概要 
- ボウガンの弾の一種。カクサンの実や竜の爪、カクサンデメキンなどを素材とする。
内部に複数の爆発物を詰めた弾丸で、着弾と同時にはじけ、辺りに爆発物をばら撒く。
LVが高いほど飛び散る爆発物の数が増えるが、1個当たりの威力は小さくなる。
- 着弾時に微量のダメージを与え、その直後に飛び散る爆弾でさらにダメージを追加する。
ボウガンの攻撃力やモンスターの肉質の影響をほとんど受けないため、
攻撃力の低いボウガンで撃ったり、堅い外殻を持つモンスターに対して使うと特に有効となる。
その性質上「ガンナーの最終兵器」とも呼ばれる。
使い方によっては最も簡単に、そして短時間で多大なダメージを与える事が出来る弾丸である。
しかしその高い威力の代償として、
反動が非常に強い、リロードが遅い、持ち込める個数や装填数が少ない為、調合撃ちが基本運用となり、
通常弾に比べてコストが高く、準備も大変などといった弱点も多い。
また、ダメージはばら撒かれる爆弾のヒット数にほぼ依存するため、安定性に欠けるという欠点もある。
子弾がモンスターの背中に乗るように、上から着弾させることでヒット数を稼ぎやすくなるが、
モンスターの体格や地形といった条件が揃わなければ狙えない角度であるため、難易度は高い。
- 飛び散った爆弾はモンスターに当たらなかった場合、地面に落ちると同時に爆発する。
この爆発は味方のハンターを吹っ飛ばしてしまうため、PTプレイでの使用は注意が必要。
しかし全員がガンナーならそんな心配は不要。
さらに全員が拡散弾を持ったボウガン使いなら最早怖いもの無し。
ただ適当に撃っているだけでどんなに屈強な大型モンスターでも簡単に仕留める事が出来てしまう。
ただしこの戦法(通称、拡散祭り)はプレイヤースキルもボウガンの性能もほとんど関係なく、
お手軽で強い手法であるが故に狩猟の腕がほとんど上達しないという両刃の剣である。
まぁ上手く拡散弾を当てる技術くらいは必要であるが。
拡散弾だけに頼るような戦い方は絶対にやめよう。- しかしMH3ではそんなこと言ってられない規格外が登場。
弾肉質が異常に固い為、ガンナーでまともにやり合っていれば苦戦は必至だが、
拡散祭りを用いてなんと0分針で討伐してしまったパーティーも存在しており、
その戦い方から「ガンナー版スタイリッシュボマー」とも。 - MHFでは弾肉質が異常なほど硬いモンスターが多く、拡散祭りは割と一般的なボウガンの戦術であった。
が、秘伝書以降は拡散弾のダメージを大幅に軽減したり、
拡散弾を完全に無力化したりするモンスターが次々と現れる。
更にG級では拡散弾PT4名では弾丸が足りないというモンスターも多く登場するため、
拡散祭りは主流ではない。
- しかしMH3ではそんなこと言ってられない規格外が登場。
- 今や数百種類も存在するボウガンの中でも拡散弾の速射に対応したボウガンは非常に少ない。
これは現代技術では拡散弾の速射自体が困難を極める技術で、
実質的にその機構を持つボウガンを製造できないためである。
しかし古代技術にはそれを可能とする技術が存在していたらしく、
旧シリーズではその機構が導入されたボウガンの復元には成功している。
その設計図通りに生産されたボウガンなら速射も可能だが、
この技術をまた別のボウガンに移植するのはまだ無理らしく、今後の技術力の進歩が待たれる。
MH3以降ではティガレックス亜種やグラン・ミラオスの素材から作られたライトボウガンに
拡散弾の速射機構が搭載されているが、これが古代文明の技術なのか、現代の技術力の賜なのか、
はたまた単に素材と拡散弾との相性が良かっただけなのかは不明である。
一方、拡散弾のしゃがみ撃ちに対応したヘビィボウガンはそこそこ存在する。- ゲーム的な事情を言うと、徹甲榴弾と拡散弾の速射は固定ダメージとなる爆発の部分が速射による減算補正を受けないため、
発射回数の増加はそのままダメージが倍に上乗せされる。
このためか両方ともLV1しか速射に対応しているライトボウガンが存在しないのも強力過ぎるからだろう。
- ゲーム的な事情を言うと、徹甲榴弾と拡散弾の速射は固定ダメージとなる爆発の部分が速射による減算補正を受けないため、
- 基本的に拡散弾は1回の調合で1発までしか作る事が出来ないが、
MHP3のLV3拡散弾に限り、1回の調合で2発分生産する事が出来る。
しかし最大所持数が3発なので半端が発生し、素材を少し無駄にしてしまう事も。
- MHWorldでは扱いが変更され、迫撃タイプの弾丸になった。
放つ際はボウガンを斜めに構え、反動を抑制する体勢を取って迫撃砲の様に弾丸を発射する。
ターゲットマーカーも、弓の曲射と同様の着弾地点指定型に変更された。
これにより、真上から撃ち込んで子弾を背中に乗せることが容易になった。
また発射体勢の関係上、同じ爆発系弾の徹甲榴弾より反動は小さい一方で、発射時の自由度は他の弾丸より低い。
一方で、弾丸とLV毎に火薬量が異なる点を明確にしたためか、
多くの高LV弾はライトボウガンでは対応しているものが少なく、
大体ヘビィボウガンで満足に扱えるものが多い、という特徴が見られるが、
その最たる物である拡散弾と竜撃弾はライトボウガンで扱えるものは一切存在せず、
事実上のヘビィボウガン専用の弾丸となっている。- 戦闘面に関する変更点として、なんと攻撃力の影響を受けるようになった。
これによって、従来作とMHFの弱点であった「固定ダメージ」を克服、
正しく、ヘビィボウガンの最終兵器として運用することが可能となった。
ただし、味方を吹き飛ばすのは相変わらずであるため、使い所はしっかり見極める必要がある。
- 戦闘面に関する変更点として、なんと攻撃力の影響を受けるようになった。
- MHW:Iの発売と同時に、アップデートで拡散弾の弱体化が行われた。
爆発の威力と部位ダメージの減少、調合素材であるカクサンの実の最大所持数減少に加えて、
発射から弾が上昇している間は着弾判定がなくなり、弾が落ち始めてからでないと拡散しなくなった。
これにより不動の装衣を着つつ懐で連射するようなゴリ押し運用は不可能となっており、
チャンス時に使う普通の弾としての立場に戻ったと言える。
- 余談だが、拡散弾を強化できるスキルは長いシリーズを通して存在したことがない。
しいて言えば拡散弾追加なのだが、
拡散弾が撃てるようになるものであって強化するようなものではない。
MHFのみだがシジルとして[拡散弾]大爆発は存在する。
関連項目 
アイテム/弾丸
モンハン用語/拡散祭り - この弾を主軸としたとある龍達を狩る為の伝統的な戦法。
武器/鬼ヶ島 - 初登場からシリーズを通して上記の戦法に用いられる古代の武器。