アイテム/竜撃弾

Last-modified: 2024-01-15 (月) 10:25:00

MHP3を除いたMH3以降の作品に登場するボウガンの弾で、竜撃砲を研究して作られた新型弾。
MH3ではLV3まで存在するが、MH3G以降はLVの概念が無くなっている。

目次

概要

  • 端的に表現すれば、弾になった竜撃砲。
    ボウガンにしては異端とも言える接近戦用の弾である。
    本家同様、引き金を引いてもすぐには撃てず、一瞬のタメが入るので相手のスキを突かなければ使用できない。
    ついでに言えば、反動の大きさやリロードの遅さもかなり致命的である。
    しかしながら、ヒットすればそのリスクに見合った大ダメージが与えられるため、
    ボウガン上級者からはロマンと実用性を高水準で両立させた、非常に強力な弾丸とされている。
    また竜撃砲のように銃身が過熱してしばらく排熱が必要になることもなく、弾さえあれば一応連発も可能。
    ただし、今のところは速射に対応したボウガンは登場していない。
  • MH3にはガンランスが登場せず、その特徴的な要素の1つをチョイスしたものとも考えられるが、
    そのガンランスが復活したMHP3のみ、登場しない。
  • 爆発系の弾丸故にやはり吹き飛ばし効果があるので、味方がいる時は注意しよう。

性能・他

  • 作品によって、細かい変更点が多いのが特徴。

MH3

  • 最新の技術によって作られた弾。
    それ故か、新たな技術で作られたボウガンパーツですら対応しているパーツが少ない。
    LV1ならまだそれなりに対応されているものもあるが、LV2以上の対応はかなり珍しい。
  • 発射されると前方に爆炎を放ち、肉質無視のダメージと火属性のダメージを与える。
    射撃を中断する事は出来ないが、タメの間に方向を調整する事は可能。
    竜撃弾を発射する過程で高熱が発生するため速射は非対応。
  • 他の弾と違い接近しないと当たらない
    ガンナーの防御力で接近しないといけないため大ダメージの危険性がある。
    さらに反動も大きく、LV3に至っては内部反動軽減値を7にしないと無反動で撃てない。
    具体的に言うと、反動:最小にした上でさらに一段階上げる必要がある。
    その代わり威力がボウガンの攻撃力の影響を受けるのも相成って、リスク以上のリターンがある。
    例を挙げると、攻撃力が360(武器倍率300)のボウガンでLV3竜撃弾を撃った場合、
    1発(2ヒット)の威力は無属性部分だけで大タル爆弾Gと同じ
    調合分も持ち込めば大タル爆弾G約20個分というとんでもないダメージ量となる。
    スキルで無反動にして連発すれば上位でもあっという間に瀕死にできるほどである。
    さらに肉質無視なのでどんなに硬い部位でも容易に破壊できる。麻痺罠等の拘束とも相性が良い。
    反動があっても十分な大ダメージを叩き出すので、撃てる隙があるのなら撃つことをオススメする。

MH3G

  • MHP3にはなぜか登場しなかったが、MH3Gにて見事復活。
    レベルの概念がなくなり、リミッター解除が施されたヘビィボウガンでのみ使用が可能になっている。
    なお、この点の仕様はMH4Gまで一貫して共通している。
  • MH3Gでは肉質の影響を受けるという大幅な弱体化を受けてしまった。
    部位破壊がし辛くなっただけでなく、高いダメージを叩き出すには肉質の柔らかい部位を正確に狙う必要があり、
    MH3GではMH3程活躍出来るとは言い難い。
    なお見た目はMH3におけるLv3竜撃弾に近く、フルバーストっぽい炸裂弾になっている。
    • 上述の通り、MH3時に存在していたレベルの概念も何故か消滅してしまった。
      一応ダメージ計算はMH3時代のLV3と同様とされているが、持ち込める竜撃弾の総数は減り、
      総合的な火力は大幅に落ちることとなった。
  • 調合素材はMH3時代のLV3と同様、ハレツアロワナとカラ骨【大】。
    相変わらず調合成功率は65%と低いため、調合失敗には注意。

MH4

  • MH4ではダメージの計算式はそのままに、肉質無視効果が復活。
    積極的に運用できる場面は少ないものの、高いダメージは相変わらず。
    硬い部位を強引に破壊したり、日頃の憂さ晴らしに撃ったりしてみるのも面白い。
    見た目に関してはかつてのLv1竜撃弾の爆発をさらに巨大にしたような感じで、
    今までの竜撃弾の中では最も本家ガンランスの竜撃砲に似ている。
    • 状態異常で眠りについたモンスターに撃つのも有効な運用法。
      判定が2HITである関係上3倍補正は最初の1HITにしかかからず、大タル爆弾G程の威力は見込めないが、
      竜撃弾でも十分なダメージを与えられるため、ポーチ圧縮や爆弾の節約に活用するにはピッタリなのだ。
    • ただし、性能が改善された代償か、前作MH3Gまでにあった竜撃弾を複数発装填出来るヘビィボウガンが、
      一つ残らず無くなってしまった。また相変わらず、レベルの概念も復活しなかった。
      思えば、MH3の仕様が強力だった証とも言えよう。
    • ネタの領域だが、極端に火力特化な構成なら本家ガンランスの竜撃砲を超えるダメージを叩き出す。
      理論上は砲撃マスター&ネコの砲撃術を発動させた砲撃Lv5の竜撃砲を上回る威力の竜撃弾を、
      あろうことかクールタイム無しで連射できるようになり、
      しかもスキルによってはその威力で無反動にすることまで可能など、これだけ聞くととんでもない。
      しかし実際には装備・状況が極めて限定されるので実用性は皆無。
      MH3時代のような活躍ができるわけではない。

