無印から登場しているアイテムの一つ。
フィールドのギミックを発動させるために必要となる特殊なアイテム。
MHXで武器内蔵弾として初登場した「大砲弾」についても紹介する。
概要
- 砦や街などのフィールドで入手できるアイテム。大砲の発射に使うための砲弾。
鋼鉄でできており、抱えなければ運べないほど重い。
地面に丁寧に置かず、何らかの要因で落としてしまうと爆発する。【大砲の弾がっ!】
- 現実世界では大砲の弾は主に2種類に大別され、
純粋な鉄の塊などを投射して城壁や船などを破壊する目的の弾、
中に火薬を詰めた弾を飛ばし着弾時に爆発するようにした弾がある。- モンハンの弾は見ての通り爆発しているので後者だと分かる。
ボウガンの徹甲榴弾も同じ部類になるが、あちらと違って着弾時に即座に爆発する点は現実のものに近い。 - しかしこの手の弾は「着弾時以外の時に暴発する」リスクを解決するための方法として
流線形で常に先端を前に向けて飛ぶようにできており、先端に取り付けられた信管の部分が当たらないと爆発しない。
しかしモンハンの大砲の弾はどう見ても真ん丸でどっちを向けて飛ぶか分からない上、
そもそも落としただけで爆発したりと簡単に暴発している。
こんなものが発射の衝撃で爆発しないようになっている技術は驚嘆に値する。
- モンハンの弾は見ての通り爆発しているので後者だと分かる。
- 特定の場所で採取を行うと入手できる。
ただしバリスタの弾のようにポーチに入るわけではなく、これを大砲の前まで運搬しなければならない。
1回の砲撃につき大砲の弾が1つ必要なので、何度も使う場合はその度に大砲の弾を運搬する必要がある。
なお、基本的に無限ではないので無駄に回収したりするのはいただけない。- 4からの撃龍船での採取ポイントのみ、大砲の弾の採取速度が速くなっている。
予め使用前提で積まれているので取り出しやすいということだろうか。
- 4からの撃龍船での採取ポイントのみ、大砲の弾の採取速度が速くなっている。
- MHXではシリーズ初めてのリストラ宣告を受けてしまう。
その一方で、類似品として後述の大砲弾が登場する運びとなった。
- MHXXでは砦とともに復活した。さらに弾が3つセットになった。
1回の装填で自動的に3連射してくれる。
またその関係上、移動式大砲には9つしか一度に装填できない。
1つだけでも重いのに3つセットを平気でしんどそうだが運ぶハンターの運搬能力は驚愕の一言。- 通常、運搬アイテムは持った後そのまま運び終えるか落とすかであるため気付きにくいが、
一応運んでいる最中はポーチに入っているため、アイテム説明文を読むことができる。
ではこの3つセットの大砲の弾はと言うと…
やっぱり重かったらしい。対巨大龍専用の鋼鉄の弾丸。
3発分を1まとめにした分、
とても重い。(支給品専用)
まあ鋼鉄でできてたらいくらハンターでもきついのだろう。
因みに外から見ると木の板と綱で固定されただけの本アイテムだが、
カメラ位置を調節して内部を見ると弾には直接でっかい針がブッ刺してある。
落とすだけで爆発する代物に、よく穴を開けられたものだ。 - 同作のラスボス専用フィールドである旧砦跡では、
大砲の弾が龍歴院の支援物資輸送ロケットに積まれて飛来してくる事がある。
そのロケットをネセトに直接撃ち込んでおけば評価は違っただろう
このフィールドには通常の大砲しか無いが、装填すればちゃんと3連発される。 - また復活したシュレイド城でも三連発に対応している。
- 通常、運搬アイテムは持った後そのまま運び終えるか落とすかであるため気付きにくいが、
- MHRiseではバリスタ・大砲双方がリロード制に変わった事により、バリスタの弾共々未登場となった。
設定的には存在しているが、アイテムとしてはMHX以来となるリストラを受けた形となる。
サンブレイクでも引き続き未登場のまま。- ちなみに、搭乗型の大砲で撃ち出せる弾の種類は大砲弾、溜め貫通弾、溜め電撃弾の3種類。
一方の里守大砲の方は大砲弾と里守電撃弾の2種類が撃ち出せる。
- ちなみに、搭乗型の大砲で撃ち出せる弾の種類は大砲弾、溜め貫通弾、溜め電撃弾の3種類。
- フィールドによっては入手できる場所と大砲の位置がかなり離れていることがある。
特に砦は離れているだけでなく、連絡通路となっているエリア6にイーオスがたむろしており、
ただでさえ面倒な運搬に拍車を掛けている。
また、大砲の弾は落としたり運搬を諦めて地面に置いたりすると、その瞬間に爆発してしまう。
当然爆発に巻き込まれれば僅かではあるもののダメージを受けてしまうので、
かなり神経を使って運ばなければならない。- しかし、持っている最中にモンスターの攻撃が飛んできた場合、
タイミング良くわざと落としてふっ飛ばされ、大砲の弾の爆発ダメージで済ますというテクニックもある。
