アイテム/捕獲用ネット

Last-modified: 2024-09-09 (月) 16:30:03

MHWorldにて初登場した、を含む環境生物の捕獲を可能にするアイテム
スリンガーにセットする射出式の網で、モンスターは捕えられない。

目次

概要

  • MHWorldにてお役御免となった虫あみに代わり登場した「固定アイテム」。
    様々な用途に使え、虫採りだけでなく漁や小動物の捕獲まで行える。
    スリンガーに装填した状態で標的に照準を合わせ、射出することで対象を捕らえられる。
    「固定アイテム」枠であるため使用しても消費されず、何度でも再使用が可能。
    アイテムポーチでも砥石、釣り竿、肉焼きセットと同じく別枠で扱われ常に持ち歩いているため、
    所持品を圧迫せず、虫あみのように持ち込み忘れが起きることもない優れ物である。
  • 留意点が幾つかあるが、特に大型モンスターの捕獲に用いる」と勘違いする人が多い
    • MHWorldでも大型モンスターの捕獲は既存メインシリーズ作品群とあまり変わっておらず、
      落とし穴など罠系アイテムで拘束に加え捕獲用麻酔玉を投げて眠らせることとなる。
  • モンスターに用いても小ダメージを与えるだけに留まる。
    捕獲するつもりがうっかり捕獲用ネットのダメージで討伐しかねないということである。
    βテストではこの誤解が多くみられ、延々と捕獲用ネットで捕まえようとするハンターが見られた。
    • なお、この「モンスターに小ダメージを与える」という性質はギミック的には有効であり、
      ランゴスタなど過大なダメージを与えると素材が回収できないモンスターに使えるほか、
      野生翼竜種を刺激してショートカットを行う際、常時使えてダメージの小さい捕獲用ネットは役立つ。
      • この性質から、大タル爆弾の起爆も可能。
        距離をとらないと巻き込まれてしまうため注意が必要だが、
        石ころのないとき、小タル爆弾の節約に役に立つ…かも。
      • 旧作における「石ころだけでの討伐」のような縛りプレイも出来なくはない。
        弾数無限の石ころ的存在と捉えている人も中にはいるようだ。
      • MHW:Iではクラッチクローというアクションが登場し、弾消費なしでロープを飛ばせるようになった。
        翼竜種を刺激する際には有用だが、モンスターに対しての睡眠爆破にはやや使い辛い。
        少し外したつもりでも判定次第では大型モンスターへの「しがみ付き」が優先され、起こしてしまう。
        どうしてもスリンガー弾が用意できない場面では捕獲用ネットの方が有用だろう。
  • 捕獲用ネットは重力に引かれて放物線の軌道を描き、また前方方向へはあまり飛ばないので、
    他のスリンガーの弾のように獲物に照準合わせて撃つと獲物の手前の地面に落ちてしまうことが多い。
    やや遠くの獲物を捕らえる場合、照準をやや上方に上げて飛距離を伸ばす工夫が必要となる。
    また、一度射出すると環境生物や魚などは警戒して逃走するものが多い。
    そういった生物に対して使う場合、最初の照準は慎重に行って確実に捕獲したいところ。
    • 地面や壁面に接触しなければ射程そのものは割と長いようで、
      崖下へ射出すると戻ってくるのに数秒かかる。
  • MHW:Iでは全武器種で抜刀中のスリンガー使用が可能になったが、
    この捕獲用ネットだけは抜刀中にスリンガーを構えると自動的に外れる仕様になっている。

捕獲対象と使い方

  • 捕獲用ネットはアイテム欄で選択し、スリンガーに装填することで使用できる。
    捕獲用ネットで捕らえられる生物が居る場合、照準がオレンジ色に変色する。
    スリンガーを構えている間も移動速度などは殆ど低下しないため、
    環境生物を探す際などは予め装填しておいて照準画面にしつつ移動すると見付けやすい。
    • 生物を捕獲すると一瞬回収するのが遅くなり、手ごたえを感じられる。
  • MHWorldでは捕獲した環境生物や魚などをマイハウスにて鑑賞することが可能。
    自室にお気に入りの環境生物を配置できるという面白い機能が存在しているのである。
    また、環境生物などは捕獲時に調査ポイントが取得できるメリットもある。
    取得できる調査ポイントの量は対象によって変動し、レアなもの程その価値は高い。
  • 尚、環境生物は一部を除き、武器などで攻撃すると一撃で死んでしまい、捕獲できなくなってしまう。
    むやみやたらに何かの弾みでうっかり攻撃に巻き込まない様にしてあげよう。
    逆に言えば、フィールド中の環境生物を狩り尽くすという血も涙もないプレイも可能である。

