主要スキル考察

Last-modified: 2018-01-02 (火) 14:17:01

チャアクでよく用いられるスキルとその説明。

攻撃系

攻撃力UP系

攻撃力UP、南風の狩人、北風の狩人、フルチャージ、死中に活、逆恨みなど
武器自体の火力アップ効果。
また、榴弾ビンの場合はビンダメージの火力アップ効果。
フルチャージは体力が完全でないと効果が出ないので基本的に剣士ではお勧めされない。
なお、同エリア内の大型モンスターが怒ると火力が上がる「挑戦者(+2)」は今作では倍率+20、会心率+15%。
攻撃力UPは武器と榴弾ビン両方に作用するが会心率はビンダメージには影響がない。
怒り時限定、かつ攻撃力UP【大】よりスキルコストが大きいため進んで発動させるものではない。

見切り

会心率を上昇させる。
榴弾・強属性ともビンのダメージは上がらないためチャアクで発動させることは少ないが、
今作では比較的追加しやすいので期待値の底上げに使える。

匠(斬れ味レベル+1、+2)

近接武器は斬れ味ゲージの色により物理火力に補正を受ける。
ざっくり説明すると、斬れ味の色が一段階上がるごとに物理火力に約1.1倍の大きな補正を受ける
(属性にも補正が掛かるが物理ほど大きくない為、強属性ビンの場合は優先度は低い)。
斬れ味レベル+2まで発動させないと効果の薄い武器もあり、また過去作よりも発動はかなり難しくなったが
依然として強力なスキルである。
注意点として、補正が掛かるのは武器によるダメージであり、榴弾/強属性ともビンの爆発ダメージには影響しない点。
また、元から斬れ味ゲージが最大まで伸びている武器で発動させるのは全くの無駄である。
匠1で出る斬れ味が全て一段階上のものであり、かつ匠2で二段階上がらない場合、可能ならば匠2よりも匠と業物を併用したい。

業物

近接武器は攻撃を当てるごとに斬れ味を消費していく。
当スキルは斬れ味の消費をおよそ半分に抑えるスキルである。
チャアクは手数が多く、特に各種属性解放で大きく消費し、また研磨のための納刀に手間が掛かる。
主に使う斬れ味色がよほど長くなければ発動させることが火力維持に繋がる。
また、チャアクで選択されやすい狩技・臨戦とは匠より業物の相性が良い。
これはどちらのスキルでも斬れ味回復量が10と変わらないためである。
例えば斬れ味が一段階落ちてすぐ臨戦を使うと再度落ちるまでに
匠では臨戦の回復分しかないが、業物は回復分の2倍あることになる。
なお、匠とは装飾品のスキルポイントが互いに打ち消し合う設定になっているため、
同時発動させるには攻略がかなり進んだ時期か、高性能な護石を手に入れる必要がある。
今作のチャアクは斬れ味に優れたものが少ないため、斬れ味補正の少ない属性特化や
斬れ味緑長運用の鈍器使いスキルでもなければ発動させておくことに越したことはない。
二つ名スキルでは矛砕の魂に内包される。

剛刃研磨

砥石使用後、1分間斬れ味が低下しなくなる*1
最高斬れ味が非常に短い(10や20)武器に使用することで、最大攻撃力を持続させやすくなる。
しかし納刀が遅いチャアクでは使えるタイミングが限定されるため、最大限活かすにはPTでの拘束や相応の腕が必要。
お守りの最大値が低く装飾品のSP効率も良くないので、進んで発動させることはかなり難しい。
また、研磨術の装飾品である剛刃珠には研ぎ師にマイナスのSPがついており、ディノSや燼滅刃以外では
剛刃研磨+砥石高速化(燼滅刃の魂には砥石高速化が内包される)を両立させにくい。
防具の関係で同時発動しやすい匠のおまけとして、付いたらラッキー程度の優先度でよいだろう。

