HTTPSフィルタリングについて

Last-modified: 2025-11-01 (土) 23:52:16

Androidの非root広告ブロックアプリAdGuardを使ってChromeやアプリ内の広告を無料でスマホから消す方法


httpsとは

httpsは暗号化などの技術を用いて通常のhttpよりもセキュリティを高めた通信です。元々は個人情報のやりとりや決済サービスなどで利用されていましたが、現在では多くのウェブサイトがhttps化されており、その場合は広告もhttps通信で配信されています。また、アプリの広告もhttps通信で配信されることが多いです。

AdGuardのHTTPSフィルタリング

AdGuardは、ローカルVPNあるいはローカルHTTPプロキシとして通信を仲介し、通信内容に含まれている広告を除去しています。しかし、https通信は暗号化されているため、ウェブサイトと端末上のブラウザとの間でこの通信の内容を見たり、改変したりすることはできず、そのままでは広告ブロックできません。そこで、AdGuardでは証明書をインストールすることでHTTPSフィルタリングを可能にする機能が用意されています。

AdGuardのHTTPSフィルタリングでは、https通信を2つのhttps通信に分解して広告ブロックを行えるようにします。つまり、ウェブサイトと端末上のAdGuardとの間でhttps通信を確立し、端末上のAdGuardと端末上のブラウザとの間でhttps通信を確立します。AdGuardはhttps通信の仲介者ではなく当事者となるので、通信内容を確認して広告をブロックできるようになります。https通信の安全性に関わるため、端末に証明書をインストールしなければ、フィルタリングすることはできません。

証明書のインストールとアンインストール手順

設定→HTTPSフィルタリング→オン を選択すると証明書のインストール画面が表示されます。
Android11以降の場合は 次へ を2回タップしたあと手動で証明書をダウンロードして 暗号化と認証情報→ストレージからインストール→CA証明書 からインストールできます。
それ以外の場合は証明書名(好きな名前で構いません)を入力してOKをタップしてください。端末の設定により、警告画面や認証画面などが表示されることがあります。認証をしてしばらく待てばインストールが完了します。

証明書のアンインストールはAdGuardアプリの、HTTPSフィルタリング→セキュリティ証明書→削除から説明にしたがっておこなってください*1

ブロックできるようになる広告

HTTPSフィルタリングのメリットは、httpsを利用したウェブサイトでもきめ細かい広告ブロックができることです。
例として、アンチアドブロッカー(Ad-shield等)を採用しているサイト等はHTTPSフィルタリングが必要です。

また、広告枠を消したいという場合もHTTPSフィルタリングが必要になります。
要素非表示をするためには内容の改変(スタイルシートスクリプトの挿入など)が必要だからです。

とはいえ、httpsサイトでHTTPSフィルタリングがなくても、DNSフィルタリングと同じ仕組みで広告ブロックすることは可能です。

例えば example.com で https://ad.example.com のみが広告を配信している場合、HTTPSフィルタリングを使わなくても通信全体をブロックすることで広告ブロックが可能ですが https://example.com/ad で広告を配信している場合、広告とコンテンツが同一サーバの為、HTTPSフィルタリングが必須になるということです。

補足となりますがブラウザ以外のアプリは通常ユーザー証明書を信頼しないためHTTPSフィルタリングを利用することはできません。

安全性

HTTPSフィルタリングの最大のデメリットは、AdGuardに非常に大きな信頼を与える必要があることです。証明書をインストールすれば、AdGuardがブラウザのhttps通信の内容を盗んだり改竄したりすることも理論的には可能になります。また、AdGuard社に悪意がなくとも、別の攻撃者がAdGuardの脆弱性を利用して情報を盗むということも考えられます。
(もっとも、これはAdGuardアプリに限った話ではなく、権限を持ったブラウザ拡張機能などについても同じことがいえます)

またHTTPSフィルタリングの仕組み上、ブラウザ側からはサイトが使用する実際の証明書ではなくAdGuardによって発行された証明書しか確認できないというデメリットも存在します。

ブラウザ以外のアプリの通信は通常ユーザー証明書が適用されず、HTTPSフィルタリングからバイパスされhttps通信が暗号化されたままになります。なのでインターネットバンキングなどは専用の銀行アプリを使うのも手だと言えます。

なお、HTTPSフィルタリングに限ったことではありませんが、セキュリティリスクを減らすため、AdGuardアプリは必ず公式サイトからダウンロードした最新のアプリを使いましょう。

まとめ

広告ブロックの必要性とセキュリティとを勘案して各自でオンにするかどうかを選択しましょう。


不具合等発生時には、「コメント欄」ではなく「不具合・広告相談所」に書き込んでください。
また、消えない広告については消えない広告の報告ご参照ください。

  • ↑間違い投稿 ①の意味するところは「ブラウザは全てのデータを読み取れる」ということ(でないと表示すらできない)。② uBO等のブラウザ拡張は「ブラウザだけが復号できるはずの暗号化通信に介入し、広告検閲」する(中身見ないとそれが広告かどうか分からんので)。 -- 2024-12-31 (火) 04:13:05
  • ③ 「広告ブロックのためのブラウザ拡張」を内包しているブラウザがBrave。本質的にやっていること(暗号文の中身を検閲、広告除去)は同じ。④ Adguardのhttpsフィルタも同様。要は最終的には「ソイツを信頼できるか?」ってことかと。ユーザー数や事故数、実績等が一つの指標になるかと。 -- 2024-12-31 (火) 04:17:23
  • 中身を見ないでブロックするとなると「復号化された後のページ内のスクリプトやリンク、もしくはDNSレベルでブロック」となるが、AD-Shieldのような仕組みは上を無効化してくる(はず。違ったら指摘を····)。 -- 2024-12-31 (火) 04:22:03
  • 証明書のアンインストール手順が分からない方は、Galaxyだと設定から検索で「ユーザー証明書」。または「セキュリティおよびプライバシー」→「その他のセキュリティ設定」→「ユーザー証明書」からadguardを探して削除で行けたので参考までに。 なお、Adguardアプリから設定(歯車アイコン)→フィルタリング→ネットワーク→HTTPSフィルタリング(ONOFFスイッチ以外をタップ)→セキュリティ証明書→右上の三点マークから「証明書を削除する」で役に立たないアンインストールの説明と設定画面へのリンクがあります。 -- 2025-11-01 (土) 23:52:16

*1 信頼できる認証情報のユーザータブにある「AdGuard」とユーザー認証情報のインストールした証明書を両方削除で完全にアンインストールできる筈です