ヒマジー賞とは2011年度から開催している毎年秋頃に諸分野の芸術活動において、ヒマジーが勝手に賞を授与する祭典である。
概要
ヒマジー賞は「音楽部門」「アニメ部門」「萌え部門」「漫画・総合芸術部門」の4分野から構成される。
受賞者は一方的にヒマジーが授与を行うので辞退することはできない。しかも授章したからと言って賞金も出ないし、賞状を出すわけでもない。
「ヒマジーがすっごく高く評価してる」という事実のみが与えられるだけだ。
評価対象
授章の評価基準は「音楽部門」「アニメ部門」「萌え部門」について言えば特にない。ヒマジーを感動させれば受賞候補になる。
だが「漫画・総合芸術部門」のみ、必須条件をクリアしていなくてはならない。
- 必須条件
その作品が流行に迎合されていない。又、その流行において自己表現がなされていること
受賞作品発表
ヒマジー賞音楽部門
2013年度受賞作品
TANKARD「R.I.B」(2014年発売アルバム)
受賞理由
メタルネタで申し訳ないです。
理由はあるんですが、割愛。とりあえず聴くだけで30年前に遡行するっといった反逆の意味で、ヒマジー賞の受賞に至った。
- 過去の受賞作品
2011年度受賞作品;PCエンジン「ラストハルマゲドン」通常戦闘BGM
2012年度受賞作品;セガマーク�「アウトラン」走行BGM MAGICAL SOUND SHOWER
2013年度受賞作品;「マジカル・アクション!!」歌:ノヴェラ
過去の受賞理由は割愛する。
ヒマジー賞アニメ部門
2013年度受賞作品
エスパー魔美(アニメ)
受賞理由
2014年はアニメが豊作の季節であり、受賞作品の審査が難航した。
エスパー魔美の一番のポイントは、魔美と高畑さんがお互いに「つき合ってはいない」と思っていることであろう。
しかし、傍から見れば明らか仲いいカップルである。そういった齟齬と齟齬の中の人間関係がストーリーに反映され
甘酸っぱい中学生活が表出されている、と思う。とりあえず、いい作品であった。
本当はopテーマも音楽部門にノミネートされていたが、ダブル受賞には至らなかった。
なお、次点は「ミュータントタートルズ」(1994年くらいのテレ東版)であった。
- 過去の受賞作品
2011年度受賞作品;旧ソ連製アニメーション 産業の発展をアイロニックに表現した5分アニメ
2012年度受賞作品;アニメ『星のカービィ』第92話「ワドルディの食文化大革命」
2013年度受賞作品;アニメ『悪魔くん』(1989)のオープニング映像
過去の受賞理由は割愛する
ヒマジー賞萌え部門
2013年度受賞作品
なし
- 過去の受賞作品
2011年度受賞作品;なし
2012年度受賞作品;JR駅構内に貼られていた「茨城の初詣」ポスター
2013年度受賞作品;なし
過去の受賞理由は割愛する
ヒマジー賞漫画・総合芸術部門
2013年度受賞者
編集疲れたここまで。(2015/3/10)
受賞者がいない理由
基本みんな普通の漫画を描いている。普通とはつまり、ウケる漫画のことだ。
そういった漫画はおもしろくはあるが、ありふれた画一的な漫画ともいえる。
それはそれでいいのかもしれないが、ヒマジー賞が求めるものは、
その作品が流行に迎合されていない。又、その流行において自己表現がなされている作品である。
- 過去の受賞者
2011年度受賞者;吉田向日葵先生
受賞理由
新都社が作られてから5年以上が経ち、固陋してきた制度化の下でただ描きたいこと好き自由に追求して
漫画に仕立てた『クソモデラー珍作』の登場は全web漫画家を驚かせた。
又、内容がノスタルジック的内容(当の前に過ぎ去った80年代の小学生のホビーが題材)であり、
現代の大量消費社会に対する反骨的要素が組み込まれているところがすばらしい。
この作品を通し、初めて漫画を描き始めたころの「書きたいことを書く」という
もっとも大切なことを思い出させる効果・もとい『珍作』自体のおもしろさ、
そして吉田氏そのものの哲学を総合評価し、ヒマジー賞漫画総合芸術部門の授章に至った。
2012年度受賞者;山田キモス先生
受賞理由
山田氏の漫画は現代アングラの現状や原発事故への追求など、報道的役割を担う作品が多い。
『18000回の死』や『太陽に魅せられた男』など、読み手に対して問題提起を思わせる作品は、
山田氏のような多様な人生を通じてる人でしか描けない内容である。
又、漫画活動以外にもTwitterやオフや日常でも「夢いっぱい!元気しあわせ倶楽部」や
「ハッピークリエイト」などの団体を立ち上げ、常に注目の的となるアクションを起こせるのは
山田氏の前衛的芸術感性から起こせるものである。「Web漫画界の赤瀬川源平」と呼ばれる日がいずれ来るだろう。
以上、作品の哲学性および山田氏本人の前衛的芸術感性を高く評価し、ヒマジー賞漫画・総合芸術部門の受賞に至った。