LPIC/101/デバイスとファイルシステム/ディスククォータ

Last-modified: 2007-01-15 (月) 22:23:37

クォータ

名称内容
ハードリミットそれ以上ファイルを書き込むことが出来なくなる
ソフトリミット容量制限の警告を発する
猶予期間がすぎたらそれ以上ファイルを書き込めなくなる
ユーザ毎のリミットユーザ毎に対して制限をかける
グループ毎のリミットグループに属するメンバー全体に対して制限をかける
猶予期間ソフトリミットをこえると猶予期間に入る。
猶予期間がすぎるとそれ以上書き込めなくなる。

設定方法

1./etc/fstabファイルのマウントオプションにusrquota,grpquotaを追加する

/dev/hda2 /home ext2 defaults,grpquota 1 2

2.リマウントする

mount -o remount /home

もしくは

umount /home ; mount /home

3.ユーザ毎のquota情報、グループ毎のquota情報が入るファイルを、
 マウントポイントのディレクトリのトップに配置する

touch /home/quota.user ; touch /home/quota.group
chmod 600 /home/quota.user /home/quota.group

(現在は、quota.user quota.group -> aquota.user aquota.group になっている)

4.quotacheckコマンドでデータベースを初期化する
quotacheck /home
==>quota.user, quota.groupのデータベースが初期化される

5.quotaonコマンドで有効にする

6.edquotaコマンドでユーザ/グループ毎の設定をする。

7.repquotaで確認する

quota 使用量とクォータ状況の表示

quota [-u] [オプション] [ユーザ名]
quota -g [オプション] グループ名

オプション説明
-uユーザクォータ(デフォルト)
-gグループクォータ
-v詳細表示

quotacheck データベースファイルに状況を記録する

quotacheck [オプション] { ファイルシステム名 | -a }

オプション説明
-a/etc/fstabに従いチェック
-u <ユーザ名>指定ユーザのみ
-g <グループ名>指定グループのみ

quotaon クォータ有効化

quotaon [オプション] { ファイルシステム名 | -a }

オプション説明
-a/etc/fstabに従い有効
-uユーザクォータを有効
-gグループクォータを有効
-v詳細表示

quotaoff クォータ無効化

quotaoff [オプション] { ファイルシステム名 | -a }

オプション説明
-a/etc/fstab
-u
-g

edquota viエディタでファイルを設定する

edquota [-p user] [オプション] ユーザ名
edquota -t

オプション説明
-uユーザ(デフォルト)
-gグループ
-pクォータ設定をコピー
-t猶予期間の設定

repquota (report quota)

repquota [オプション] { ファイルシステム名 | -a }

オプション説明
-a
-u(デフォルト)
-g
出力される項目内容
(Block|Inode) grace猶予期間
used使用容量
softソフトリミット
hardハードリミット
Block limitsブロック数でのリミット
File limitsファイル数でのリミット