精算アイテムの一種。
目次
概要
- 火山で採掘する事ができる可燃性の岩石。
触れるとほのかに暖かく、燃やすと凄まじい高熱の炎を生む。
その熱量は、火球のブレスを吐き出すリオレウスの舌をも焼き上げる事ができるほど。
マカライト鉱石およびその上位鉱石は
発見当初はあまりの強度と耐熱性の為に加工不能とされていたものの、燃石炭の発見で加工が実現したとされる。
需要は高いが過酷な地でしか採掘できないため、ハンターに対しての納品依頼が後を絶たない。
- 時代が進み、MHP3ではさらに上質な「強燃石炭」が発見された。
上位クエスト以上のランクで採掘が可能な、燃石炭の上位版と言ったところ。
こちらは自然発火するのではないかというほど熱いので取り扱いには注意が必要。
とはいえ、火薬岩のように持っているだけで体力を消耗したり爆発してしまうような危険はない。
- MHRiseでは強燃石炭の更に上、その名も「最強燃石炭」が登場した。
ネーミングが安直すぎる
上位以上限定で採掘可能な、少量でも三日三晩燃え続ける、最強の名に恥じない燃料であるという。
また、強燃石炭に関しては下位クエストでも採掘が可能になった。
MHR:Sのマスターランクでは、さらに強力であるとされる「悠久燃石炭」も追加。
こちらは(恐らく最強燃石炭より)長時間燃え続けるため、専門家からの需要が高いという。
上位の時点で既に最強になってしまったためどんなネーミングになるかと思いきや、
斜め上を行く別路線で無事に強化を遂げたようだ。
作品別の扱い
- 鉱物系の精算アイテムの定番とも言える品。
このアイテムが対象となっている納品クエストは毎回恒例であり、
採掘できるポイントが多く確率も高めであるため、
滅多な事では時間切れでクエスト失敗ということはありえない。
採掘オブジェクトがリポップするようになったMH3以降は尚更である。
- MHP以前の最初期の作品では、火山だけでなくジャングルの洞窟内でも採掘ができた。
だが、MHP2Gでジャングルが旧密林として復活した際には何故か全く手に入らなくなった。
ハンターたちなどの手によって全て採掘され尽くしてしまったのだろうか。
あるいは品質の関係で旧密林の燃石炭は価値が劣るとされ、需要が無くなったと言う可能性もある。
- 一方で、火山系フィールドの方ではシリーズ通して登場し続けている。
火山帯の採掘ポイントほぼ全箇所で採掘できるので、
序盤のうちは採取クエストならずとも資金やポイント稼ぎのために採掘するハンターも多い。
れっきとした依頼であるため、クリアすれば拠点設備の日数も経過することを利用し、
火山解禁直後により良い武器の素材(主にドラグライト鉱石)を求めつつ、
拠点の設備を運用する欲張りなハンターもいたりする。
ちなみに単に日数を進めたいだけならケルビの角マラソンか肉屋の方が早い。
火山の精算アイテムには一度に大量のポイントを稼げる運搬アイテムである火薬岩があるとはいえ、
クエストの合間などに手軽に採掘できるという強みがある。- しかしながら、炭鉱夫を名乗るようなハンターからは「ハズレアイテム」扱いされる事が多い。
炭鉱夫なのに石炭がハズレアイテムとは…。
- しかしながら、炭鉱夫を名乗るようなハンターからは「ハズレアイテム」扱いされる事が多い。
- MHP3やMH3Gでは普通に登場するのだが、何故かMH3ではアイテムとしては登場しない。
ロックラックでは燃石炭の需要が全く無いのだろうか?
マカライト鉱石の加工技術があるのだから、そんな筈は無さそうだが…?