実際大砲の弾を使うクエストはモーラン種を始めとした超大型モンスターが相手であることが多く、
彼らの強大な一撃をくらうくらいなら軽微なダメージでやりすごす方が賢明である。 - 地面に置いただけで爆発を起こす弾であるが、
実際に発射してモンスターに当たらず地面に着弾した場合は何故か爆発しない。
- しかし、持っている最中にモンスターの攻撃が飛んできた場合、
- なお、大砲は完全に固定されているため、バリスタのように角度や方向を調節することができず、
どんなタイミングで使ったとしても砲弾が飛んでいく方向や着弾点は決まっている。
そしてその軌道上にモンスターがいなければダメージを与えることは当然できない。
大砲の弾の運搬といい、バリスタや撃龍槍などの他の迎撃兵器と比べると、
お世辞にも使い勝手は良いとは言えない。
ただしそれを補うだけの威力は約束されているので、狙っていく価値はある。- 例外として、MHFの天廊内に設置されたものについては、
バリスタのように狙いを付けることができ、装填後の発射も任意のタイミングで行える。 - また、MH4Gの戦闘街にある「移動式大砲」も、装填後任意のタイミングで弾を発射できる他、
大砲自体が巨大なトロッコの上にあるため、天廊の大砲ほどではないが、ある程度狙う場所を変える事ができる。
MHXXの砦に新設された移動式大砲は走行中も弾を発射できるため、
慣れは必要だが、より自由に狙いをつけられるようになった。 - MHWorldにおいては調査団の研究の賜物か、大砲の砲身に近づけば
砲身を押して横方向に動かせるようになり、運用性が大きく向上した。
動かすのに結構時間がかかるため動く相手に狙いを付けながら砲撃というのは不可能だが、
超大型古龍との戦いにおいて向きを変えながら砲撃し続けたり、
複数ある移動ルートに合わせて向きを変えて待ち構えたりと頼もしい武器になる。 - MHRiseではカムラの里の卓越した技術力により、
バリスタと同様に角度・方向を自由に調節する事が可能になった。
弾道も表示されるのでこれまでと比べると格段に当てやすく、百竜夜行の主力として活躍してくれる。
- 例外として、MHFの天廊内に設置されたものについては、
大砲弾
- MHXからはボウガンの新要素である武器内蔵弾の一種として、大砲弾というものが登場した。
- 武器内蔵弾というからにはボウガンに最初から付属されている弾丸なのだろうが、
発射された弾はどこからどう見てもサイズといい見た目といい大砲の弾そのもの。
一体どうやって内蔵されていて、どのようにあの小さな銃口から発射しているのかは深く考えてはいけない。
- 肝心の性能の方は、攻撃力依存の弾丸のダメージに加えて爆発による肉質無視の固定ダメージを与える。
発射後の軌跡も大砲の弾と同様割と早めに照準より下に落ちていくため、当てるにはコツがいる。
また、砲術スキルによって爆発ダメージの威力の強化が行えるのもポイントだろう。
更に武器内蔵弾なので特定射撃強化も乗る。
やっぱりこれ、大砲の弾そのものなんじゃないだろうか……。- 威力も結構高く、爆発による肉質無視ダメージは
Lv1大砲弾でLv2徹甲榴弾相当、Lv2大砲弾でLv3徹甲榴弾相当。
ただし徹甲榴弾にある火属性ダメージが大砲弾にはまったく無く、
それでいてリロードも反動もLv3徹甲榴弾より重いというのが最大の欠点か。
ついでに言うと、徹甲榴弾が標準搭載している減気効果も残念ながらない。
めまい効果はきちんと搭載されてはいるものの、この弾だけでめまいを起こすのも困難である。
やはりと言えばやはりだが、主力として扱うのは厳しいのであくまで補助弾としての運用に留まる。
- 威力も結構高く、爆発による肉質無視ダメージは
- その性質上、ウラガンキンの顎やリオス希少種の頭のような、硬い部位を破壊するのに役立つ弾と言えよう。
一方で飛距離の関係で、ドボルベルクのコブのような高い位置の破壊には向かない。
- もちろん祝砲や対人戦でも大活躍する。
爆風だけだと尻餅程度だが弾そのもの直撃させると吹っ飛ばせる。
- MHXXで通常の大砲が復活して共演(?)が叶った。
大砲から発射される大砲の弾とボウガンから放たれる大砲の弾と比べると
ボウガンから放たれる大砲の弾の方がサイズ・爆風共に明らかに小さい。
それでもボウガンに内蔵されるのは無理があるサイズであるが……。
- MHWorld以降は武器内蔵弾がオミットされたことでこの弾も未登場となったが、
上述した通りMHRiseでの通常射撃で使われる大砲の弾の名称はこの「大砲弾」に変更されている。
余談
- たまに「大砲の玉」と間違えられる事がある。
国語的には「玉」でも「弾」でも間違いではないが、
銃火器類の使用に用いる「弾丸」に対しては「弾」を用いるのが適している。
よってこのアイテムの名称も「大砲の弾」が正解である。
決してランプのお面を被った奇面族の相方のことではない。