山札捨てノーリスク理論

Last-modified: 2013-06-24 (月) 21:37:50

概要

初心者はダイブイーグルベヒーモスなどで山札を捨てるカードを嫌う傾向にある。
しかし山札捨てのデメリットを過剰に恐れる心配はない。
きちんと構築すればそれはメリットにもなりうる効果なのだ!

前提

山札切れペナルティーを回避するために、デッキを数枚余らせるデッキ構築をする。
(ぴったり使い切る構成だと、手札捨て効果や山札破壊効果などを少し受けるだけでピンチになる)

参考:あなたが1回の戦争で使えるAPは105(+カードの効果などで回復した分)であり、
あなたが一切の無駄なく行動した場合、1回の戦争で40回行動(現実的には35回くらいが限界)できる。
デッキ編集画面に表示されている「総コスト」とこれを比べると、自分がデッキをどの程度使うのかというのがちょっと予測しやすくなるかもしれない。

例示

ここではダイブイーグルが3枚とイフリートが1枚入っているデッキを例として考える。
初心者のうちはイフリートが山札から捨て札に行ってしまうことに怯え、ダイブイーグルが使いづらいと考えてしまう。

だが、それはもったいない勘違いなのである。

イフリートがデッキ内に1枚しかない場合、山札の一番上にある確率と、一番下にある確率は同じである。
なので、仮にイフリートが山札から捨て札に行ってしまったとしても、最初からそれは山札の一番下にあったと考えれば問題がないと言える。

言いかえれば『自分の山札(の一番上)を1枚捨てる。』という挙動は『自分の山札を下から1枚捨てる』と同等であると言える。

通常、山札を戦争時間内でピッタリ使い切ることは稀であり、試合中最後まで手札にこない事も珍しくないからだ。
引けなくなればイフリートに備えて、手札に火属性カードを大量に温存する必要もなくなり、出し惜しみせずにカードを使えるようになる。
(これは他のカードでも同様であり、捨ててしまったカードを把握する事で、後の行動を組み立てやすくなる。)

むしろ、山札の一番下にはイフリートがあるという情報を得たのと同じ効果と言えよう。

(ただし山札が極端に少なく、かつ引きたいカードが山札にある場合など、他のカードを消費することでイフリートを引こうとする方がいい事もあり、山札を捨てるカードを使った方がいいのか、それともほかのカードを使った方がいいのかは正直難しいところでもある)

結論

前提におけるデッキ構築を心がける限り、山札捨てはそれほどデメリットでは無い。
手札や山札を消費するカード、その消費枚数に応じて1~2コスト上の働きをしてくれるカード揃いなので、敬遠してしまうにはもったいない。
メリットとデメリットをしっかりと把握してデッキに組み込んでみよう。

さらに詳しい内容を知りたい場合、当理論の元となったデモコン理論で検索してみるといいだろう。