アイテム/火薬岩

Last-modified: 2024-03-10 (日) 14:33:41

無印から登場しているアイテムの一つ。
現在は運搬系精算アイテムの一種として知られている。

目次

概要

  • 衝撃を加えると爆発する危険がある可燃性の岩石。
    主に火山内部の洞窟や火口付近で採れ、取引価格はかなり高い。
    しかし採れる場所が場所である上に抱え込まないと運べないほど大きくて重い。
    しかもその表面はとても熱く、抱えているだけでも体力をどんどん消耗してしまう*1
    おまけに上記の通り爆発の危険性を孕んでいるため、
    火薬岩の納品クエストはハンターの間では「最も危険な運び依頼」として有名。
    主に大砲の弾の生産などに利用されており、
    危険性の高さもあって納品に成功すれば相応の報酬が約束されている。
  • 納品アイテムの中でも特にポイントが高く、一個納品出来ればかなりの収入になる。
    しかし非常にリスクが高いため、出来る限り触らないようにしているハンターがほとんど。
    と言うのも火薬岩は常に高熱を放っているため、持っているだけで体力が減ってしまう。
    かと言って納品を諦めて地面に置くと即座に爆発してダメージを受けるという性質の悪いアイテム。
    前転しながら落とせばハンターは無傷だが、万が一持ったまま高所から飛び降りた場合は
    着地と同時に手を付いているうちに爆発に巻き込まれてしまう。
    当然モンスターの攻撃を受けても落としてしまう上に今まで赤ゲージだった体力がごっそり削られる。
    特に体力が残りわずかの時は、落としたと同時に爆発に巻き込まれてそのまま力尽きることも。
    そしてそれだけ厄介な特徴を持っていながら火山の深部でなければ入手できないという厄介さ。
    スタミナやスキルを万全にした状態であっても納品する事は困難を極めるアイテムである。
    火薬岩はとても熱い!!火薬岩がっ!

MH~MHP

  • この頃は運搬中のスリップダメージがなく、取り扱いは幾ばくか楽になっている。
    しかしながら火山最深部のエリア8まで進まないと掘れない上、
    道中はイーオスやランゴスタ、ブルファンゴが待ち受ける魔境であることが多く結局は一筋縄ではいかない。
    またオンオフ問わずグラビモスがその辺を歩き回っており、出会ってしまうとまず地獄を見る。
    …と、火薬岩納品の地獄っぷりはこの頃から健在である。
  • この頃の火薬岩は実はさびた塊の入手にそこそこ貢献している。
    まず村クエの納品依頼ではさびた塊が基本報酬に置いてあり、
    しかも採掘ではさびた塊各種が1%ずつなのに対しこちらはさびた塊各種が5%ずつほどとかなり高確率。
    オフラインにおいてさびた塊の採掘を行うにはどの道エリア8まで行く必要があるため、
    当時のロード時間も相まってブルファンゴの群れを掻い潜る実力さえあれば普通に採掘するよりも効率が良い。
    オンライン環境であってもH級中~終盤までさびた塊武器が最強であるケースも少なからずあったため、
    使用する武器種にもよるが火薬岩納品を頑張っていたプレイヤーもいるかもしれない。
    • オンラインではまず火薬岩を持ちかえれ!という納品クエストがある。
      3個納品でいいため3人で持ち帰る+1人は閃光玉などで援護するor保険として持ち運ぶ、とする等で
      理論上は村より楽に終われる。
      但し凄くさびた槍が手に入る塊の入手確率は村より低いなど、少々残念な部分もある。
      また、H級は基本報酬のさびた報酬がなぜか爆薬に変更され特段美味しくなくなってしまった。
      • G級版は存在しなかったが、イベントクエスト「極上過酷依頼・火薬岩祭り!」において
        15個納品というあまりに過酷な条件と引き換えにかなりの高確率で複数の太古の塊を得られるようになった。
        しかし4人で挑んで尚1人辺りほぼ4個の納品が必要と、それはもう尋常ならざる過酷さである。
  • MHPでもこれらの事情は概ね変わらないが、さびた塊武器に頼らなくてもH級、G級と登れるため
    納品依頼を周回する意義は薄くなっている。

MH2シリーズ、MHF

  • MHP2(G)では未クリアの村下位ナナ・テスカトリ討伐クエを使えば運搬はずいぶん楽になる。
    というのも古龍クエのため小型モンスターは姿を消し、肝心のナナ・テスカトリは当初最奥エリアにいる。
    登場ムービーを見るまではエリア移動しないため、その間に火薬岩を運び放題である。
    限界まで運んだら溶岩に足を突っ込んで三死してクエストに失敗して帰還すれば良い。
    契約金は帰って来ないが、その数倍のゼニーとポッケポイントが入手できる。
    おまけに支給品のクーラードリンクと活力剤もかっぱらうことが出来る。
    セコいのだが便利な小技である。
  • テオ・テスカトルとナナ・テスカトリがこの岩を食べると、部位破壊した角が復活する。
    炎の鎧が再び発生するので厄介と言えば厄介だが、部位破壊報酬は貰えるのでご安心を。
    勿論もう一度破壊すれば炎の鎧も再び解除される。しかし部位破壊報酬が二倍になったりはしない。
  • MH2及びMHFでは、火薬岩納品のターゲットを30回クリアすることで
    「デンジャラスハンター」の称号を貰う事が出来る。
    メイン(マスト)・サブは問わないので、デンジャラスを名乗りたいハンターは目指してみよう。

