MH3から登場した回復アイテムの一つ。体表に付着した物を吹き飛ばし、様々な状態異常を回復する。
本項ではMHP2(G)に登場していた「解氷剤」についても扱う。
消散剤 
- アイコンは回復薬や強走薬と同じ形で水色だが、この薬液は飲めない。
"体表に付着した何かによって動きが制限される"というタイプの状態異常にハンターが陥った際、
これを使うことで付着物を弾き飛ばし、状態異常を解除できる。溶かすのではなく弾き飛ばす。
はじけイワシのはじける成分が作用していると思われるが…詳しくは不明。
ロックラックなどの大きな街や行商人の間では取り扱われているが、村の雑貨屋では販売されていない事が多い。
- 弾き飛ばす付着物は雪、泥、蜘蛛や螳螂の糸、謎の重油、泡、骨。
素材こそ違えど、結局体表の付着物で動きが邪魔されるのならば全部弾き飛ばしてスッキリすればいい。
そんな発想のもと、今日では多くの状態異常を回復できる汎用アイテムとなった。
- 調合で作る際には複数の手法があるが、はじけイワシと増強剤を調合するのが一般的である。
かつてはトウガラシとハレツアロワナを調合するという方法も試みられていた。
この方法は一般的な方法よりも貴重な素材を使用しているためかやや難易度が高く、
その反面上手くいけば一度に複数個生産できるという、ハイリスクハイリターンな方法と言える。
- 下記の解氷剤に泥まみれ状態の回復作用を加えた上位互換アイテムとしてMH3から登場して以来、
3シリーズでは専ら雪だるま状態と泥まみれ状態の回復に使用するアイテムとして活躍した。
近年では、MH4では糸拘束状態、MH4Gでは重油拘束状態、MHXでは泡まみれ状態と骨まみれ状態、と、
作品を重ねるごとに消散剤が有効な状態異常が次々と登場し、このアイテムの需要が上がっていった。- 特に重油拘束状態は解除しないとゴグマジオスが繰り出す多くの攻撃のダメージが急増するため、
ゴグマジオス戦では是非とも持ち込むことを忘れないようにしたい。
- 特に重油拘束状態は解除しないとゴグマジオスが繰り出す多くの攻撃のダメージが急増するため、
- MHWでは泥まみれ状態の仕様変更及び他の諸々の拘束状態の削除からリストラされていたが、
MHRiseにてタマミツネと泡やられ状態と共に復活を遂げた。
以前は使用した瞬間に解除されてガッツポーズを取る、となっていたが
MHRiseでは使用すると粉塵のように振り撒いて少し後に解除、という挙動になった。
これまでより解除に掛かる時間が長くなってしまったため、使うタイミングには注意しよう。
また、調合レシピが火薬草×はじけイワシに変更されている。
解氷剤 
- MHP2(G)に登場していた、消散剤の前身となる回復アイテム。
雪だるま状態の回復に使用するため、ドドブランゴ戦やウカムルバス戦などで持ち込む人は多かった。
ちなみにそれ以前の作品や、DosベースのMHFでは登場しない。
- アイコンは袋になっており、調合素材に火薬草とはじけイワシを使う事から
極度に威力の抑えられた爆薬と思われる。
鬱陶しい氷を体から一瞬で吹き飛ばす事が出来るのはありがたいが、
やはりというか、使用後は当然のようにガッツポーズを取る。…どうしてもやらないといけないのだろうか?
しかし雪だるま状態にしてくるモンスターの多くは攻撃力や素早さに長けているため、
保険として持ち込んでおくと安心できる。
- ステータス異常の回復と名前から解毒薬とイメージが近い。
そのせいか、それぞれが「げひょうざい」や「かいひょうやく」等、間違った呼ばれ方をされる事も少なくない。
同じく解毒薬を「かいどくやく」と呼んでしまう人も稀にいる。
- MH3以降は完全に上位互換の効果を持つ、上記の消散剤に取って代わられてしまった。
余談 
- 消散剤も解氷剤も現実に存在する用語である。
解氷剤は寒冷地において車のガラスに付いた氷を溶かす為に用いられるもので、
エチルアルコールを主成分としたものが多く、カー用品店で購入できる。
消散剤は漢方を用いた治療方法(及びそれに使われる漢方薬)の一種で、
体内にある有害物質、病理的産物を徐々に取り除く働きがある。
当たり前だが現実世界ではどちらも爆発はしないので安心しよう。