魔法士

Last-modified: 2019-12-26 (木) 00:24:07

魔法士【まほうし】

  1. 魔法の使い手であり、その知識に精通する者。
  2. 魔法スキルを主力とした育成を行っているプレイヤーキャラクター(PC)のこと。

NPCの魔法士

  • 魔法の使い手であり、その知識に精通する者。
    NPCではタルラークマウラスなどがそうであるが、時と場合によって「魔法師」「魔道士」「魔法使い」などと呼び方が一定しない。
    ちなみに、同じ魔法の使い手でもラサスチュアートは「魔法使い」と呼ぶので、あるいは「魔法士」とは「ドルイド」と同義なのかもしれない。

PCの魔法士

  • 魔法スキルを主力とした育成を行っているプレイヤーキャラクターのこと。
    特に他カテゴリのスキルを度外視し、魔法スキルにのみ偏重したプレイヤーのことを「純魔」と言う。
    才能タイトルは「魔法使い」となっているため、近頃は単に魔法使いと言った方が通りが良いかもしれない。
    • 正確には「魔法才能=魔法使い」「治癒才能=司祭」と分かれているのだが、かつての将来の希望ではまとめて「魔法使い」となっていたので、このイメージを引き継いでいるプレイヤーも多いだろう。
    • 因みに現在は隠し才能タイトルとして、魔法+治癒の「賢者」、魔法+治癒+調合の「ドルイド」というのもある。原典でつながるケルト文化では、ドルイドは祈祷師であり、医者でもある。そこからの由来であろう。
  • 一般的に育成が大変というイメージを持たれがちで、実際その道のりは険しく、下地として高いINTとマナが要求される。
    よって、魔法士を目指す者はINT上昇率の高い音楽関係のスキル、加えてマナポーション調達用としてポーション調合薬草学を高ランクで習得している事が多い。
    • まれに、「ほのぼのファンタジーライフ」という文言を真に受けて、楽器演奏と生活スキルに邁進してしまったミレシアンが、身を守るすべとして魔法士の道を選ぶこともある。この場合は順序が逆だが、本来必要になる下地ステータスがある程度出来上がっているため、下手な魔法士よりも火力が出ることも……。

装備など

  • 主にスタッフや各種属性ワンドを装備することが多い。
    なお、スタッフとワンドでは戦術も多少異なってくる。
    • 基本的にワンドを装備している場合は、その属性に対応したCCボルトないし中級魔法を主砲として、合体魔法ブレイズなどを副砲として運用する事になるだろう。
    • 一方でスタッフを装備している場合は属性チャージの関係からボルトの使い分けが出来ず、ヘイルストームは強力だが隙が大きいスキルであるため、細かい立ち回りは不得手。
      • G15S2からはワンドの持ち替えを行ってもマナは消滅しなくなったので、副武器が利用しやすくなり、戦術の幅が広がった。
    • いずれも中級を主力に据えた時点で要求されるようになるが、ワンドは店売り武器としてはかなり高額であり、スタッフに至ってはいわゆるレアアイテム。しかも改造費・修理費まで高いという三重苦。
      駆け出しの魔法士はとにかく資金調達に悩まされる事になるだろう。
  • The Dramaアップデートで実装された野蛮ワンドや隠遁者のスタッフの存在、ZEROアップデートにおける合体魔法及びブレイズの使用制限の緩和などもあり、また少し装備事情は変わってきている。
    • 特に隠遁者のスタッフの存在感は大きい。詳細は当該項目に譲るが、一言で言えばこれ一本でほぼ全てが賄える性能である。というかコイツが過去のスタッフ全てを喰ってしまった。いや誇張じゃなくてマジで。
    • 一方の野蛮ワンドはスタッフにない利点としてチェーンキャスティング改造が可能であり、また打撃属性を持つためブレイズを愛用する向きには重宝されている。
      また片手装備なので、ガードシリンダーを装備して錬金術と併用する事も可能。
      こちらもやはり過去のワンドの殆どを喰ってしまっている。
      • 幅広く対応できる隠遁に対し、野蛮は局所的な火力に特化した形となり、The Drama以前とではその立ち位置は逆転している。
    • マジッククラフトを通してしか入手出来ないため、自力で生産するか他のプレイヤーから購入する以外の入手法はない。そのため、価格や流通量が時勢による影響をもろに受けるのがポイント。
      また維持費が高めなのは相変わらずである。
  • 例外中の例外として「シリエン魔力ナックル」及び「マーリンのシリエン魔力ナックル」という選択肢もある。シリエン魔力ナックルは性能が通常のスタッフと同じため若干扱いにくいものの、マーリンのシリエン魔力ナックルは隠遁者のスタッフ同様魔法の使用制限がない。
    そのため格闘術と魔法の遠近を切り替え、あるいは融合した変幻自在の戦術を組むことが可能になっている。
    • 弱点はシリエン魔力ナックルそのものが非常に希少なことにある。ホットタイムイベント配布、ランダムボックス、限定英雄才能変更券に付属、と限られた経路しかなかった。実装直後よりはいくらか手に入る期待はできるものの、安定しているとは言いがたい。
    • また、前述の隠遁者のスタッフは20~30という最大耐久力を持っているものも珍しくないため、(ランニングコストは高いものの)一度完成してしまえば長く使えるという利点がある。対してシリエン魔力ナックルは最大耐久が17しかないため、エンチャントによる削れの危険性、格闘術と魔法の両方を使い続けることを考えれば、この程度の耐久は無いに等しい。
    • さらに、あくまでも「スタッフの機能を持ったナックル」でしかないため、改造時に耐久が削れるものを通る必要があるなど、ハイブリッド武器ならではの扱いの難しさがある。改造によって物理攻撃力も魔法攻撃力も伸ばせる点に関しては注目だが、ナックルとしてもちょっと微妙な立ち位置になってしまっている。
      …といっても、この魔力ナックルの特徴はその戦術の広がりにあるため、特化武器に劣る点は仕方のないところ。
  • 高いIntを活かしてデュアルガンをサブウェポンに選択する魔法士も少なくない。

