールタイムを5~4秒減少と大きな強化が起こり、強引にでもスキルを出し切れる当たりの強さや、重いクールタイムを50~25%程度軽減されることで回転の速さが得られることになる。
    特に一発が大きく回転の悪い人形術は倒しきれなかった時の立て直しが苦手だったが、硬直抵抗とスキルクールタイムの短縮により自衛力と切り返し力がアップしたことで攻守にわたって使い勝手が良くなった。
  • 対となるセット効果を持つ「落ちぶれたピエロミニチュア」は素材がレヴァナント系列にあたるため、実装から年単位が経過した現在では頑張れば手に入るレベルにはなっている。レヴァナント&ペルシウス武器のハンドルを使うのならぜひとも手に入れておきたい。

シリンダー

  • レヴァナントインサイトシリンダーとペルシウスティラヌスシリンダーが該当する。
レヴァナントペルシウス
チェーンシリンダーCT2秒3秒
4属性ダメージ(改造)+15+20

CT=スキルクールタイム

セット効果:錬金術強化、錬成術強化、英雄錬金術強化(ペルシウスのみ)

  • どちらも4属性錬金術に30%の効率ボーナスが得られ、デメリットが存在しない。
    錬金術の効率ボーナスはダメージアップのみながず、スキルごとに性能が強化される。例えばレインキャスティングの持続時間が増えたりなどの特殊なボーナスも得られる。
  • シリンダーとしての性能はケルティックテトラシリンダーの上位版で、錬金術の基礎ダメージがアップしている。そのため単純なダメージアップ、特に数値あたりの影響度が大きいフレイマーに恩恵がある。
    しかしながらレヴァナント&ペルシウス武器のシリンダー単体での特殊効果はチェーンシリンダーのクールタイム減少のみで、この能力もエルグ強化によって効果が小さくなり、究極的にはゼロになってしまう。
  • この装備の真価はどうしてもガードシリンダーとのセット効果が必須になる。
    錬金術強化によってフレイマー、ウォーターキャノンのダメージと射程アップ、フレイマーのダメージ発生周期減少、ヒートバスタースプラッシュ範囲アップ、スパーク持続時間アップと主力となる錬金術全体の強化と、錬成術強化によって(最近はすっかりなりを潜めてしまったが)ゴーレム錬成と防護壁が強化が得られる。
    • 数値それぞれは地味めではあるが錬金術のスキル計算式は特殊になっているため、実際はかなり強烈な強化になっている。特にフレイマーに関しては「単純なダメージアップ+攻撃発生周期の短縮+攻撃範囲アップによって時間あたりの総合ダメージは大きくなりうる。
  • なお、ガードシリンダーにもレヴァナント版とペルシウス版が存在するが、英雄錬金術強化の性能はゴールデンタイムとヒュドラ錬成のクールタイム10%減少とかなり微妙気味なので、主目的である錬金術強化に関してはレヴァナント版のガードシリンダーで十分な性能が得られるとして需要も供給も非常に低い。
  • ちなみに別シリーズであるナイトブリンガー武器の「ナイトブリンガーテクニシャン」は基本性能こそペルシウスティラヌスシリンダーと同等だが、専用の改造によってペルシウスティラヌスシリンダーよりさらに4属性錬金術ダメージ+25という圧倒的な性能を誇っている。

ガードシリンダー

  • 武器カテゴリではないが便宜上属するものとする。レヴァナントインサイトガードシリンダーとペルシウスティラヌスガードシリンダーが該当する。

セット効果:錬金術強化、錬成術強化、英雄錬金術強化(ペルシウスのみ)

  • シリンダーとのセット効果を発揮するためにはこちらが必須になる。防具としてのプロパティはペルシウスのほうがやや高いがどちらも小型盾なので誤差。錬金術関連の性能は同一。
  • 本装備だけの特徴として、錬金術結晶の保存機能が挙げられる。これは指定した属性の結晶を最大で4種類の結晶を1スロット上限1000個までガードシリンダー内に格納し、保存された結晶に属する錬金術の準備時間を40%も軽減する効果がある。
    保存された結晶の在庫がなくなれば効果は失われるが、アイテムを右クリックして「結晶管理」で補充できる。都度補充する手間はあるものの、もともと錬金術の結晶はそうそうなくなるものではないので時々チェックするだけでも困ることはない。
    なお、自動スタック機能では補充されない(必ず手動で補充しなければならない)点には注意。

*1 勿論、クラーケンの心臓は目覚めた深海の君主でしか出ない。ナックル最強の誉れも高いペルシウストメンテッドナックルの愛称が「タコナックル」なのはコレに由来する。字面だけ見てかわいい武器と誤解されていることがまれにある。