ヘルプ日本語訳/The INI Object/Description

Last-modified: 2011-01-05 (水) 16:17:05

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説明

INIオブジェクトは単純なテキストベースのファイルで数値や文字列を保持できます。INIオブジェクトは、情報を保存する単純な方法を提供します。INIオブジェクトはアプリケーション実行中に表示されませんが、 Multimedia Fusion 2 Developer製アプリケーションにとって重要です。Multimedia Fusion 2 Developer は同時に多くの.INIファイルを扱うことができ、それぞれに個別の名前をつけることができます。これによりINIオブジェクトをファイリングシステムとしてアプリケーション内で使用することもできます。例として、プレイヤーの状態やスコアをINIファイルに保存したり、スクリーンセーバーの設定をINIファイルに保持したりできます。

 

数値や文字列を保存する機能に付け加えて、INIオブジェクトはオブジェクトの位置を保存したり読み込んだりできます。したがって、いろんな状況の情報を保存でき、それらの情報を復帰させることができます。INIファイルは手作業で編集できるので、アプリケーションの外部で値を取得することもできます。

 

INIオブジェクトはディスク上の.INIファイル中で値の保存と読み込みを行います。

 

INIファイルはグループと呼ばれる節に分けられています。グループ名はMultimedia Fusion 2 Developerによって自動的にブラケット( [ ] )で括られます。以下はグループの例です。
[これはグループです]
[ここは別のグループ]
[これは3番目のグループ]

各グループはそれぞれ項目の集合を持っています。これらの項目には数値(42)やテキスト(こんにちは)やオブジェクトの位置(320,200)を読み込ませることができます。これらの項目の内容は、必要な時や変更する時に、ディスクから読み込まれます。

 

以下はグループと項目の典型的な例です。

 

[Save game 1]
Killed monster = Yes
Found Treasure = No

 

[User Details]
Name = Tanya
E-mail address = mmfusion@clickteam.com

 

[application info]
directory = d:\Clickapp
difficulty level = easy
screen mode = high

 

制限
INIファイルは64Kbまでで、各項目は1024文字を超えることはできません。