1.基礎情報
馬名:ワンダ
性別:牝
父:リトルコーポラル
母:スノードロップ?【資料3】
毛色:芦毛
生年:1868年(明治元年)
死年:1884年(明治14年)
産地:アメリカ
2.解説
・明治10年に輸入された農用種牝馬。
・血統表においては母名が「シャーロットコールデイ」となっているがこれは「スノードロップ」の誤りなのではないかと思われる。
・輸入後は取香種畜場(下総御料牧場)で繋養され、同地で明治14年に死亡した。
・確認できる産駒は2頭のみ。産駒の第二サムクライドは種牡馬として秋田で活躍し「第二サムクライドの碑」なる頌徳碑が同地に建てられたと言われている。
・産駒数は少数にとどまったが、賞賛される産駒を輩出し面目躍如といったところか。
3.遍歴
・1868(M1):米国で生まれる。【資料2】
・1877(M10):日本に輸入され、取香種畜場で繁殖に供された。【資料1】
・1879(M12):「第二ワンダ(牝)」を出産。(父サムクライド)
・1880(M13):「第二サムクライド(牡)」を出産。(父サムクライド)
・1881(M14):死亡した。【資料1】
4.資料
【資料1】輸入種牛馬系統取調書
・https://dl.ndl.go.jp/pid/842117/1/11
大蔵内務農商務三省において購入の分
種類:農用
性別:牝
毛色:芦毛
産地:米国
名称:ウワンダ
購入価格:700ドル
輸入年:明治10年
繋養地:下総種畜場畜養同14年死亡
【資料2】輸入種牛馬系統取調書
・https://dl.ndl.go.jp/pid/842117/1/85
牝第六号
牝ウワンダ族譜
父:リットル コルポラル(Little Corporal)
母:インポルテッド チヤーロット コールデエイ(IMP.Charlotte Corday)
備考
1877年米国ケンタッケー州
Fayyatte county Reynoldsより購買
価米金700ドル
1868年則ち明治元年産
【資料3】Percheron International(フランス語)
・https://percheron-international.blogspot.com/2018/12/pauvre-irene.html
Quant à Wanda elle était issue de Little Caporal 274, fils de Duke of Normandy 172, cheval importé et de Snowdrop 607 importée en 1853.
(機械翻訳:ワンダに関しては、彼女は輸入馬であるノルマンディー公爵 172 の息子であるリトルカポラル274 と1853年に輸入されたスノードロップ607の出身でした。)