鈍器使い

斬れ味ゲージが緑以下の時に攻撃力が上がる。
白や青では効果がなく、斬れ味が緑から落ちる程倍率が上がるという匠とは真逆ともいえるスキル。
ただし斬り方補正の影響があるため現実的には緑以外では使いにくい。
斬れ味補正の方が期待値上昇効果は高いため、元から斬れ味が緑であったり、
青が短く匠を発動させても出る白が短い高倍率の武器によく使われる。
榴弾ビンは総合的な物理火力ではなく倍率(表示攻撃力)で火力計算されるため属性解放メインとは相性は良い。
匠や業物よりもスキルコストが軽く、目に見えて攻撃力が上がるため気軽に用いられやすいが、
基本的に火力は下がることに加え、斬れ味が悪いと弾かれやすくなること、
スキル効果を生かすために隙の大きい属性解放の機会を増やす必要があり上級者向けのスキルである。
いくら榴弾ビンの爆発が肉質無視とはいえ、斬撃が弾かれていてはダメージが期待できない。
主要攻撃部位の肉質把握も求められる。
参考までに斬れ味緑では斬撃肉質23以下の部位で弾かれエフェクトが発生する。
物理によるダメージが通りやすい目安である45より低く、弾かれない24以上の程度の範囲の肉質(所謂のっぺり肉質)には、
肉質無視ダメージが最も効果を発揮するので、各種属性解放が当てやすければ検討するとよい。
なお、弾かれるからといって心眼と同時に発動させるなら、匠で斬れ味を良くし弾かれなくするべきである。
その特性から後述の砲術スキルとはセットと考えてよいだろう。

心眼

モンスターの固い部位に攻撃が当たっても弾かれなくするスキル。
弾かれモーションが出なくても(通常ヒットと音が違う)与えるダメージは変わらない。
裏を返すとあくまで弾かれなくなるだけで、硬い部位に当てた時の斬れ味の消費は大きいままである。
正しくは火力スキルではなく事故防止の生存スキルと言える。
部位破壊目的でなければ弾かれない部位を攻撃するのは基本。
チャアクの場合、ダメージソースとなる各種属性解放斬りと盾突きに弾かれ無効効果がある為、
有用な場面はそれほど多くない。
斬れ味補正を考慮する際、属性の補正は物理に比べ大きくないため、属性メイン運用(主に強属性ビン)の場合は
斬れ味を度外視することがある。
悪斬れ味により弾かれやすくなっても普段と変わらない手数を出すために
匠や業物より発動が簡単なこのスキルを用いることがある。

破壊王

モンスターの部位破壊をしやすくするスキル。
具体的には怯み値を1.3倍+1にし、モンスターを怯ませやすくなる。
ただし、効果があるのは破壊前の部位への攻撃だけであり、破壊完了後は全くの死にスキルとなる。
部位破壊報酬を得るために使われることが多いが、
早期に部位破壊をすることで肉質に変化をもたらしたり*2
攻撃範囲を小さくしたりリスクを削減する*3目的の他、
テオやクシャの頭への攻撃でダウンを取りやすくするという特殊な運用法もある*4
スキル発動のコストが大きい割にダメージは全く増えないため、スキル候補としては心眼より更に微妙な立場にある。

弱点特効

モンスターの弱点部位(肉質45以上)に攻撃を当てた時に会心率を+50%する効果。
同じ期待値同士でも倍率に優れ会心率が低い武器につけると効果が高い。
斧や剣の武器でのダメージのみに効果がありビンダメージには効果がない。
弱点部位の把握と実際に当てられるプレイヤースキルが求められる。
柔らかい部位に当てる前提のスキルであるため、硬い部位に当てる前提の心眼との同時発動は矛盾している。

砲術師

榴弾ビンのチャアクに作用(強属性ビンには効果が無い)。
榴弾ビンのダメージを1.3倍補正する。
5スロスキルでありながら効果が良く採用しやすい。
各種属性解放攻撃のチャンスを多く作れると効果が高くなる。
砲術王に上げても補正倍率は僅かしか上がらない(1.35倍)ので、
基本的には砲術師まで付ければよい。
参考にキッチンスキル「ネコの砲撃術」は1.15倍の補正効果があり、
発動の余裕がないときの補助となる。
スキル砲術と併用させた場合は上限1.4倍となる。