環境生物

  • MHWorldの大きな要素の一つである「環境生物」は捕獲用ネットで捕らえることとなる。
    環境生物には虫・魚だけでなくフィールドを徘徊する小動物などが該当し、
    それら殆どを捕獲用ネットで捕らえて取得することが可能である。
    シビレガスガエルなど、フィールドギミックのような環境生物であっても捕獲できるため、
    プレイヤー自身が様々な生物に対してとりあえず撃ってみることをオススメする。
    • 現在判明している例外は各種モンスターの他、「楔虫」などが該当する。
      こちらはフィールドギミックとしての価値が高く、スリンガーの操作とも被るため、
      誤って捕らえてしまい利用できなくなることへの配慮からの措置かもしれない。
      また、「スタミナライチュウ」についても同様である。
  • 環境生物の捕獲難易度は様々で、特に空を飛ぶ鳥やウロコウモリなどは捕まえ辛い。
    慎重に忍び寄ってから射出したり、生態を利用して誘き寄せたりすると捕らえ易いだろう。
    逆に、シビレガスガエルなどその場から殆ど動かず地面に居る環境生物は捕らえ易い。
    ハコビアリのように列を成しているものは一度の射出で複数匹を同時取得できることもある。
    • また、環境生物には時折レアなものが登場することがある。
      例えば普遍的に見掛けるヨリミチウサギにレアなミチビキウサギが混じっていることがあったり、
      古代樹の森ではシンリンシソチョウにレアなコダイジュノツカイが混じっていたりする。
      これらの生物は遭遇しにくい分得られるポイントは桁違いに高く、
      見つけることが出来れば是非とも捕まえたい。
  • 複数の環境生物を一度にネットに収めた場合、最大3匹まで同時に捕まえることができる。
    密集して出現する環境生物(特に警戒心が強くすぐに逃げて(消えて)しまうような生物)などは、
    まとめてネットに収めることを意識すると効率よくポイントを稼げる。
    • 3匹までしか、とも言い換えられるが、
      ネットに収まる範囲で4匹以上の環境生物が密集する例はそうそう多くはなく、
      その多くはない例の中でネット射出に反応して逃げてしまう生物は更に限られることから、
      特に問題があるというわけでもない。

  • MHWorldでは消費アイテムとして使える虫は基本フィールドで手掴みできる仕様となっている。
    これら消費アイテムとしての虫についても捕獲用ネットで入手することが可能。
    環境生物としてカウントはされず、遠距離でも取れる程度のものであるため、それほど重要ではない。
    元々が上述した仕様であるためあまり動かず、捕獲用ネットでも狙いやすい。
    • ただし、フィールドギミックである楔虫スタミナライチュウだけは
      捕獲用ネットでも手掴みでも捕獲する事はできない
      スタミナライチュウの場合は手掴みで取るところまではいけるものの、
      アイテムとして入手する事はできずそのまま食べてしまう。
      初見では勘違いしやすいものの、環境生物という枠組みではなく
      あくまでフィールドギミックであるという事か。
    • MHW:Iでも状況はほぼ変わらないが、導きの地には1匹だけ
      どうやっても手掴みできない位置に配置されたイレグイコガネが存在する。
      これを採取したい場合は捕獲用ネットの出番…なのだが、
      イレグイコガネはそこまで需要があるわけでもないこと、
      付近は釣りスポットであり射出に反応して魚が逃げてしまうことから、
      わざわざ捕る意味もなくなんだか罠要素じみてしまっている。
  • フィールド内を闊歩している環境生物としての虫は手掴みできない。
    それらを捕獲する場合は捕獲用ネットの出番となる。
  • 先述の通りランゴスタに使っても捕獲することはできないが、
    これでトドメを指すと砕け散らないため、剥ぎ取りたいときには便利。
    本作のランゴスタは暴れまわらずハンターにとってほぼ無害な存在と化しているため、
    環境生物とほぼ同じ狙い方で討伐できるだろう。
    カンタロスもこれで討伐(して剥ぎ取り)出来るが、体力が高いためネットだけで倒すのは時間がかかる。
    ランゴスタもネットの当てにくさや連射性能の低さを考えると、
    石ころやミズタマリゴケあたりを探した方が早いかもしれない。