MH4G

  • MH4Gではリミッター解除をしたヘビィボウガンでXボタンとAボタンを同時押しすると、
    竜撃弾を選択していなくても竜撃弾の発射とリロードが可能になった。
    さらに店で販売されるようになり、気軽に使えるようになった。
    • これによって使い勝手が増したことに加え、ボウガンの武器倍率も300を超えるものが珍しくないため
      (ダメージ計算に変更がなければ)大タル爆弾G以上の破壊力も楽に出せるようになっているなど、
      同じG級のある作品でもMH3G時代と比べてかなり頼れる弾となった。
      装填数の少なさやG級モンスターの体力の高さから狩りの主軸となるような弾ではないが、
      補助として使うには十分なダメージを与えられるだろう。
    • またMH4の頃から理論上は可能だった竜撃砲を上回るダメージを出すというネタも、
      ボウガンの攻撃力上昇によりかなり現実的になっている。
  • 肉質無視効果は相変わらず健在ではあるが、極限個体の肉質硬化部位にはさすがに通用しない。
    極限個体を相手にする際には運用に気を付けよう。

MHX(X)

  • MHXでは再び仕様が変わり、武器内蔵弾としての登場となった。
    その関係上、調合によって作成することは不可能。
  • 今回はリミッター解除が存在しないので、対応している銃なら素で撃つことが可能。
    竜撃弾専用のリロード操作コマンドも無いので、普通に弾を選択して普通に撃つ必要がある。
  • また、ライトボウガンにも対応するようになった。
    武器内蔵弾として他の弾と同じ様にリロードして撃つ必要があるのは同じだが、
    他の弾と扱いが変わらないという事でライトボウガンの狩技・全弾装填によって一緒にリロードされる。
    全弾装填でリロードしておけば撃つ時に弾を変えるだけですぐ撃てるのでヘビィよりは撃ちやすい。
  • 新たな仕様として砲術の効果が乗るようになった。
    さらに武器内蔵弾であるため変則射撃も有効である。
    その気になればLV3竜撃砲どころかスーパーノヴァIIIすら上回るダメージを叩き出せるので、
    これらを組み合わせて一撃の威力を追求するネタに挑戦してみるのも一興か。
  • また、リミッター解除が存在しなくなった結果、MHXXではついにしゃがみ撃ちに対応したボウガンが登場した。
    ただし、しゃがんだ際の装填数はたった1発しかない。
    それではしゃがむメリットが無いのでは…と思った人はいるかもしれないが、勿論そんなことは無く、
    しゃがみ撃ちだと射撃前の溜め時間が省略され、他の弾と同様に引き金を引いた瞬間に発射されるようになる。

MHW(:I)

  • またも仕様が変更され、再びMH4Gに近い物になっている。
    ヘビィ専用のアイテムに戻り、リュウゲキの実と合わせて10発が持ち込み可能。
    今作では通常弾と貫通弾が大幅に弱体化したこともあり、竜撃弾を含む肉質無視弾が脚光を浴びている。
    お馴染みの砲術スキルに加えて無属性強化などの火力スキルをガン積みし、
    不動の装衣を着込んでぶっ放すという運用法が主流。
    攻撃力だけはトップクラスの無属性銃であるカーディアーカのほか、
    睡眠爆殺との合わせ技で大タル爆弾Gと同時に叩き込むアンフィニグラなどでの使用が強力。
    • 同ダメージで3ヒットする竜撃砲と違い、こちらはそれぞれ単発の大ダメージ+小ダメージが入る。
      判定は大ダメージの方が先に出るため睡眠爆破との相性は言わずもがな、
      近距離強化パーツを3搭載し、更に砲術を発動させたボウガンで放つ事により、
      相手に700近くのダメージが入ったりする。
      相変わらずの吹き飛ばしがあるため事実上ソロ専用の戦術ではあるが、
      中型モンスターなら持ち込み分の10発で消し飛ばすほどの超破壊力を発揮する。
    • 実のところ火力だけなら拡散祭りの方が効率的なのだが、
      こちらは体格の小さなモンスターにも有効だったり、物資の消費が軽いというのが利点。
      またそれなりの腕があれば不動の装衣無しでもそこそこ撃てるというメリットも。

MHR(:S)

