MHRiseから登場した素材アイテムの一種。
概要
- とある水域に生息する貝類の一種。
人間の半身以上の大きさにまで成長する事もある大型の貝類で、
自身の貝殻に周辺の石や他種の貝類を付着させ、自分をより大きく独特な姿に見せようとする習性を持つ。
ある海域の沿岸部に住まう部族はこの貝の殻を加工し、
狩猟や祭事の場で用いる伝統的な衣装を作っていたという。
また、睡眠性のガスを生成する性質を持ち、
近年ではその大きさや性質を利用した対大型モンスター用の装備も開発されている。
- うなりうねり貝以来、久方ぶりに登場した素材として利用できる貝類。
交易船を利用して虫やキノコ系のアイテムを増やすと、それらに紛れ込む形で手に入る事がある。
なお、ほぼ原形のまま狩猟笛に加工して背中に丸ごと背負えるうなりうねり貝と比べると若干小さ目で、
武器として加工すると長めの柄が取り付けられたり、折り畳める構造に改造されたりしている。
- 専用の防具が作れたり大剣や片手剣、ガンランスにスラッシュアックスまで作れるなど用途の幅はかなり広め。
特に防具は弾導強化や各種弾強化などのスキルを多数搭載しており、ガンナーには強い味方となってくれる。
そして露出が多い。
武器はやや物理重視の睡眠属性武器となる。外見的にはやたらサイズがデカいのが特徴か。- 睡眠武器という特性上あまり採用率は高くなかったが、MHR:S Ver.12アップデートにて武器の重ね着が実装。
思う存分やたらとデカい武器を振るえるようになった。
- 睡眠武器という特性上あまり採用率は高くなかったが、MHR:S Ver.12アップデートにて武器の重ね着が実装。
- MHR:SではMR素材として新たに「アンモサカガイ」というものが登場。
とある海底にて発見された、半分化石化したマクラサカガイであり、
現代の種よりも高い濃度の睡眠性ガスを蓄えているという。
「半分化石化」という言葉が気になるが、どんな状態なのだろうか……?
貝殻の一部が鉱石のように変化しているのかもしれない。
装備一覧
武器種 | 生産段階 | 強化段階 | 最終強化 |
---|---|---|---|
大剣 | 睡りを誘う貝大剣 | 睡貝大剣ピンクターダ | 夢蜃大剣ターリアディ |
片手剣 | 睡りを誘う貝剣 | 睡貝剣ルデテプス | 夢蜃剣ヴァナーリディ |
スラッシュアックス | 睡りを誘う貝剣斧 | 睡貝剣斧バティラス | 夢蜃剣斧チャバナディ |
ガンランス | 睡りを誘う貝銃槍 | 睡貝銃槍マイトラス | 夢蜃銃槍マイトラディ |
防具 | アルブーロシリーズ |
余談
- モデルとなっているのはおそらくクマサカガイという貝類の一種。
この貝は自前の貝殻が薄く強度的には少々頼りないため、
貝殻に様々なものをくっつけて防御力の補強や擬態を行う習性を持っている。(諸説あり)
その習性のために個体ごとの外見上の差異が著しく、パッと見では本種だとわからないケースもあるという。
流石に睡眠性の毒などは持っていないし、元々マクラサカガイほど巨大な貝ではないが、
生態は非常によく似ていると言える。
- また「マクラサカ」を「枕逆」と読むと考えると、Riseによくある妖怪イメージは「枕返し」に該当すると思われる。
枕返しは夜中寝ている人の向きや枕の位置を変える妖怪の事で、伝承によっては人命を奪う事もあるようだが、
基本的にはそのようなイタズラに済ませることが多いらしい。
それで言うならどちらかと言うと眠らせるより起こしてしまいそうだが
某有名な妖怪退治の先生のマンガ作品では、枕をひっくり返された人間は夢から覚めなくなったり、
現在と未来の自分の魂が入れ替わってしまうなど、かなりシャレにならない性質で描かれた。
もしかしたらこのマンガで枕返しを知った人もいるのではないだろうか?
- 「ガスを放つ貝」という観点から考察すると、「蜃気楼」がモチーフの可能性もある。
蜃気楼とは光の屈折により虚像が見える現象のことであるが、昔の人々は
巨大なハマグリ(蜃)が吐く息(気)により建物(楼)の像が浮かび上がっていると考えていた。
江戸時代に描かれた妖怪画集『今昔百鬼拾遺』にも、気を吐いて楼閣を作り出す「蜃」の姿が記載されている。
蜃気楼では超常的な光景が見えることもあり、まるで夢でも見ているかのようであるため、
マクラサカガイには睡眠性のガスを出す設定が付けられた…のかもしれない。
関連項目
世界観/貝類
アイテム/うなりうねり貝 - 武器として加工できる巨大な貝類、大きさはこちらの方が上だが利用価値と汎用性は微妙
アイテム/イカダガキ - MHRiseにて初登場の貝類の仲間、こちらは精算アイテムなので武具などには利用できない