MH2から登場した、軽量または砂中での行動に秀でて落とし穴に掛からないモンスターや、
特殊な行動で回避するモンスターへの対策として開発された罠。
設置することで筐体に電流が流れ、触れたモンスターを一定時間痺れさせて拘束する。
目次
概要 
- 落とし穴と比べたときのメリットは以下の通り。
- 仕掛けてから効果を発揮するまでの時間が落とし穴より早い
- 元々の調合成功率が高く、調合書の持込みが少なく済む
- 素材の入手が比較的楽
- 動きがほぼ完全に止まるので、特定の部位を狙いやすい
- モンスターの体が埋まらないため、立ち上がっている時とほぼ同じ部位が狙える
- 怒り中でも効果時間に変化がない
- ほとんどのエリアで仕掛けることができる(水中でも運用可能)
- ほぼ全てのモンスターに効く*1
- 効果時間が8~12秒と短い。特に、特異個体相手だと一瞬で破壊される
- 尻尾切断や麻痺・スタン等の状態異常が発生すると効果中でも罠が破壊されてしまう
- モンスターの体が埋まらないため、立ち上がっている時とほぼ同じ部位しか狙えない
- 一部の雷属性のモンスターの自己強化を進行させてしまう
- シビレ罠を仕掛けると、地面を電流の様な物が走るエフェクトを見ることができる。
この見た目の通り、シビレは電気で起こすものらしく、
超帯電状態のジンオウガには効果が無い。- なお、通常時のジンオウガがシビレ罠にかかると、
一瞬痺れたようなリアクションを取った後、シビレ罠を食べ始める。
ジンオウガの登場するMHP3以降の作品ではジンオウガの電力源の一部である雷光虫をシビレ罠の素材にするので、
これも必然なのだろう。
やがて何かが千切れるような音と共にジンオウガは首を振り抜き、
そして何事も無かったかのように拘束から抜け出す
(抜け出す時にチャージが行われ、充電が完了していた場合、このタイミングで超帯電状態に移行する)。
おそらく罠そのものを食べているのではなく、
罠の外側を食い破って雷光虫や電力を回収しているものと思われる。 - 普通に考えるとジンオウガにシビレ罠は避けるべきだが、
拘束時間が他のモンスターよりも長いこと、超帯電状態になると肉質が軟らかくなることを見越し、
敢えて使うハンターもいる。- MHRiseでは拘束時間が極端に短くなり、
わざとチャージさせるか捕獲くらいにしか役に立たなくなった。
- MHRiseでは拘束時間が極端に短くなり、
- ジンオウガ亜種の場合は電気も雷光虫も活力源としていない為、
龍光まとい状態でも普通に効く。 - 一方金雷公ジンオウガや極み吼えるジンオウガは最初から通常種でいう超帯電状態にあり、
しかもそこから電力が弱まる事が無いためシビレ罠が完全に無効である。
- なお、通常時のジンオウガがシビレ罠にかかると、
- ライゼクスに対してかけると各部位へ電力がチャージされ、全身が電荷状態になる。
攻撃が強化される一方で電荷部位の肉質は大きく軟化する為、猛攻に対処出来るならダメージを通しやすくなる。
ジンオウガ同様、ハイリスクハイリターンといえる。- ただ効果時間はかなり短く、拘束という面では効果的ではない。
- 上記の様に電気によって痺れさせるため、絶縁体、ゴム質の皮膚を持つゲリョスには効果がない。
ただ一部のシリーズではどう見ても麻痺毒による罠なのになぜゲリョスやジンオウガに効かないのかが疑問である。
トラップツール自体に電気を発生させる何らかの装置がもともと入っており、
それを麻痺毒や雷光虫の電力で補強させているのかもしれない。- やはりそのあたりの設定に開発陣の方でも疑問を持っていたのか、
MHXではゲネポスの麻痺牙を使っての調合は行えなくなった。
- やはりそのあたりの設定に開発陣の方でも疑問を持っていたのか、
- MHP2Gまでは麻痺系アイテムが素材だったり捕縛時のエフェクトの関係か、たまに勘違いしている人がいるが、
