現実世界では、いわゆる人間にとって毒性が強い薬を意味する言葉。
本項ではMHFに登場する、一風変わった効果を持つ薬について述べる。
ここではより効果の大きい高級劇薬及び、簡易版の方薬についても紹介する。
目次
概要
- MHFシーズン6.0より導入されたアイテム。
当初は回復アイテム等と同じアイコンで紛らわしかったが、8.0からフラスコのようなデザインに変更された。
- 回復薬のように飲んで使用する。劇薬【緑】と劇薬【黄】の二種が存在し、色によって反映される効果は異なる。
しかし、その名前から想像がつくと思うが単体で使うとエライ事になる。
劇薬【緑】は使うと大タル爆弾での自爆を上回る90ダメージを受け、
劇薬【黄】はスタミナの最大値が最低の25まで下がる。
どちらもマイナス効果だが、火事場・餓狼にとっては便利なことこの上ない。
しかも大タル爆弾での自爆とは違い、劇薬【緑】のダメージでは赤ゲージが残らず、
さらに体力が90以下の状態で使用しても力尽きる事がない(1だけ残る)という利点もある。
- しかしながら、いつもどおりの入手制限。
キャラバンクエスト内でのミッションクリア時に貰えるアイテムの中から完全ランダム。
えらく面倒な上にえらく時間がかかる。そんな訳で持っているハンターはあまりいない。
一方、ネカフェの毎日プレゼントで5個ずつもらえるため、
家にPCがないなどの理由でネカフェを利用するプレイヤーは大量に持っていることが多い。
- お助けパック第4弾で上位互換の高級劇薬が登場、販売された。
飲むと体力最大値+80と劇薬2種の効果が発動、いきなり火事場と餓狼が可能になる。
しかもパックを購入するだけで簡単に20個も入手可能と劇薬の入手難易度自体が大幅に低下した。
しかし強力すぎて1個しか持ち込めない点に注意しよう。
- MHF-G以降は、体力最大値は火事場の条件に関係しなくなった(残量40以下で発動)。
そのため劇薬【緑】の効果が
「体力残量が40を超えている場合は40に、40以下の場合は1にする」と変更されている。
また、簡易版の方薬が登場。飲むと10ダメージを受ける。
こちらはエクストラコースならショップで普通に購入できる。
火事場の仕様変更と合わせて手軽に使用できるようになった。
余談
- ゲームとして非常に有用なアイテムであるとはいえ、
危険な薬がプレゼントとして普通に配られていたり(リアルマネーだが)購入できたりするのは如何なものか、
という疑問が沸くかもしれないが、MHFの劇薬はそれぞれ
「究極の不味さを売りにした飲料」「疲労増大を売りにした飲料」であり、
れっきとした(?)飲料物である。
前者は一部の物好きや罰ゲームのお題くらいにしか需要はなさそうだし、
後者に関しても仮に栄養があっても飲みたくない代物であるが…。「仮病の言い訳にでも使え」と言うわけか?- ちなみに方薬は強烈な臭いを発する飲料であり、飲むと不快な気分になって体力が減るのだという。
もちろん、飲んだところで悪臭状態にはならない。
- ちなみに方薬は強烈な臭いを発する飲料であり、飲むと不快な気分になって体力が減るのだという。
- 現実世界での「劇薬」の意味については冒頭で触れた通りだが、
劇薬以上に毒性が強くて「人間にとって利益になる運用が非常に困難」と言えるほどのものは、
「毒薬」と呼ばれている。
しかし、そんなヤバすぎる薬であっても実は生活の至る所で有効活用され、我々は助けられているのである。
例えば医療では、鎮痛剤や麻酔薬はギリギリまで希釈した神経毒が使われている事が多く、
産業では塩酸やアンモニア水といった強酸・強アルカリの薬剤が
現代の化学工業において必須のものとなっている。
- 「方薬」については、本来は薬一般の調合という意味があったが、
転じて「医療の心得もないのに調合した薬」という意味で用いられるようになり、
さらに「能力も無いのにいい加減な行為をすること(人)」というような意味に転じている。
劇薬とまではいかないがダメージを受けるという効果としてはそれなりに意味の通じるネーミングである。
いい加減な割には受けるダメージはきっかり10ポイントであるが。