魔道書

Last-modified: 2023-05-16 (火) 04:38:36

魔道書【まどうしょ】

  • 左手に装備する。カテゴリは小型扱いの防具。勿論見た目は。エンチャント、細工、エレメンタル付与が可能。
    サイズはすべて2x2、マナにかかわる特殊効果を持ち、基本的にNPC修理ができないという共通点がある。
  • 初出はコレクションブック ボスモンスター3巻の報酬、マジックアシスタントブック。当時としては割りと破格気味だったマナ消費量10%軽減効果だった。
  • 後にイウェカラデカパララの名を関した魔道書が実装。それぞれイウェカがマナ消費軽減、ラデカがマナ最大値上昇、パララがマナ回復量アップに対応している。
    • 低級から最高級の品質があるものや、「イウェカとラデカの魔道書」や「イウェカ、ラデカ、そしてパララの魔道書」などハイブリッド性能のものもあり、やたら多数の種類が存在する。
      ランダムボックスやイベント報酬からかなり大量の魔道書が出現した時期があったため、人によっては大量に抱えていることも。
      なかには3種盛り細工ランク1という超高性能なものもあるのだが、後述する理由からあまり使ってもらえない悲しい現実がある。
  • ランダムボックスマジッククラフト制作では特殊モーションを持つものもあり、知性を感じさせるオシャレアイテムとして魔法士達からの注目を集めている。

魔道書の問題点

  • 前述のとおり魔道書は基本的にNPC修理不可であり、修理キットによる修理も対応していない。だが使い捨てというわけではなく、「魔道書修理用魔法の羽ペン」による修理が可能である。
    しかし魔道書修理用魔法の羽ペンはかつてはイベントでしか入手できない不安定かつ希少なものだった。現在では交易の限定交換品で入手できるものの安価というわけではない。
    • ディヴァイン魔道書に関してはNPC修理が可能となっている。制作難度が極めて高いので流石にそれ位は出来ないと価値が無くなる所だっただろう。
    • 魔道書がマジックアシスタントブックしか無かった時代は羽ペンが存在すらせず、完全に使い捨てだった。しかも耐久は5と低く、耐久増加ハンマーもない時代の話である。
      但しコレクションブックに収めるボス討伐の証が露店でよく売られていたため、入手難度はそれほどでもなかったと思われる。
  • 最大の問題点は魔道書修理用魔法の羽ペン修理の成功率が70%程度と言われており、100%修理実装前の時点でも成功率が低いとされていた。
    加えて修理は数ポイントランダムで一気に修理するため、修理保護ポーションを使っていてもポーションが剥がれたうえに耐久が削れて1ポイントも修理できていないなどはわりとザラであった*1
    そのうえNPC修理ではないので100%修理イベントの適応外と何もかもままならない。
  • そのため最大耐久の削れはどうやっても避けられず、どんなに頑張ってもいずれは装備品としての用をなさなくなるという宿命を背負っていることから、主な用途はもっぱら街着であり、実戦で用いられることは少なかった。稀に本気を出すときに取り出される位である。
  • さらに間の悪いことにスタッフが実装されてしまったことでますます魔道書を使ってもらえる機会が減ってしまった。魔道書の人気のなさは、ワンドとスタッフの関係性とも密接に関わっていたのである。
  • では魔道書は装備品としてはまったく見るべきものがないのかというと必ずしもそうではない。
    魔道書は細工によって魔法系の効果で「魔法攻撃力(レベル1あたり+4.0)がつく可能性があり、最大値が付けばかなり強力なプロパティとなるので需要がないわけでは決してない。
    だが本に付与される魔法系の効果はこれのみなので他の細工効果が付きやすい。狙った効果をピンポイントで最大値を狙うという、細工の底なし沼に踏み込むことはあまりおすすめできないのが現状である。
  • 立ち回りや精霊化によってあえてスタッフを使わない選択肢もあるため一概にはいえないが、逆に言えばそこまでやらないのであればさして重要な装備でもない、といえてしまうかもしれない。
  • 昨今のマビノギではマナ周りの仕様が大きく変化したことで燃費よりも火力を重視する風潮が強く、長期戦・持久戦に向く守りの性能とマッチしてないことも無関係ではない。
  • 例外中の例外として、期間限定ランダムボックスから入手できた「聖なるワシの仮面」は「イウェカ、ラデカ、そしてパララの魔道書」と同等の機能を持ちながら厳然たる「盾」であり、ラサスチュワート?などの魔法道具修理のNPCで修理が可能というオンリーワンの性能を持っている。
    こちらはどちらかというと「魔道書」というよりは「魔法関連の性能を持った」というのが正しい表現なのだろうか。
  • 大体G18~21まではファイアボルトが最強魔法どころか極めれば全スキル中最強火力を出せる帝王の座に君臨していたので魔道書を使うユーザーが多かった。
  • しかしG22アップデート後は高難易度の敵が魔法耐性ガチガチになって防御の影響を受けやすいボルト魔法は厳しい立場に追い込まれ、
    更にはG24の精霊改変でスタッフの性能が跳ね上がり、魔道書はワンドと共に再び凋落する運命を辿った。

*1 マビノギにおいてはファーガス90%?修理でさえ0%と同じと揶揄される程度のマビ率を考えれば、70%など「成功率」と称するのもおこがましいレベルにさえ感じられるというのは多くのミレシアンの共通認識であろう。