魔法帝国

Last-modified: 2009-03-19 (木) 20:10:24

B.R.2500年~B.R.1500年頃に存在していた「オーリリア」のこと。
この帝国以前にも国家はあったが、六門世界には記録は残っていない。
この意味で後世には古代帝国とも呼ばれる。
しかし、バレンタインらのエスタル王国はオーリリア以前のエスタル王国(同名)の流れを汲んでいる。
もっとも、暗黒時代のエスタル王国についても記録はない。
カードセット「古代帝国の遺産」と「魔法帝国の興亡」にある帝国とはこの国のこと。

帝都はテヴァイ。
各地に《魔力の泉》を設置し、高度な魔術を行った。
初期は軍事国家だったが、末期には貴族階級の腐敗が進み、
神聖皇帝三男ベルンハルトの皇位簒奪を止めることはできなかった。
ベルンハルトの父は魔力によって40代の姿を維持していたが、不死ではなかった。
その長男はコルネリアスで帝国軍最高司令官。
皇帝以外が最高司令官になるのは現実世界から考えると珍しい。
軍隊で影響力をもつベルンハルトに対する牽制かもしれない。
次男はアウグストで、第二軍を率いる。
なお、アウグストは少女を愛する変態であり、幾度となく誘拐事件を起こしている。

召喚術が大いに発達し、その力で多種族を支配した。
また、「聖」と「魔」という新しい属性の概念によって聖魔判定を行い、
人間と対立する種族を徹底的に鎮圧した。
アヌビスが封印されたことが例として挙げられる。
ほかにも《ア・タール》《シータ》《ズー》《レーシィ》は魔法のアイテムの原料を持つため、
乱獲を正当化する意味で魔属性に判定された。
なお、同時代には《キキーモラのほうき》を繁殖させた《キキーモラ》の毛から作ったらしい。

大学院では人造の生命についても研究が進み、当時のホムンクルス、リーフディータベルフェンディータ)は暗黒時代やイエルの時代にも継続して活動している。
人間であったものが同様に不死を得るためにアンデッド化する研究も行われ、
その過程で「魔」に転向した大学院学長ブラス(セト)らは暗黒時代にイブリース復活を企てた。

  • 組織など
    帝国軍最高司令官はコルネリアス。
    第二軍はアウグストが率いる。これは第二騎士団のことかもしれない。
    第三騎士団は「ブラック・レギオン」で、ベルンハルトが率いる。
    参謀はテティス、二番隊の隊長は初代団長のフェイルナン、三番隊の隊長はカーライル、四番隊の隊長はクレイモアとなっている。
    軍師兼研究開発団団長はベルバ・カスパートで、彼の秘書はアメルダ。
    第四騎士団は「ホワイトファング」で、ナッシュが率いる。
    また、およそ80%がバステトで占められているが、カトゥールなど、隊長になるものもいる。
    ほかに、聖魔認定局に属する聖十字騎士団があるが、聖魔判定を主な任務として、あまり戦いには参加しない。
    聖十字騎士団の偵察担当がカルバレット・アーリー。
    その姿から露出卿と呼ばれている。
    貴族は予備役についているが錬度は低い。
    儀式庁の儀式の長はフィレオが勤める。
    監査局の仕事ははっきりしない。
    祭祀庁は《シヴァ》《ジャッジメント》の管理を行う。