第一、ドンドルマと同様の仕組みであれば、燃石炭を取り扱わないと撃龍槍が成り立たなくなるのだが。
それともドンドルマとは別の仕組みで動かしているのだろうか。
- MH4では「時間内に納品必要数が集まらずにクエスト失敗した」という、まさかの報告が
(特に集会所での10個納品クエストで)相次いでいる。
例のセンサーが発動しているせい…というのもあるが、
主な原因は採掘オブジェクトリポップの仕様が変更となり、
リポップの時間が遅くなったことと、
採取オブジェクトが時間経過によっても消失するようになったためと考えられる。
- MHXでは炭鉱夫のためのクエストによって、炭鉱夫たちにこぞって掘り出される超人気アイテムと化した。
今までのモンハンプレイヤーの感覚ならば、恐らくこれだけ聞くと
「お守りを掘って、燃石炭はただのクリア条件でしょ?」と思うだろう。
確かにそうなのだが、「クリア報酬で出るお守りの数が自力採掘よりも多い」*2ので、
オンラインプレイの人数や動き方の熟練具合によっては自力採掘よりもクエストを回す回数を重視し、
お守りをより多く手に入れるためにお守りが出るレア採掘ポイントを無視すると言う
全く新しい炭鉱夫スタイルが出現。
採掘ポイントはお守りは出るが燃石炭が出ない、燃石炭は出るがお守りが出ない、どちらも出る、など
場所によって決まっているが、このクエストを最速で回す事を目的とする炭鉱夫にとっては、
お守りが出て燃石炭が出ないポイントはハズレである。
ここに来てハズレ扱いの序列が変わってしまった。- このような高速周回目的の採掘でなくとも、MHXおよびMHXXではレアでない採掘ポイントからでも
平気で1採掘2個程度は頻繁に出てくるようになったため、
10個すら集まらないなんて事態はまず起きなくなった。
むしろ、お守りが全然出てないのに
「燃石炭はこれ以上持てません」のメッセージが連打される事の方が多い。
まぁお守り集めは主任が体を張ってくれるので大丈夫だが… - なお、これとは別に紛らわしい内容のクエストも存在していたりする。
こちらは炭鉱夫としては旨味が少ない報酬内容となっているため、
何か特別な理由でもない限りこちらの方を回す必要性は薄い。受注時には間違えないように。
- このような高速周回目的の採掘でなくとも、MHXおよびMHXXではレアでない採掘ポイントからでも
- MHRiseでも続投しているが、燃石炭で1個24ポイント、上位で稀にしか出ない最強燃石炭でも200ポイントと
単価が非常に安くなってしまった(MHXXでは強燃石炭で1200ポイント)。
一応カムラポイント目当てならば、運搬アイテムを除いた精算アイテムの中では単価は別に安くはないのだが、
MHRiseではカムラポイントよりも現金の方が圧倒的に不足しがちなので、
売却できる鉱石の単価の問題で溶岩洞よりも水没林の方が金策として人気であり、
必然的に燃石炭が掘り出される事もあまり無くなってしまった。- また、同じ鉱石採掘ポイントでも紅蓮石などの素材鉱石が出るポイントと
燃石炭が出る精算アイテムポイントは別物として分離され、
似てはいるが触る前に見た目で判別がつくようになった*3。
そのため仮に金策採掘目的で溶岩洞をうろついているハンターがいたとしても、
大抵の場合時間の無駄として無視されてしまう事が多い。 - そしてさらに精算アイテム目当てで走り回っているハンターがいても、
溶岩洞は冷たい水が流れるエリアでは玉髄化した竜骨片系列が、
地上のうち標高が高いエリアではビスマス石系列が別途精算アイテムとして存在しており、
燃石炭は地下の溶岩エリアまたはその出入口付近でのみ存在している。
つまり採れるエリアが限定されており、走り回るルート次第では近寄って貰えない。
ちなみに溶岩洞の3種の精算アイテムの中では一番安い。
- また、同じ鉱石採掘ポイントでも紅蓮石などの素材鉱石が出るポイントと
- ハンティングアクション作品ではシリーズ通して、納品して換金する以外の使い道がない。
調合のレシピすら存在しない。危険物なのでハンターの手には余るということだろうか。
とはいえ前述の通り各拠点の工房の炉の燃料として使われていたりと、
燃石炭の恩恵はハンターも多分に受けているのはご承知の通り。
また、撃龍槍の起動用や大砲の弾等、迎撃施設にも燃石炭はフル活用されており、
これまたハンターも恩恵を受ける設備群となる。
- MHSTでは主人公がギルドや龍歴院所属のハンターではないため
精算アイテムと言う分類が存在しないことから、
採掘した燃石炭は普通に持ち帰ることができるようになっている。
この作品ではドヴァン火山周辺地域の特産品という扱いを受けており、
同地域での採掘や火薬岩の破壊などを行うことで手に入れることが可能。
お守り採掘中にレア採掘ポイントからこれが出てきて舌打ちされるのはいつも通りである。
設定
- 最初に燃石炭を発見したのはトレジィらしい。
資料*4によると通常の石炭を超える温度と燃焼時間があるとのことである。
それにより、あまりの硬度のために不可能とされていたマカライト鉱石の加工を可能とした。
この技術革新が現代における多種多様な武具の開発に繋がっている。
