第3世代との違い

Last-modified: 2022-03-25 (金) 08:13:39

時間帯に関して

第2世代ポケモンはソフトの内部にある時計を利用してリアルタイムで朝昼夜が変化する。さらに曜日の概念も存在し、曜日限定のイベントが発生する。
RSE版では現在時刻があるものの昼夜の区別はなく、FRLG版では時刻の概念すら存在しない。
第2世代では一度時計を設定するとずれがあっても直せず、ゲーム中にバグが発生して現在時刻に問題が生じた場合のみ再設定する形となっている
余談だが第2世代の3DSシリーズ移植版はゲーム機側の内部時計に依存して時刻が設定される。これは第4世代以降のシステムに準拠しているものと考えられる。

特性なし

第2世代まではポケモンに特性が設定されていない。そのため「特性がないため使えない戦法」も存在する。
例えばドガースや6世代までのゲンガーは毒タイプを持ち、地面タイプに弱いはずだが特性浮遊によって一切地面タイプの技によるダメージを受けない。しかし今回挑戦するクリスタル版、およびそれ以前に発売されたバージョンでは地面技が効いてしまう。
余談だが、「ポケットモンスター レッツゴーピカチュウ」「ポケットモンスター レッツゴーイーブイ」でも第2世代までのように特性の概念が存在しない。しかしこちらは内部データ上は特性のデータが存在し、後発作品に送った際に内部の特性データが判明する。


技覚え直し不可

第二世代では技教えマニアのような技を覚え直す手段が存在しない。そのため技を覚えなかったり忘れさせたりすると、二度とその技を覚えられない。今までの技ノホとは圧倒的に重みが違う。
一応ニンテンドウ64のゲーム「ポケモンスタジアム金銀」を利用することで技を覚え直すことができるが、手間が非常にかかる。

再戦

ポケモン第2世代では再戦にはポケギアを使用して電話をかけなければならない。しかしポケナビと違い再戦用に登録できるトレーナー数は11件のみである。
約20分間隔で電話がかかってくるらしい。

木の実の仕様

第2世代では実のなっている木から1日1回1個ずつとる必要がある。種類は木ごとに固定、ガンテツに手渡すことでボールに加工してくれる「ぼんぐり」7種類の他に、第3世代以降の木の実と同等の効果のものが存在する。

アイテム名効果後発作相当備考
きのみHP10回復オレンのみ脚注参照*1
おうごんのみHP30回復オボンのみ虫取り大会3位景品
ふしぎなきのみPP5回復ヒメリのみ野生のピッピが低確率で装備
どくけしのみ毒状態回復モモンのみ
こおったきのみ火傷状態回復チーゴのみ
まひなおしのみ麻痺状態回復クラボのみ
はっかのみ眠り状態回復カゴのみ
やけたきのみ凍り状態回復ナナシのみ
にがいきのみ混乱状態回復キーのみ
きせきのみ状態異常回復ラムのみ不思議な贈り物限定*2


個体値に関して

初代及び第2世代での個体値はHPを除き16段階でランダムに決定、HPは他個体値の偶奇によって16段階で変動する。
初代ポケモンにおいては特攻及び特防を同一のステータスで扱っていたため、通信の互換性がある第2世代でのそれらの個体値は共通の値となる。
また、第3世代以降とは異なり性別及び色違いの判定、アンノーンの見た目も個体値依存である。
メスよりオスの方が攻撃個体値が高いため、物理型のポケモンを捕まえる際はオスを捕獲すると好ましい。
余談だが、初代ポケモンでは「理想個体」と呼ばれるすべての個体値が最大値となるポケモンが野生で出現しない。金銀では不明。


シングルバトルしかない

ダブルバトルは第3世代以降登場するポケモンバトルである。第2世代より双子ちゃんというモブトレーナーが登場するが、ダブルバトルにはならない。


基礎ポイント(努力値)について

HP、攻撃、防御、素早さ、特攻特防(共通)の5つが存在し、倒したポケモンの種族値に応じて上がっていく。すべての努力値を最大限まで触れるのが3世代以降との大きい違い。
第2世代では倒した相手の特攻種族値に応じて特攻・特防の努力値が上がる。(こちらも初代との互換性のための措置)
なお複数体を用いて相手を1体倒した場合は種族値を使ったポケモンの分だけ割られる。