  • MHWorldとほぼ同様の仕様で登場。
    弾丸の性能としては変更は無いが、ヘビィボウガン自体に溜め撃ちが追加され、竜撃弾でも溜め撃ちが可能。
    無属性強化がリストラされた代わりに溜め撃ちしてぶっ放す運用法が出来る様になった。
    溜め撃ちは凡そ1.8倍程度であり、そのモーション値は実に180弱
    そこへ更に火属性ダメージも乗るというなかなかに強烈な弾に仕上がっている。
    Ver3.0まで溜め撃ちは多くの弾で実用性を欠くという評価が支配的だったが、
    竜撃弾は上記の高火力・持ち込み調合数制限・元々準備時間があり連発できないという特性とマッチしており、
    Ver10.xで溜め撃ちの威力が強化された際も、竜撃弾だけは強化対象から外されている。
  • しかし、ただでさえ長い射撃準備時間に加え、最大溜めまでの時間が必要となると
    動き回る相手に当てるのは至難の業。
    さらに装衣までも無くなっているので何かしら隙を作らないとおいそれとは溜められないだろう。
    とはいえ竜撃弾に関してはそもそもの使用時の隙も大きく、溜めの有無に拘らず隙が必要だったことを考えると
    他の弾と比べると溜め撃ちの恩恵はかなり大きなものになっている。
    • その分最大まで溜めた竜撃弾の威力は破格の一言。
      攻撃力に振り切ったヘビィで攻撃力と砲術に特化し、溜め撃ちをすると、
      合計で1000を超えるダメージを叩き出すことも可能。
      ダブルスコアどころか特化運用ではトリプルスコアの差をあけられる本家竜撃砲は泣いていい
      百竜夜行での反撃の狼煙の効果中では破龍砲に迫るダメージが期待でき、
      更に睡眠初撃であれば5桁ダメージを叩き出すことも可能。
      くれぐれも味方密集地に撃ち込んだりはしないように
  • 溜め撃ち全般の仕様ではあるが、射撃ボタンを押し続けている限りは発射しない。
    そのため、過去作では魅せプレイの一種であった、
    「相手の突進に合わせて射撃し、強引に怯ませて止める」ということが容易になった。
    しかし、竜撃弾で溜め撃ちをする場合には他の弾丸と異なり移動しながら溜めることができず
    回避によるキャンセルもできないので、遠距離攻撃をされたら直撃するしかないことは覚悟しておこう。
  • 発売当初、Ver1.0時点では単発ヒットになっていたのだが、実はこれ不具合であったらしく、
    Ver2.0へのアップデートで修正されてMHWorldと同じ単発大ダメージ+小ダメージに改善された。
    • なお、本来は固定ダメージの弾ながら何故か距離によって威力が減衰することが確認されている。
      有志がカプコンに問い合せたところ、こちらも不具合とのことでVer3.1にて修正された。
  • 毎度お馴染み砲術Lv3の対象であるため、
    Ver3.xまで猛威を振るっていた徹甲榴弾のスタン時攻撃手段としても極めて相性が良い。
    上述のバズディアーカでなくとも1発で合計800~900程度のダメージが入る為、
    1発110~120ダメージ前後になるLv3徹甲榴弾7~8発分相当にもなり、その威力は推して知るべし。
    スタンのタイミングを見計らい倒れ込み開始と同時に溜めを入れられると尚いいが、
    最悪倒れたのを確認してから撃ってもTAでなければさしたる問題はないだろう。
    丁度Lv3徹甲榴弾運用が強力であるテオ=フランマルスや金獅子砲は竜撃弾も撃てる為、
    これらのボウガンを使う際のサブ弾として高い人気を持つ。
    • 威力的には5発全弾命中でLv3徹甲榴弾を50発、調合分込みなら100発、弾丸節約込みで120発相当。
      弾丸節約も加味したLv3徹甲榴弾の持込可能数は100発弱、ここに120発増えて約220発弱分相当。
      1発110ダメージが220発ということで弾倉火力は24200前後となるのだが、
      この数字は単体クエストに関して言えば雷神を除き全て確殺圏内である。
      実際にはオトモの攻撃が入る為、竜撃弾は調合分どころか最初の持ち込み分すら使い切らずに討伐することもザラ。
      TAともなると全武器トップクラスのDPSを持つ弓に迫るタイムを叩き出す動画も多数存在する。
    • Ver10.xでは徹甲榴弾のスタン性能が大幅に下がってはしまったが、
      全くスタンできなくなった訳ではないので未だ相性は良好。
  • MHR:Sのマスターランク帯でもその威力は健在であるが、モンスターの体力が激増しているため、
    LV2・LV3徹甲榴弾の威力大幅ダウンも相まってこれと竜撃弾だけで討伐することはかなり難しくなっている。
    (この武器のように爆発弾を撃ちまくって倒せるようなものもあるが)
    拘束に関してもモンスターの各種耐性が上がって厳しくはなっているが、
    これまた不可能という訳ではないのでチャンス時に撃ち込める弾としての価値は十二分にあると言えるか。
    くれぐれも味方をぶっ飛ばさないように注意して使いたい。

関連項目

アクション/竜撃砲
アイテム/弾丸