無印から登場している植物系アイテムの一つ。
概要
- 葉の表面に強力な粘着性を持つ植物。
一度貼り付くとなかなか剥がれないので、茎からちぎるようにして慎重に採取する必要がある。
また、採取した後も迂闊にポーチやボックスに突っ込もうものなら大変な事になるという難儀な素材。
- 生態全書にイラストが載っていて、見た目が明らかになっているアイテムのひとつでもある。
背の低い茎の上端と中ほどから大きな二枚の葉を出した植物で、
その葉の間にネバネバした液体が糸を引いてたっぷりと絡み付いている。
この液体こそがネンチャク草の粘着成分なのだろう。
- ハンターの間では主に素材玉やペイントボールを作るための接着剤として使われている。
狩りの必需品とも言えるアイテムの素材であるために需要は高く、
多くの素材屋や行商人が取り扱っている。
しかし、セッチャクロアリの粘液のように大きな素材同士を繋ぎ合わせられるほど強くはないため、
武具の素材としてはほとんど使われない。
- MHP3に初登場した双剣、狩団子【白玉】の生産素材でもある。
団子の部分はネンチャク草とハチミツを混ぜて作ったものであると思われるため、
どうやらネンチャク草は食べる事が出来るらしく、更に餅に加工する事も可能なようである。
衝撃の事実だが米を使わずとも葛やワラビの成分を精製して餅は作れるので、
狩りの現場では素材玉なんかにしか使われないネンチャク草も一般の方では食べられているのかもしれない。
ただし葛餅もワラビ餅も米から作った餅とは違い、ゼリーのような見た目となる。- 現実の「白玉」は、もち米(を加工して作られた粉)を原材料として作られる。
もち米を炊いた際の粘り気の強さはデンプンの成分*1に起因している。
この双剣の団子部分が名の通り白玉であるとすると、
ネンチャク草の粘着性と成分は餅と同じであると考えられる。- 炊く前の米や冷蔵庫から出したばかりのご飯、あるいは
台所の床で冷えて固まったご飯粒などのように、
水分を失い冷えたデンプンには粘り気と呼べるものが存在しない。
そのため、もしネンチャク草の成分が餅のそれと同じならば、
水分はともかく温度も餅のそれと同じということになる。
ますます採取が面倒臭そうである。
冷えても固まらない成分が含まれているのかもしれない。
- 炊く前の米や冷蔵庫から出したばかりのご飯、あるいは
- 現実の「白玉」は、もち米(を加工して作られた粉)を原材料として作られる。
- 長きに渡って皆勤を続けていたアイテムの一つだったが、MHWorldにてその皆勤記録は途絶えてしまった。
新大陸には自生していなかったのだろうか?
しかし、それ以上に本作ではペイントボールの廃止をはじめ、
投擲物はスリンガーで直接射出したり、素材玉を用いない簡易的な調合が普及していたりといった理由から
直接的にも間接的にもネンチャク草の必要性がほとんど感じられなくなっており、
実は自生はしているもののハンターや調査団の面々がほとんど目を向けなくなってしまっただけなのかもしれない。
導蟲と入れ替わってフクズクがペイントボールの役割を果たすMHRiseでも未登場だが、
ペイントボールがMHSTに引き続き登場するMHST2では無事に再登場を果たした。
- ゴゴモアの好物はこのネンチャク草である。
ゴゴモアの両腕から発射される強靭な糸は、ネンチャク草の成分を含む唾液が塗り込まれており、
これによりたった一本でもゴゴモア親子の体重を支え、樹上からぶら下がる事を可能とする。- しかし、上述の通り、ネンチャク草には武具の製作に使えるほどの粘着性もない。
ましてあの体躯をぶら下げたり振り回したりするほどの耐久力があるはずもなく、
そもそも糸そのものの強靭性がなければ為し得ないであろう。
ネンチャク草はあくまで補助程度のものなのだと考えられる。
- しかし、上述の通り、ネンチャク草には武具の製作に使えるほどの粘着性もない。