ボックス・パソコンについて

270匹までしか保存できない。また、一つのボックスが満杯になるとポケモンが捕獲不能になるため、ポケモンを迎え入れるボックスをいちいち設定しなければならない。
ボックスをいじるたびにセーブが必要となる。そのためポケモンを逃がした場合はもう二度と助からない、といえる。

パソコンは2方向から起動することができ、手持ちが一杯でも「ポケモンをつれていく」を選択できるためボックス操作に突入しやすい。
さらにポケモンがリスト表示になっており、カーソルがポケモンに合いやすくなっている。コマンドも「つかむ」「マーキング」が無いため「にがす」にカーソルが合いやすい。極めつきは「ほんとうににがしますか?」でカーソルがデフォルトで「はい」に合っている

ノホるまでのハードルも完全にいなくなってしまうハードルも第3世代に比べると格段に低くなっているため、序盤から犠牲者多数となっている。

アンノーンについて

第2世代にビックリマーク、ハテナマークの個体は存在しない。

殿堂入りの扱い

第二世代は殿堂入りすることでカントー地方が解放される。他の世代では殿堂入り=ストーリー完結にあたるが、本世代に限り殿堂入り=ストーリーの折り返しといった扱いとなる。
そのため四天王・チャンピオンの手持ちレベルも40~50と他の世代に比べ格段に低く設定されている。
*3

クリスタル版のカントー

容量の都合上、地下道、トキワの森、サファリパーク、ポケモン屋敷、ポケモンラボ、ハナダの洞窟は存在しない。グレンタウンは火山噴火によって町にはポケセンのみ残存、グレンジムは双子島の中に移転。また双子島は上記ジムのみで内部ダンジョンは存在しない。*4
サントアンヌ号はなく、高速船アクア号でアサギシティとクチバシティを移動できる。
また、ヤマブキシティとコガネシティを結ぶリニアモーターカーも存在。こちらは特定条件を満たすことで解禁される。
カントーに初めて着いたときはディグダの穴、19番水道が封鎖されているため、ハナダシティ、セキチクシティ以西へは特定条件を満たさないと進むことが出来ない。
カントーのジムリーダーはグリーン(LG編でかななぁって言われてたアレ)を除き使用ポケモンのレベルは35~50程度。
カントーのジムも制覇することで最終ダンジョンであるシロガネ山が解放される。シロガネ山最深部ではラスボスとしてレッド(初代主人公、使用ポケモンのレベルは73~81)が待ち構える。

ポケモンの持越しについて

初代と第2世代でのポケモンの交換は、初代に存在するポケモン且つ2世代新規技未収得に限り相互交換が可能である。
第3世代からはパルパークを介して4世代(DSi以降のDSシリーズは不可)、さらにそこから世代ごとに順に送ることにより現行世代まで送ることができる。
しかし、第2世代から第3世代以降へのポケモンの送り込みは原版ROMを使用する場合は不可能である。
3DS移植版の初代及び第2世代であれば、第7世代以降にポケモンを送り込むことは可能である。


余談・クリスタル版のオンラインサービス

クリスタル版にはポケモンコミュニケーションセンターというオンライン通信施設が存在する。
その中には現在のGTSやフレンドとの対戦にあたる機能が備わっている。
しかし、通信サービスの「モバイルシステムGB」がサービス終了したためクリスタル版によるオンライン通信は不可能となっている。
また同通信システムを使用することで40番道路北部にバトルタワーが解放されるが、こちらも現在は使用不可能。リメイク版ではバトルフロンティアが当場所に存在している。


*1 ツボツボに持たせると戦闘後にきのみジュースになることがある。ジュースのHP回復量は20。
*2 ゲームキューブを使用して配信しているむてきまるちゃんねるではまず入手不可
*3 RSでの最初の四天王カゲツの使うポケモンのレベルは46~49,チャンピオンのダイゴの使うポケモンのレベルは55~58、LGでの最初の四天王カンナの使うポケモンのレベルは52~56,チャンピオンのかななぁの使うポケモンのレベルは59~63なのに対し、クリスタルでの最初の四天王イツキの場合はレベル40~42,チャンピオンのワタルの使うポケモンのレベルは44~50。
*4 リメイク版では容量問題が解消されたことから上記ダンジョンはいずれも復活しているが、グレンタウンのみ本作の設定が継続され、ポケセンのみ残存となっている。双子島はジムとダンジョンを併せ持ったものとなっている。