また、砦やドンドルマの迎撃地点に備えられた撃龍槍も
この燃石炭の炎熱を利用した蒸気機関によって動く仕掛けになっている。
- ジャンボ村の廃坑道の前では、かつて少女が燃石炭を売っていたようだ。
原作と同じく寒さのあまりそのまま亡くなってしまっている。
いくら暖かいといっても、発火していない燃石炭では少女が寒冷期を一晩過ごすのは厳しいらしい。
せめて強燃石炭、火薬岩、ギルドフラッグがあれば…。
そもそも、通常であれば世界観的に需要のある燃石炭が売れなかったのは何故なのか。
少女の親父はたんと燃石炭を掘りすぎた炭鉱夫の末路を辿った先人だったのだろうか…。
龍脈炭
- MHW:Iで登場した地脈エネルギーが蓄えられた特別な石炭。
こちらは精算アイテムではなく、蒸気機関管理所の備蓄燃料として使われ、
この龍脈炭(と地熱)を使った蒸気機関が前線拠点セリエナの動力源となっているという設定がある。- 龍脈炭の使用用途として、燃石炭では設定のみ存在していた蒸気機関が初お目見えとなった。
アイテムとしては素材に分類されるが、燃料以外の使い道は無い。
- 龍脈炭の使用用途として、燃石炭では設定のみ存在していた蒸気機関が初お目見えとなった。
- ただの石炭とは異なるのは「地脈エネルギー」、つまり古龍の生命エネルギーを蓄えている点。
この影響で、ただの欠片でも「そこそこの燃料」に、大きなものでは「しばらく生活に困らないほど」の燃料に、
特別質のいいものは遊んで暮らせるほどの燃料になるらしい。流石は古龍のエネルギーといったところか。
- 龍脈炭のかけら、龍脈炭、大きな龍脈炭、特大龍脈炭の4種類が存在する。
蒸気機関での燃料評価値はそれぞれ20、100、500、1000となっている。
燃料専用アイテムだけあって、序盤でも入手しやすいかけらでさえ
その他焚べられる鉱石系アイテムの4倍~20倍の評価値が付くのでガンガン焚べてしまおう。
- 龍脈炭のかけらと龍脈炭は各フィールドの赤い鉱脈から採掘で入手できる他、
一部フィールドでは青い鉱脈からも入手可能。
どのフィールドでもかけらは比較的出やすいが、龍脈炭そのものは逆鱗並みに入手が難しい。
大きな龍脈炭は導きの地の鉱脈が橙レベル以上の時に掘れる。
特大龍脈炭はMHフェスタの来場者特典で配布された超貴重品だったが、
特殊なジンオウガのクエストで落とし物や報酬で入手できる様になった。
- ストーリークリア前に入手できるのは龍脈炭とかけらのみ。
そのため、マスターランク突入からしばらくの間はこの二種を集めまくって蒸気機関を回すことになる。
比較的ぼろぼろ出るかけらは燃料の評価値が低めで、龍脈炭は先ほど述べたようにやたらと入手難易度が高い。
導きの地到達以降は龍脈炭や大きな龍脈炭が腐るほど入手できるため、さっさとストーリーを進めた方が効率的ではある。
- どうしてもストーリー途中で一定量集めたい場合、赤い鉱脈にキラキラ輝くエフェクトのついたものを狙うとよい。
このエフェクトは本作での採取ポイントが「活性化」している事を示し、通常よりも入手品の量や質が良くなるのだが
赤鉱脈の場合はかけらの枠が龍脈炭に置き換わっているようで、高確率で入手できる。
効率的な周回方法の一つとして、MR1のイベントクエスト「乾地に実る宝石」を中央キャンプからスタートし、
東キャンプに向かう道中で二箇所の活性化鉱脈を採掘するというものがオススメ。
採掘を終えたら東キャンプ手前に行き、群生する「硬い皮の果実」を集めてクリア。もし足りなくても
大蟻塚キャンプにファストトラベルし、ディアブロスの寝床で残りをかき集めればよい。
一周がだいたい1分弱~2分であり、副産物として装飾品も少しばかり集められる。
注意点として、本クエストではディアブロスが確定で配置されている。上位の採取装備などで行けば
即死必至の相手であるため、大蟻塚側に立ち寄る事を見越して必ず隠れ身の装衣を用意しておこう。
- 導きの地の鉱脈は採掘をする度に、それぞれの地帯に設定された鉱脈のレベルに経験値が蓄積されていくシステムとなっている。
一定の経験値ごとに白→黄色→橙→赤と変動し、竜脈炭も含めた採取アイテムの質もどんどん上がっていく…のだが、
限界まで経験値を上げると出現する“巨大鉱脈”は仕様上、龍脈炭を入手できない上
レベルが黄色までリセットされてしまい、一気に効率が悪化してしまう。
新大陸の炭鉱夫の間では最後の1回の採掘のみレベル進行に関与している仕様を利用し、
地帯レベルが上限近くの赤になったら「鉱脈を1回分だけ残して採掘」するのを繰り返す事で、
レベルリセットを回避しつつ、効率よく大きな龍脈炭を回収する手法が広く知られるようになった。
地質学スキルで採掘数を1増やす方が当然効率がよく、4回中3回採掘して回る事から、
この採掘システムは通称「3回法」と呼ばれている。
また、導きの地に出現したモンスターを狩猟する事でも龍脈炭が入手できる事がある。
関連項目
システム/精算アイテム
クエスト/たんと掘れ燃石炭 - 燃石炭を納品するクエストだが…
クエスト/急募・炭鉱採掘求ム - 本来、燃石炭を納品するクエストだったのであるが…
アイテム/火薬岩 - 同じく火山帯で採れる可燃性の岩石。