ルイズ&才人

Last-modified: 2006-10-28 (土) 16:43:32

『傷跡』

才人は久しぶりに風呂に入っていた!
「いやぁ~やっぱり風呂はいいよなぁ~生き返るぅ~」
「まったく…その言葉通りだったわね…」
珍しくルイズは「背中を流してあげる」と付いて来た。
どういう風の吹き回しか知らないが…ご褒美のつもりだろうか?
九死に一生を得て生還した日から…ルイズはとても優しかった。
「ホントに…凄いキズ…ここも…こっちも…」
ルイズは才人の傷をひとつひとつ確認するようにその指で触れながら呟いた。
「大した事ねぇよ!それに全部ほとんど治ってるし」
「でも…でも…こんなに痕が残ってる…」
「まぁ多少は仕方ないだろ?」
「治癒魔法でも…ここまでしか…いったいどれだけの大怪我を…」
「終わった事だし、もう何ともないから」
ルイズは涙目になりながら…更に背中の傷を愛しそうに指で辿る…。
「ルイズ…くすぐったいよ」
「こっち向かないで!」
振り向こうとした才人を激しい口調で制する!
「才人…あなた…自分のした事わかってんの?」
「まぁ一応」
残された人の気持ちを…私の気持ちを…本当に分かってるの?ねぇ才人…。
感極まり…肩口の大きな傷に口付けるルイズ…。
「ちょ、おま…何やって…」
「黙って!大人しくしてなさい!」
頬を伝わる涙が…ポトリ…ポトリ…と背中に落ちる。
「ルイズ…お前…泣いて…」
「黙ってなさいって言ってるでしょ!」
才人は仕方なくルイズの言葉に従い…その身を任せた        

 

考えていたけど…ネタ被りそうだから続きはたぶん書かないす