長所と短所

  • 全体的に攻撃力は非常に高く、特に範囲攻撃スキルの豊富さ、またその広さは全カテゴリ中トップクラス。
  • 一方でマナの自然回復の遅さ、マナポーションの手に入りにくさ(店売りされていない)、ワンドの修理費などから維持費が馬鹿にならない。
    • 主力となる魔法も初級魔法は時間当たりのダメージ効率がやや悪く、中級魔法は消費が大きい上に詠唱時間が長くて使いづらいと、取り巻く環境はなかなかに厳しい。
    • 浪漫農場実装により、マナポーションの確保という意味ではだいぶ楽にはなったが、それでも尚他のスタイルに比べて戦闘に制限が多く、棘の道である事に変わりはない。
      • Renovationアップデートにより、マナポーション30までヒーラーが販売するようになった。そのためマナの確保は多少容易にはなったものの、魔法の燃費の悪さやポーション中毒を考えると、それを回復の中心にするのは危険。
  • 当然ながら対応する耐性を持つ相手には苦戦は必至である。場合によっては完全に無力となることも。
    そういった手合いは味方やペットに任せて自身は援護に徹するか、他のスキルにも手を出して自ら対応力を身に付けるか。自身の環境やスタイル、周囲の人間ともよく相談して決めよう。

遍歴

  • 中級魔法の実装以後、暫くは上記の長所・短所の双方が強く目立っていた(いわゆるハイリスク・ハイリターン)時期が続いた。
  • 陰りが見え始めたのはC4以降。ここから他カテゴリのスキルや新たな武器の充実、細工の実装などによって火力インフレが加速していく。
    この流れに取り残された魔法は、長所の一つだった「高い攻撃力」というアドバンテージを次第に失っていく。更に範囲攻撃の面でも優れたスキルが次々に登場し、こちらの長所までも奪われてしまう。
    こうして魔法は斜陽の時代を迎えたのだった。
  • やがてC4が一段落すると、システムやバランスの見直しが始まる。ここでようやく開発側も魔法(と錬金術)の冷遇を問題視し、強化を検討する運びとなった。
    そして予告通りに大幅強化。エリン各地の魔法士達は狂喜乱舞したという。編者も。詳細はZEROの項を参照のこと。
    • ちなみに錬金術は実装直後から既に不遇だったため、後輩であり先輩でもあるという複雑な関係である。詳細は当該項目を参照のこと。
  • 端折っているが細かい仕様変更や環境改善も幾度か挟まっており、そのために短所の幾つかは既に形骸化している。
    マナに関しては前述した浪漫農場のほか、メディテーションの強化や音楽バフスキルによってかなりの回復力が得られるようになったし、初級魔法・中級魔法の弱点もかなり改善されている。
    • これら一連のアップデートのさなか、いつしかリログやチャンネル変更の際に生命力負傷含む)、スタミナ、マナが約20%ほど回復するようになった。
      これによって、フィールドや街においてはノーコスト・ノーリスクでの回復が可能になり、自然回復やマナトンネルが頼られるケース(頼ろうとして失敗・待ちぼうけを食らうケース)も減ったようだ。
    • 従来はマナの扱いにおける不安定さが魔法の弱点でもあり、醍醐味だと言える側面もあったかもしれない。
      そのため、大分気軽に運用できるような現在を歓迎する一方で、往時のハイリスク・ハイリターンっぷりを懐かしむ古参魔法士もいるとかいないとか。
  • 計算式に関するよもやま話など、より詳細な内容については魔法攻撃力の項を参照されたし。

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