○属性攻撃強化、属性攻撃強化+

主に強属性ビンのチャアクに使用。
火力の大半を属性に依存するのでまずは○属性攻撃強化+2が基本となる。
モンスターの弱点属性と属性の通る部位の把握、実際に攻撃を当てられるプレイヤースキルが必要となる。
肉質無視の榴弾ビンと逆に、属性弱点部位に当てられれば大きなダメージが期待できる。
計算式は○属性+1は1.05倍した後に+40、+2は1.1倍した後に+60、属強は1.1倍であるが
重複させた場合は1.2倍+60が上限となる。
なお、属性値は10分の1表示される。

会心撃【属性】

主に強属性ビンのチャアクに使用。
クリティカルが出た際に物理だけでなく属性攻撃力も1.25倍に補正する。
少ない隙に挟み込める盾突きにおいては効果が大きいが、ビンダメージには影響しないのでイメージとしてはやはり属性期待値の底上げに近く、
せいぜい桐花一式に付いて来るくらいで自ずから発動させる必要性はないと言っていい。

超会心

クリティカルが出た際の物理補正を1.25倍から1.4倍に引き上げる。
会心率が40%あって1.05倍、80%で1.1倍、100%まで積んでも1.12倍のスキル効果でしかないので、大体弱点特効と共につけて会心率を引き上げた上で使うことになる。
スキルポイントが付く防具が限られ、またXでの装飾品は1スロットで1ポイントのものしかなくコストは高い。

装填数UP

剣モードでチャージする際のビンの本数を増やすスキル。
具体的には黄色剣撃で通常3本のところ5本、赤色剣撃で通常5本のところ10本(オーバーリミット発動時)
一気に溜めることができる。
剣モードでの手間を減らせ斧モードでのビン消費を出し惜しみなく行えるようになる、紛れもない火力スキルである。
但しスキルポイントは装飾品と護石を除くとガンナー向け防具とピアスにしかつかない為、防御力がやや下がる点に注意。
最短で頭防具のみで発動できる手軽さとスキル効果からどのスタイルとも相性が良いが、
特にチャージ効率の高い溜め二連斬りがオミットされているエリアルスタイルや、
オーバーリミットとエネルギーブレイドを同時運用する戦法と相性がよい。

  • 臨戦で狩技枠を取られやすいので実質的にストライカーか。

飛燕

ジャンプ攻撃の攻撃力と乗り蓄積値を1.1倍に強化。
剣モードでのビン溜めも高出力もジャンプ攻撃がメインとなるエリアルスタイルには必須と言えるスキルである。

連撃の心得

攻撃を一回当てると会心率+25%される。
会心率が上がっている間に4回攻撃を当てると更に+5%される。
会心率上昇の持続、及びカウント時間は最後に攻撃を当ててから5秒間。
エリアルでの踏みつけ跳躍やビンの爆発もヒット数に数えることができる。
ただしチャアクは手数は多い武器だが、見切りの項での説明通りビンダメージには会心率が影響しない。
エリアルスタイルで発動の余地があれば検討する程度だろう。

明鏡止水

狩技ゲージの蓄積量が1.15倍に上昇する。
絶対回避2種との相性がいいチャアクでは回転率の高いそれらを使用する限りは基本的に不要だが、
必要値が特大であるオーバーリミットを使う、エネルギーブレイドを多用したいのであれば活かせない事もない。
XXではブレイヴゲージとレンキンゲージの蓄積量も上昇するため利用価値が上がった。特にレンキンスタイルはレンキンゲージと狩技の回転を早められるため相性がいい。ただしSP延長の方に無心のマイナスがついているため注意。

生存系

回避性能+

回避コロリン、剣モードでのステップの無敵時間を増やす。
注意点はブシドースタイルでのジャスト回避の無敵時間は増えないこと。
ブシドーに回避性能を付けても効果があるのはジャスト回避のない剣モードのみであり効果は薄い。
回避を繰り返すと泡まみれ状態になる「泡沫の舞」は回避性能+1、体術+1の効果*5
回避行動で斬れ味が回復するレギオス武器とは相性が良い。

ガード性能+

剣モードでのガード性能を向上。
削りダメージやのけぞりを軽減するため、突進の多いモンスターと特に相性が良い。
ダメージ判定を伴う咆哮を頻繁に行うモンスターなどにも。
のけぞりが一定以下ならばガードポーズをキャンセルしてすぐさま攻撃に移れる。
ストライカーでの突進斬りを含む各種ガードポイントにも適用される。
性能+1でも攻撃チャンスが増えるためGPが得意なプレイヤーに好まれる。
ブシドーでも溜め二連斬りGPや通常ガードに効果は適用されるが、
ジャストガード成功時にのけぞりやスタミナ消費・斬れ味消費をなくせるため敢えて発動させる場面は少ないだろう。