シビレ罠はシビレ罠であって状態異常の麻痺とは全く別のカテゴリである。
それまでにモンスターを何度か麻痺させていたからといってシビレ罠の効果時間が短くなったりしないし、
逆にシビレ罠にかけたからと言ってモンスターの麻痺耐性が上がったりもしない。- ただし、シビレ罠に掛かっているモンスターが麻痺状態になった時点で、
シビレ罠は問答無用で壊れる。拘束効果を最大限にする場合は、麻痺を入れるタイミングを図ろう。
- ただし、シビレ罠に掛かっているモンスターが麻痺状態になった時点で、
MHP2G以前 
- MHFでは、「VSシビレ罠」という他のハンターがかかる罠がある。
特殊な調合や特殊な交換で入手できる。
また、支給VSシビレ罠もあり、タイムを競うクエストで支給されることがある。
どちらもVSクエスト専用。
入手難易度も無駄に高く、支給品もただのVSクエストなどでは支給されないことが多い。
VSクエスト自体が死んでいるコンテンツなため、持っている人は余程の物好きか。
主に全国チャンピオントーナメントの決勝戦において、妨害に使用されることが多い。
- MHP2(G)では、ゲネポスの麻痺牙+トラップツール(85%)。
効果時間はモンスターによりけりだが落とし穴より短い。- DLC行商やiOS版だと行商の安売り時にトラップツールと麻痺牙を買い溜めて調合→売却で金策が可能。
ただしツールと麻痺牙が同時に半額対象になることはなく、意外と面倒臭い。
確実な儲けにはなるが利率が低く微妙。
農場で利率の高い怪力の種による定期収入がすぐ利用出来るため、
そもそも序盤から金に困ることがあんまりないというのもある。
- DLC行商やiOS版だと行商の安売り時にトラップツールと麻痺牙を買い溜めて調合→売却で金策が可能。
MH3シリーズ 
- 3シリーズではゲネポスが登場しないためか、
雷光虫+トラップツール(90%)で生産可能となっている。
- MH3では雷光虫は非常に入手しにくい。
理由としては、- 虫箱(農場)での量産が不可能
- 店売りは街のみ。しかも時期によっては売っていない上、やたら高い
ただし大量に入手するにはポイントが必要。- MHP3以降は農場で雷光虫が採れるようになったため、比較的集めやすくなった。
流石に農場で増やせないのと買値が高すぎたのは不評だったのだろう。
- ちなみに、シビレ罠は地上で仕掛けた場合は対人地雷のような形状をしているが、
水中で仕掛けた場合は回転する球体のような形状に変わっている。
場所によって自動的に変形する仕組みになっているのか、
はたまた設置する前にハンターが何か細工を加えているのかは不明。
なお、水中では地上と比べて若干設置に時間がかかる。
MH4(G) 
- MH4では、ゲネポスとドスゲネポスが復帰したため、
トラップツール+ゲネポスの麻痺牙の調合方法が復活。
トラップツール+雷光虫の調合方法も併せて続投している。
- 本作にはリオレウスやゴア・マガラ等のブレス攻撃によって地形が傾く場所が存在するが、
ここにシビレ罠を設置していると傾いた瞬間即時に壊れてしまうようになった。これは落とし穴も同様である。
- MH4で初登場となった分断柵だが、未動作状態であってもこの上に設置することはできない。
この仕様は後の作品でも全て共通となっている。
MHX 
- 前述したとおり、この作品では調合方法はトラップツール+雷光虫のみに限定された。
必然的に雷光虫の需要がさらに高まったため、枯渇に注意したい。
- 罠の見た目が今までの地雷のような形から大きく変化し、
伏せたお椀の上に回転するファンがついたような形状になった。
また、電流のエフェクトの他に小さな球状の光が無数に浮遊するようになった
(一部の虫捕りポイントや、ジンオウガのチャージ時に集まる雷光虫に近い)。
モンスターが罠にかかるとこれらのエフェクトは激しさを増し、濃い橙色へと変化する。
MHXX 
