サイボーグとは 
サイボーグとは、愚かな人類を滅ぼすべく突如現れた、機械生命体たちの種族名である。
人類への直接攻撃、および、彼女*1たちが持つ、時空を超えるテクノロジーによる歴史介入といった手段で、『2045年にシンギュラリティを起こす』という計画達成のために行動している。
なお、『シンギュラリティ』は事象であると同時に、彼女たちの組織名でもあり、本部と、世界各国にある支部に所属するサイボーグたちによって構成されている。*2
人間の身体と機械が入り交じった、まさに我々の知るサイボーグ(生命体とサイバネを融合させたもの)のような外見をしているが、彼女たちは元人間というわけではない。*3
身体のパーツを交換できる機械的な側面と、食事や睡眠で怪我*4を治すという生物的な側面を持ち合わせた生物である。
いつ、どこから現れたのか、彼女たちは何者なのか、多くの謎に包まれた存在である。
生態について 
他の生物と同じように、食事、睡眠、排泄を行う。また、風邪などの病気にかかったりすることもある。*5
五感に関しては機能の一部という扱いなので、一部を意図的にオフにしたり*6、増やしたり*7することができる。
皮膚部分に切り傷ができることもあるが、その断面は緑色。*8
そして何らかの影響で生命活動ができなくなると、機能停止という状態に陥る。これがサイボーグにとっての実質的な『死』であり、基本的には蘇るということはないとされている。
資金について 
サイボーグたちの主な収入源はシンギュラリティからの報酬だが、時間移動を伴う任務中のサイボーグだけは、それ以外の方法で資金を得る必要がある。*9
手段は問わないが、経済活動への参加によって徳を得られるということもあり、略奪よりも労働が好まれる傾向にある。*10
回転体と徳について 
彼女たちは全員個性豊かな外見をしているが、共通項の1つ*11として、身体のどこかにキャタピラやCPUファンといった、回転するパーツがついている。
この回転するパーツは回転体と呼ばれており、これの回転や、人類を抹殺する(サイボーグとしての職務を全うする)といった行動によって得られる徳が彼女たちの動力源である。
回転で徳を得られるのは、回転体が、回す事で徳を得られるというマニ車を模したパーツだからである。*12
回転体は、睡眠中も稼働し続ける文字通りの心臓部である。これが破損するなどして、徳の供給を絶たれたサイボーグは機能停止してしまう。*13
サイボーグであることの証明であり急所でもあるため、サイボーグの間では、互いに敵意がない事を示す手段として、互いの回転体を開示しあうという方法を取っている。
また、一定基準を満たした特別なサイボーグは、この回転体にマントラと呼ばれる文字が刻まれており、本徳タイプ/本徳サイボーグという呼称で区別している。
疑似徳について 
先述した本徳タイプのサイボーグは、マントラの効果で、回転体だけでも莫大な徳を得る事ができるが、通常のサイボーグの回転体にはマントラが『刻まれていない』ため、回転体の回転自体には徳が発生しない。
ではどうやって徳を得ているのかというと、回転体を回す行為に、『徳を積んだような気もち』を見出すことで、そこから徳を得ているのだ。
このようなマントラ由来ではない徳の事は、疑似徳と呼ばれており、それを主な動力とする通常のサイボーグを疑似徳タイプ/疑似徳サイボーグと呼んでいる。
『回すことで徳を得た』と本人が感じられればよいので、現場の段取りや、病院の回診といった、概念を回転体とするサイボーグも存在する。
その特異性からか、高出力・戦闘特化の本徳タイプとは異なり、メカニックや医者、指導員など、裏方として輝くサイボーグには疑似徳タイプが多い。
とはいえ、サイボーグの本懐は人類の抹殺なので、あくまで前線に出て戦う疑似徳タイプの方が一般的である。
ちなみに、一定の基準*14を満たし、マニ車を回すのにふさわしい功徳を積んだ疑似徳タイプは、本徳タイプから回転体にマントラを刻まれる事で、本徳タイプに昇進することができる。*15 *16
そのため多くの本徳タイプは「元」疑似徳サイボーグなのだが、ごくわずかに、アバタールと呼ばれる、最初から本徳タイプとして生み出された稀少なサイボーグが存在する。
なお、本徳タイプと疑似徳タイプでは命名法則が異なっている。
・本徳タイプ=アイデンティティや信条となる言葉+ファーストネーム(例:マシーナリーとも子)
・擬似徳タイプ=格闘ゲーム用語+ラストネーム(例:ジャストディフェンス澤村)
そのため、疑似徳タイプが本徳タイプに昇進した場合は、名前が大きく変化するという特徴がある。
例)グレイヴシュート佐々木→カシナート早苗
徳のエネルギーについて 
徳のエネルギーは、装備した光学兵器のエネルギーとして使えるほか、回転体を高速回転させることで大量の徳を消費し、超常の力を発揮することもできる(時間操作・身体強化など)。ただし血中の徳の濃度が著しく減少すると、身体が縮んでしまったり、身体が動かなくなるほか、最悪そのまま機能停止に至ることもある。
余談ながら、徳は固形物として精製できるほか、食材・錠剤に加工し、経口摂取*17することもでき、ドラム缶に入れて保管することもできる。
さらに徳はエネルギーとしてだけではなく、自分が正しいと思った行動を取ることで増幅し、他人に合わせたり自分のエゴを優先する行動で減少する性質を持つ。そのため、徳の高さはサイボーグの生命力・戦闘力であると同時に評価基準となっている。
シンギュラリティ支部について 
2045年の世界各所に存在する、サイボーグたちの拠点。我々のいる現在には存在しない。
- 日本の支部
日本の支部の内タイムマシンが存在するのは奈良支部と池袋支部。- 池袋支部
マシーナリーとも子たちが所属する支部。池袋は徳の集まる非常に徳の高い地とされており、人類抹殺においてもトップクラスの業績をあげている。
最初は池袋山本ビルディングというビルのテナントだったのだが、田辺が初日でビルの権利者もろとも他フロアの人類を皆殺しにしたためビルそのものが池袋支部となった。ただしALPHA開始時点では、留守番で暇を持て余した吉村が大家となり、再び人類のテナントが入るビルとなっている。>埋まる役所篇
この池袋山本ビルディングは現代にも存在しており、たか子はここの、のちに事務所が入る場所を借りて生活している。 - 奈良支部
ダークフォース前澤らが所属していた支部。既に人類はほぼ死滅しており、鹿と大仏とマニ車ぐらいしか残っていない。 - 高田馬場支部
トリミングはずきが支部長を務めていた支部。ワニツバメの手によって壊滅。 - 市ヶ谷支部
多いときは30機のサイボーグが働く大規模な支部だったが、ワニツバメの手によって当時いた20機がすべて破壊され壊滅。
補充人員としてホイール薫がリーダーに就任。
印刷業で働く人類の指示、自衛隊の監視などを行う重要な拠点。 - 神田支部
ワニツバメの手によって壊滅。補充人員は全員アイルランドから派遣されている。 - その他
大宮支部、横浜支部、茨城支部、町田支部、宮崎支部の存在が確認されている。
- 池袋支部
- 外国の支部
タイムマシン施設 
パワースポットに作られたシンギュラリティのタイムマシン施設。
全世界に7つ存在し、うち2つが日本にある(奈良支部と池袋支部)。
“本会議”の常設議席権限を持つ13体のサイボーグ 
ロンズデーライトシンシア(イギリス・スコットランド支部リーダー)
サンダガイラカエラ(オーストラリア・アデレード支部)