ランレベルがNに変更されると、
- rc.d/rcN.d/K**....
- rc.d/rcN.d/S**....
スクリプトがそれぞれ実行される。
例えば、
ランレベルが3に変更になるときは
- rc.d/rc3.d/K**...
- rc.d/rc3.d/S**...
が実行される
また、
- K**...は、数字の小さいscript=>大きいscriptの順に実行
- S**...は、数字の小さいscript=>大きいscriptの順に実行
される
init処理
initプログラムは以下の順番で実行される。
/etc/rc.d/rc.sysinitを実行。これは環境パスの設定、スワッピングの開始、ファイルシステムのチェック等を実行。
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/etc/inittabの実行。inittabで指定されたランレベルで実行します。
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/etc/rc.d/rc?.d/(?はランレベル)の直下にあるスクリプトの実行。
/etc/rc.d/init.d/functionをセットしすべてのバックグラウンドプロセスを実行します。
たとえばランレベル5であれば/etc/rc.d/rc5.d/にあるスクリプトを実行します。
スクリプトはSもしくはKから始まるようになっています。
Kで始まるものは引数にstopを与えて実行され、Sで始まるものは引数startが与えられ実行されます。
なおS、Kの後ろに2桁の数字が付いており数字の小さいものから実行されます。
同じ数字がある場合はアルファベット順です。
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/etc/rc.d/rc.localの実行
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/etc/inittabスクリプトはランレベルに割り当てられた各仮想コンソール用に/sbin/mingettyをフォークする。
ランレベル5では/etc/inittabが/etc/X11/prefdmを実行します。
prefdmは好きなXwindowManagerをを実行します。
/etc/sysconfig/desktopの内容に応じてgdm,kdm,xdmのどれかです。
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ログイン画面を表示してboot終了。