  • MHWorldでは釣り竿が固定アイテムとして常備されており、釣り餌になるアイテムもある。
    お馴染みの釣りだけでなく、投げ網漁という選択肢が加わった形となる。
    Pシリーズ経験者であればネットを消費して行う投網マシーンのイメージが強いかもしれないが、
    捕獲用ネットは壊れないため、遠慮なく利用できる点ではMHP3の仕掛け網の方が近いか。
    • 釣りとの違いは「煩わしい手間が省けること」「魚が逃げてしまうこと」の二点。
      狙った魚影に向けて射出すれば時間も掛からず回収できるため、
      特定の魚を狙ったり、大物が掛かった際の釣り時に生じる攻防をスキップできる。
      一方、一度捕獲用ネットを射出すると魚が警戒して散り散りに逃げ去ってしまう。
      これは魚が引っかからなかった場合、あるいは近くにいた他の環境生物に向けて
      射出した場合でも同様であるため、特に警戒が必要だろう。
      • 釣り竿で釣れる魚については、2匹までしか同時にネットに収めることができない。
        一気に大量ゲットとはいかないため、各種アイテムを調達したい場合は地道に1匹ずつ釣ろう。
    • また釣り竿に反応しない魚もいるため、それらは捕獲用ネットで捕らえることとなる。
      こちらは水陸両用の魚に多い傾向がみられる。
  • MHWorldの魚は環境生物として扱われており、釣りないし捕獲で調査ポイントが入手できる。
    消費アイテムとしての用途がある種は体の一部だけが用いられ、本体は生け捕りにする。
    旧作とはかなり印象が異なるので、その点は留意されたし。

テトルー

  • 各フィールドに滞在するテトルーなどは基本的に捕獲用ネットでは捕らえられない。
    ダメージも与えられず、射出した網を受けても怯む仕草をするだけである。
    しかし、なんとテトルーが捕獲されている場面を公式側が動画で公開している
    この動画では死角から網で瞬時に捕獲されており、非常にシュール。
    • これは荒地のまもり族から受ける重要バウンティ「文化交流:大蟻塚の荒地」限定仕様。
      ボルボロスの突進によって仲間が散り散りになってしまったまもり族からの依頼で、
      迷ってしまった他のテトルーたちを指定数捕獲し保護、隠れ家へと連れ戻すこととなる。
    • あくまでバウンティ限定で、マイハウスで捕らえたテトルーを鑑賞することはできない。残念である。
      まあ同じ獣人のアイルーたちのことを考えると、人攫いも同然の蛮行になるので仕方ないが。
      ネコ嬢やネコートさんにも軽蔑されかねないし、出来なくて良かったかもしれない。

ジンオウガ

  • MHW:Iで追加された大型モンスタージンオウガは従来作であれば
    転倒時に虫あみを使うことで、背中から超電雷光虫と電毛が採取できていたが、
    虫あみがオミットされている本作では、代わりに捕獲用ネットでこれらの素材を採取できる。
    帯電値も減らせるのは従来通り。
  • 後のアップデートで追加されたジンオウガ亜種については更に特殊な仕様がある。
    モンスターへの捕食を行った際、痕跡(捕食痕)の近くに蝕龍蟲が残留する場合があるのだが、
    この蝕龍蟲に対して捕獲用ネットを用いると、アイテムとしての蝕龍蟲が回収できる。

余談

  • スリンガー自体がそうなのだが、モンハンにおける「狩猟」の幅を大きく広げ、
    かつ巨大武器を振るう膂力なしでも採捕を可能とする、非常に有用な逸品である。
    大型モンスター以外の狩猟や採集なら、スリンガーとネットで事足りるのだから、
    或いはスリンガーだけを装備した新しい形の「ハンター」さえ現れるかもしれない。
  • お馴染みのアイテム「ネット」と若干紛らわしさを感じる名前だが、実プレイでは殆ど気にされない。
    捕獲用ネットは固定アイテムでアイテムポーチ内でも別枠管理されており、
    一方のネットは単体だとアイテムウィンドウに並ばないため、間違って使用することもない。
    どちらかと言えばチャットやネット上での混同による誤解に注意すべきだろう。
  • 魚相手の投網は単純に見えるが、実はかなりの熟練を要する技能である
    そもそも投げた時に上手く広げることさえ難しく、仮に広がったところで
    投げ込んだ先に魚が居なければ徒労に終わるため、技と経験が物を言うのだ。
    優れた感覚を持つハンターとは言え、道具で安定して網を射出できる点で
    スリンガーの捕獲用ネットは、かなり高度な技術の産物だと言えよう。
    まして繰り返して、しかも魚以外にさえ使えるのだから凄まじい。
  • アイルーアイランドでも名前だけ登場しており、
    サブクエストにて、釣り好きだが釣りが苦手なアイルーのために主人公が用意している。
    なお、そのアイルーからは邪道と言われてしまった。当たり前だ

関連項目

アイテム/虫あみ
システム/スリンガー
アイテム/スリンガー弾
環境生物 - 捕獲用ネットを使う主な用途。
システム/捕獲 - 「捕獲用」という名前だが大型モンスターの捕獲には使えない。