MH3シリーズ

  • MH3の火山にはこれと似ている岩がフィールド上にギミックとして存在している。
    これらを引っこ抜いて運搬する事はできない(火薬岩は火口付近で採集できる)が、
    過度の攻撃を加えるとやはり爆発してダメージを受ける。メラルーの飛びかかりでも爆発するが
  • また、ウラガンキンは火薬岩を身体に付着させる習性があり、
    攻撃の際にこれを振り落としてから顎を叩きつけ、その衝撃で起爆させて攻撃してくる。
    亜種の場合は身体から噴き出す悪臭も染み付いており、爆発に巻き込まれると悪臭効果まで受けてしまう。
    因みにこれはあくまでハンターを排除しようとしての攻撃として利用しているのだが、
    本来は別の目的があって身体に付けていると考えられている。
    しかし現在のところはっきりした根拠は見つかっておらず、研究が続けられている。
    現在、非常食論が一番有力である。

MH4(G)

  • MH4では地底火山の最奥であるエリア9で採取できる。
    ハンターが抱き抱えると肉が焼けているのかシュウシュウと煙を吹き出すのが恐ろしい。
    見るからに大火傷しそうな惨状だが…赤ゲージの仮ダメージだけで済ますハンターはやっぱり人間じゃない。
    • ちなみにMH4(G)ではターゲット外の精算アイテムは納品できない。
      つまり、採取ツアーでベースキャンプへとたどりついたハンターを待つのは山菜爺さんとなる。
      そして得るのはクーラーミートひとつ、これほど割に合わない仕事もない。
      ちゃんと火薬岩の納品がターゲットに指定されたクエストを受注してから運搬しよう。

MHX(X)

  • MHXではグラフィックが変更された。今までは単なる黒い岩といった感じであったが、
    今作は真っ白に光り輝くいかにも熱そうなグラフィックとなった。
    ニャンターではこれを頭の上に乗っけて歩くが毛が焦げてしまわないのだろうか
    反面、あの明らかにヤバい煙と何かが焼ける音はなくなった。
    ハンター側の装備に改善でもあったのだろうか?
    • また自由に精算アイテムを納品できるようになり、山菜爺さんにカモられることもなくなった
      (運搬アイテムを持った状態では会話ができなくなっている)。

MHWorld以降

  • MHWorldではメインシリーズでは初めてリストラの憂き目に遭った。
    危険な納品依頼を受領する必要が無くなって安堵したハンターは少なくない。
    しかし、爆発性の岩石そのものが新大陸では採れないというわけではないようで、
    相変わらずウラガンキンは爆発物を武器として利用してくる。
  • 続くMHRiseでも変わらず未登場。火山系フィールド産の運搬アイテムのポジションは別の鉱物が請け負う形となった。
    本作では現状ウラガンキンも姿を見せておらず、「爆発する鉱物」がほとんど見られない。
    溶岩洞にバサルモスは生息しているのにグラビモスやウラガンキンは姿を見せないのは、
    同地に彼らが好物としているという爆発性の岩石が豊富ではない環境も一因なのかもしれない。

MHST

  • MHSTではアイテムとしては登場しないが、野生個体やボスとして戦うウラガンキンの特技で設置される、
    ある種の特殊ギミックのような存在として登場している。
    ウラガンキンはこれを事あるごとに設置し、そして起爆させて大ダメージを与えてくるため、
    もし設置されたら早いうちに破壊してしまいたい。
    個数としては戦闘画面内に最大で2つまで設置してくるほか、たまに最初から既に設置されていることもある。
    ちなみに、火薬岩より先にウラガンキンを討伐しても火薬岩だけは残り、
    それをきちんと破壊するまで戦闘は続く。
    火薬岩が単独で存在していても無害ゆえに破壊する意味などなさそうだが…。
    「存在するだけでいつ爆発を起こすか分からず危険だから」などとライダーが考えたからかもしれない。
    • この火薬岩は内部的にはモンスターと同じ扱いがされているらしく、
      きちんとHPや防御力が設定されている上に、破壊すると「火薬岩を討伐!」などと表示されたりする。
      そして、ストーリークリア後は上位個体(?)まで出てくる。
      確かにメインシリーズでも上位以上になるとそれ相応の爆発ダメージを受けるようになっていたが…。
      もちろん火薬岩自体は攻撃してはこないが、破壊した数に応じ燃石炭黄金石の塊を手に入れることができる。
      規定の数以上破壊するともらえる称号もなぜかあるので、
      前述の起爆を防ぐためと合わせて破壊する意味は十分にある。
      • モンスター扱いということで、最後に残った火薬岩へトドメを刺す時は
        通常攻撃だと戦後評価が悪くなってしまう。スキル攻撃か、できるなら絆技で破壊すること。
        派手な演出で破壊される火薬岩って…。

MHST2

  • 続くMHST2ではなぜか名称を「爆弾岩」に変更されて登場。だからと言って別に自爆する呪文を唱えたりはしない。
    ウラガンキンの同名の特技によって相変わらず最大2つまで設置し、
    時折「スイッチ・オン」で起爆させて大ダメージを与えると言う、前作とほぼ同じ扱い。
    クリア後は相変わらず上位の爆弾岩も登場する。
    破壊した際にもやっぱり「爆弾岩を討伐!」とナビルーが叫ぶ。ドラクエかな?
    • 今回は弱点属性もきちんと設定されている。イメージ通り攻撃系統は打、属性は水が弱点である。
  • しかし前作と異なり、破壊したところで報酬は何も設定されていない。それが普通かもしれないが。
    称号に至っては、そもそもMHST2のライダーカードに称号欄自体が無い

関連項目

クエスト/火薬岩を持ちかえれ!
クエスト/最も危険な運び依頼
クエスト/火山の岩祭り - MH3Gのイベントクエスト。火薬岩3つの納品が目的。
モンスター/ウラガンキン


*1 この仕様になったのはMH2から。MHPまでは抱えても熱くないらしく、スリップダメージはない。