ガード強化

通常ではガードできない一部の攻撃を防げるようになる。
ウラガンキンのガス噴射やガノトトスのブレスなどが該当する。
生存系のスキルだが、チャージアックスにおいてはガードポイントでの攻撃チャンスを増やす攻撃系スキルとなる。

回避距離UP

回避行動の移動距離が1.5倍になる。
攻撃後、モンスターの攻撃範囲から素早く離脱しやすくなる。
納刀動作、抜刀時の移動速度とも遅いチャアク(特に斧モード)ではモンスのダウン時に素早く接近するなど
攻撃面でのメリットにもなる。
踏みつけ跳躍をしやすくなるエリアルスタイルや、回避性能同様レギオス武器と相性が良い。

耳栓

モンスターの咆哮による怯みを無効化する。
GPのあるチャアクではそこまで重要なスキルではない。
ただしスキル発動の余裕があった4G時代と逆に、
発動の余裕は減ったがGP派生がなくなり
高出力が直接撃てなくなったため付ける価値は上がった。
咆哮の頻度が多く予備モーションが短いテオやクシャル、ガルルガなどがお勧め。
咆哮が大以上なのはイビルジョー、ガララアジャラ、ゴア・マガラ、ザボアザギル、ティガレックス、ドボルベルク、フルフル、リオレイア希少種、リオレウス希少種。
古龍クラスではアカムトルム、アルバトリオン、ウカムルバス、オストガロア、シャガルマガラ。
二つ名では荒鉤爪、黒炎王、紫毒姫、燼滅刃。
特殊なところではラージャンも乗りアクション中、乗っているハンターに対してのみ咆哮【大】となる。

納刀術

納刀の速度を速める。
被弾後、アイテム使用時を迅速にすることで安全性を高めるのが基本。
モンスターのダウン時に素早く接近したり、突進などを多用するモンスターとも相性が良いが、
無敵移動による安全圏への脱出も兼ねる絶対回避で代用できたり、
発動スキルの制限があるXでは進んでつけるものでもないだろう。
一方、XXではブレイヴスタイルの納刀キャンセル攻撃を発動するまでの時間を短縮でき結果として非ブレイヴ状態の時間を減らせるため有力スキルとなった。

キノコ大好き

通常は食用できない各種キノコを使用アイテムとして食することができるようになる5スロスキル。
調合素材を持たずに済むことによる回復等アイテム所持数の増加に加え、
調合の書携行を減らすことによるアイテムポーチの圧縮など費用対効果はかなり高い。
マンドラゴラの効果によって調合なしで実質秘薬が10個多く持てる効果が期待できる。

その他備考

防御力UPなどもあるが、ダメージ計算式の仕様上防御力が高くなるほど軽減効果が薄くなる。
従って防御力の低い序盤ならともかく、終盤以降では他のスキルを優先した方がよいだろう。

コメント

  • クロスの徹甲榴弾とチャアクは、砲術スキルとネコの砲撃術は重複しないのではないでしょうか?--2016-10-26(水)16:49:27
  • ↑MHXで変更があったとは一般に認知されていないです。該当の検証がされたサイト等ソースを提示ください。徹甲榴弾についてはwikiの範囲外なので不要かと。--2016-10-27(木)17:16:42
  • 修正フォロートンクス--2016-12-20(火)01:29:54

*1 アイテム使用強化スキル発動時は1分30秒に延長
*2 特定部位を壊して軟化させる。金銀火竜の他、ガンキン、ドボル、アグナ、アカム等
*3 紫毒姫(LV6以降)、隻眼の尻尾を破壊して劇毒を猛毒に下げる
*4 テオやクシャは体力が一定以下にならないと頭の部位破壊が達成されないので、それまでダウンが取りやすくなる。加えて前者は怒り解除効果もある。
*5 咆哮,風圧,仲間・モンスターの攻撃で解除される