- 従来の作品では不可能だった、罠の任意破壊が可能となった。これは落とし穴についても同様である。
自分の仕掛けた罠に近づくと、下画面の「キック」ボタンが「罠破壊」ボタンに変わり、
これを押すことで罠の除去ができる。
ちなみに罠破壊をキャンセルしたい場合は、回避行動を取れば中断される。
MHWorld以降 
- 設置速度が爆速になった。今までの罠師を付けた時よりもさらに速い。
設置モーション自体が変わっており、以前は地面の土を払う→罠を埋めるという感じだったが
今作では、MH4Gのオープニングの落とし穴のように、地面に置いたあとに罠上部の
何かをひねるようなモーションになっている。設置速度の速さはこれが理由である。
ひねる動作の前から既に放電しているため、もしかしたら地面に固定するための機構かもしれない。
モンスターがちょっとでも隙を見せたら無理やりねじ込む事も可能であり、活用の幅が広がった。
- 勿論引き続き任意破壊は可能。回避で中断もできる。
- MHWorldにおける注意点として、森にあるツタの床や荒れ地の水場では落とし穴共々設置できない仕様になっている。
特にボルボロスとジュラトドスの寝床は設置できる箇所がかなり限られているので、
彼らを捕獲する際はなるべく寝床以外で仕掛けるなどの工夫が必要になる。- MHRiseでは改良が加えられたのか、水場でも問題なく設置できる。
ツタの床も存在しないため、設置ができないという箇所はほとんどない。
- MHRiseでは改良が加えられたのか、水場でも問題なく設置できる。
余談 
- シリーズを通して落とし穴共々古龍種を拘束する事は不可能である。
規格外の生物故捕獲をすることが出来ないのだが、それでも麻痺や睡眠等にかかりながらシビレ罠のみ効かず、
他大型モンスターとほぼ同等のサイズであっても落とし穴に落ちない事に違和感を覚えるプレイヤーも少なくない。- MHWorldの研究班リーダー曰く、古龍が捕獲できないのは
「従来の生物の定義から外れすぎており、麻酔が効くのか、眠るのか、体力の源が何かまで逐一未知だから」
とのこと。
武器による麻痺や睡眠とシビレ罠による痺れは別の物ゆえ古龍には効果がないのかもしれないし、
武器攻撃によって直接体内に送り込んでいる訳ではないから効かないのかも知れない。
どちらにせよ「武器の麻痺が効くからシビレ罠も効くだろう」という常識が通用しないという事なのだろう。
落とし穴は単純に見破られてるだけかもしれない。前例はあるし
- MHWorldの研究班リーダー曰く、古龍が捕獲できないのは
- 小型モンスターと一部ボスにも一切かからない。
尤も小型モンスターが罠にかかってもメリットは無い…所か邪魔でしかないので、
絵面的にはともかくゲームとしては当然の仕様ではあるが。極小個体? オトモンのアプトノス? 知らないなぁ…
- 落とし穴に対しシビレ罠は古龍種以外のほとんどのモンスターに効くメリットがあるのは上で述べた通りだが、
MHFでは古龍種以外にも、シビレ罠が通用しないモンスターが非常に多い。
烈種や始種のカテゴリーに属するモンスターや辿異種などはシビレ罠も含めて全て無効である。- ハードコアクエストなどで登場する特異個体や覇種モンスターは、
シビレ罠での拘束時間が約1秒しかないが、その1秒ですらハメや戦術に用いられることがあった。
後年、G級ランクが追加されてからは根本的に罠が無効となるモンスターが増やされていった。 - とはいえ、シビレ罠が無効となっているモンスターは高難易度に位置づけられるものが多く、
アップデートで追加されたモンスターの全てが意図的に罠対策されていたわけではない。
例えばボガバドルムはクエストの途中で形態を変異して辿異種モンスター化するが、
辿異種化する前は罠が効き、辿異種化すると罠が効かなくなるなどコンセプトが明確化されている。
- ハードコアクエストなどで登場する特異個体や覇種モンスターは、