アイテム/フエールピッケル

Last-modified: 2024-03-28 (木) 09:04:11

MHPで初登場した、いろんな意味で非常に特殊なアイテム。

目次

概要

  • 採掘には使えそうにない小さなピッケル。
    実際、採掘には使えない…が不思議な力を感じるといい、
    鉱石や虫、モンスターの骨の素材と調合すると、調合した素材が増えるという怪奇現象が起こる。
    • 上竜骨や獄炎石には使えるが上質な鳥竜骨や溶岩塊には使えない、と基準は割と曖昧である。
      植物に対象が出来たのは割と最近の事で、魚は軒並み対象外。
      原理は不明なクセに生きた脊椎動物は相性が悪いとでも言うのか。
  • 店頭には並ばず、訓練所トレジャーハンターの報酬として手に入れる事が出来る。
    フエールピッケルを使った調合の調合リストを埋めるには、
    この対象となる素材全てに対して一回は調合を試みる必要があるが、
    フエールピッケルは入手できる確率が高くはないので、かなり面倒。
    • しかし好記録を出すと入手確率が上がるため、記録挑戦も兼ねてやっていると、
      気付いた時にはたくさん持っていたりする。
    • クエストに出発し、現地で調合してからクエストリタイアという手順を踏めば、
      フエールピッケルを消費せずに調合リストを埋めることができる。
      ピッケルの節約以上の利点は無いが、参考までに。
  • MHPではなぜか最大弾数生産で調合結果を増やすことができる。
    本来は調合結果の個数がランダムな場合に必ず最大値を出すスキルだが、
    この場合はもともと固定であるはずの調合結果が増える。
    元の調合結果が2個のものは3個に、3個のものは10個になるので非常にお得。
  • MHP3には無かったが、MH3Gで復活。
    今作では、訓練所(似たものとして闘技大会があるが)もトレジャーハンターも存在しないため、
    その代わりとして、孤島と砂原の秘境にある骨のオブジェクトの採取で入手できるようになった。
    秘境は「ネコの秘境探索術」が発動すれば簡単に行くことができる上、
    マラソンするのに御誂え向きなクエストも用意されているので、
    過去作と比べてフエールピッケルを集めやすくなったといえる。
  • MH4にも登場。何とドス大食いマグロを食べた際に稀に入手できるようになってしまった。
    さらにドス大食いマグロは下位序盤から釣れてしまう。
    初期の頃の入手難度が嘘のようである…。
    • ただし入手確率はかなり低く、釣り自体も普段は気にも掛けない事が殆どなので、
      意識していなければ中々集まらない。
    • また、ナグリ村の最終緊急クエストでテオ・テスカトルを討伐すると、
      ナグリ村マップの南西が拡張され、そこでランダムで拾うことができるようになる。
    • さらに、未知の樹海にいる山菜爺さん山菜組引換券Gを渡すことでも入手できる。
    • 拡張版のMH4Gでは、地底火山か未知の樹海の山菜爺さんに
      ドンドルマグロを渡すことでも入手可能になった。前作よりクエストついでに集めやすい。
  • MHXでは、なんと闘技大会などではなく一部の通常クエストで入手可能となった。
    運搬クエスト「奥様は灰水晶がお好き」や、
    小型モンスターを10頭以上討伐するクエストでの50頭討伐の追加報酬、
    たんと掘れ燃石炭」での50個以上納品時の追加報酬で入手が可能となる。
    しかしどちらも確率は5%と低く、数をそろえるのは難儀することとなる。
    • たん掘れのさくら式の納品方法では50個納品せずとも報酬に並ぶ場合がある*1ため、
      火山にひたすら籠もってお守りを探している人はいつの間にかボックス内に溜まっていることも。
    • また、アイテムパック「MHフェスタ'16パック」の中にはなんとフエールピッケル×31が含まれている。
      フエールピッケルを用いる調合は全21種なので、上記の手段を用いなくても容易に埋めることが可能。
  • MHWorld以降は、正しい用途のピッケルと共に未登場。
    素材の錬金や確保がより容易になったことで、
    フエールピッケルの役目は一旦退くことになったのだろう。

類似アイテム

レンキンフエール

  • MHXXのレンキンスタイルで生産できる。
  • ゲージ消費4で1個生成可能。
    特定の錬金アイテムと調合することで、その錬金アイテムの数を増やすことができる
    どれもやや幅があるものの殆ど最大所持数まで増やすことができる。
    そのため使用する場合は元になるアイテムが少ない方が無駄が出にくい。
    レンキン耳栓の場合×3が出ないとゲージの消費量として損になってしまう。
調合できる錬金アイテム
アイテム名個数
レンキン狩技砥石6~8
レンキン狩技弾28~30
レンキン狩技ビン18~20
レンキンフード6~10
レンキン活力剤6~10
レンキン耳栓2~3

余談

  • このアイテムの他にも原理不明の神秘のアイテムは幾つかあるが、
    一番神秘なアイテムと聞かれれば、
    多くの人はモドリ玉フエールピッケルのどちらかを答える。
    単に「ふしぎなポケット」の歌のビスケットみたいに、フエールピッケルで素材を叩き割っているだけではあるまいな…。
    • そんなモドリ玉はMHWorldでは翼竜種を、そしてMHRiseでは帰還用の大翔蟲を召喚して撤収すると言う、
      ある程度は現実的な描写がなされる様になった為、
      原理不明アイテム筆頭はこちらが残る事になってしまった。
      そしてMHWorld以降はフエールピッケル自体も全く登場しなくなった。
      今後ももし復活しないとなれば、原理の解明に関しては本格的に迷宮入りしてしまうことになる。
  • 4シリーズではマカ錬金屋狂竜結晶を渡すことで、
    持っているアイテムを増やすことができるようになっている。
    フエールピッケルの効果とよく似ている上に、狂竜結晶もフエールピッケルと同じ紫色であることから、
    もしかしたらフエールピッケルは狂竜ウイルスと何らかの関係があるのかもしれない。
    ただしフエールピッケルは錬金ではなく、あくまで調合だが。
    • 一方、MHXXのレンキンフエールは狂竜結晶のアイコンだが、調合が関わってくるという立場を取っている。
      レンキンフエールはマカ錬金タルの中身が結晶化したものなので、鉱石のアイコンになりそうだが、
      あえて狂竜結晶のアイコンにしていることからも、何らかのメッセージ性がうかがえる。
      そもそも「マカ」というのは「マカ麹」というカビに由来しているはずであり、
      そのカビの代謝物や死骸が結晶化したものと考えられる。
      MH2の頃はその結晶が大抵、石ころなのだが。
      しかし、古龍並みに不思議な生態を持つマカ麹だが、モンスターと違って学術的研究の対象にはなっておらず、
      竜人族の伝統技術に任せっきりなのが残念なところである。
  • かつては虫や植物系のアイテムにも普通に適応し、当たり前のように素材を増やすことができていたが、
    よく考えてみると、これは生物を本来の生殖過程を無視して増殖させる事が可能という、
    考え方によってはめちゃくちゃヤバい代物である。
    最近のシリーズに登場しない理由ってもしかして……?

関連項目

アイテム/ピッケル
システム/調合
システム/訓練所
システム/トレジャーハンタークエスト


*1 オンラインとオフラインにおける報酬の計算式の違いが原因と思われる。詳しくは「たんと掘れ燃石炭」の余談を参照のこと。