エルリク

Last-modified: 2009-09-02 (水) 18:10:10

イエルルシアの子ども。
エルリクとは、モーングロシアの言葉で「悪鬼」、「悪ガキ」、「悪たれ」という意味。
アシュビーにちなんで、イエルが名づけた。

3歳頃、実家を逃げ出したルシアとともにフューレーンのエルド教会でイエルを待っていたが、イエル《ガルム》が暴走し、ルシアはエルリクをかばって死亡する。
当時の記憶はあいまいで、その後はイエルによって孤児院に預けられる。

インセクトの召喚を得意とする。
12歳の時にサラスと出会い、親友になる。
サラスは「狂王の涙」という宝石の中に戻り、エルリクは彼を召喚する為に修行する。

彼の年齢と、それに関係する年表にも不明瞭な点があります。
ルシア死亡時の年齢はあいまいですが、『空中庭園の降臨』で12歳と書かれているので、計算上は2歳になります。もともと、「3歳ぐらい」と文中で書かれているので、大きな矛盾にはなりませんが、エルリク編の時間軸については問題があります。『太陽王の覚醒』から4年後の『我が名は無法召喚師』では6年前に《テラー・ドラゴン》が召喚される事件(『魔道士の黙示録』)が起こったと書かれています。『太陽王の覚醒』の3年前が『魔道士の黙示録』の時代なのですが…
そのためか、『光の名は戦乙女』では、3年前に聖杯騎士団が壊滅(『太陽王の覚醒』)と書かれています。
ちなみに、『我が名は無法召喚師』から2年前にイエルウェンディの住む家を離れ、大学院に入学します。

エルリク編開始時は17歳。
本編開始前、(大学院入学前)の2年間、デルピエロに師事してからはエルリク・チェトケル=デルピエロと名乗る。
また、フューレンにある大学院の2回生に編入する際には、レチェドゥ家の(アーシェラかは不明)養子となってアレイク・レチェドゥと名乗る。
タージケントからは、プリスの妹(?)の《フェアリー》のノイ(「ノイジー(noisy、やかましいの意)」から名づけられた)がお目付け役として付いてきた。

サラスの召喚のため、召喚を司る「箱舟の宝珠」を求めて、空中庭園にあった「箱舟」の調査に同行するが、支配を司る「狂王の涙」を求めるフィルマー(とその本国のテュラン)に襲われる。
さらに、「箱舟」のモンスターが解放され、その王である「箱舟の宝珠」に属する「幻夢王」サラスが復活する。
サラスはテュランを支配し、「冥王」の力を手に入れるためエルリクの「狂王の涙」を狙うが、
最終的にエルリクが「狂王の涙」と「箱舟の宝珠」ごと、2人のサラスを封印する。

道中でモランディーニ卿の試練を突破し、真の名に関わる黙示録の写本を渡される。
その時、左手に網目状の模様、手の甲に「属性:魔」のマークが浮かび出る。
その後、ローゼの助けで右手で聖の力を操れるようになる。