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概要
- 動物の聴覚器官。空気の振動を捉え、それを「音」として脳に伝える。
- 哺乳類以外の動物には耳殻が殆んど見られず、その外見から「耳がない」と言われる事もあるが、
前述の通り耳殻は外から見えている受け皿部分に過ぎない。
魚類・鳥類・爬虫類・両生類にも「内耳」という耳は存在するので、
構造は違うがちゃんと耳はあるし程度に差はあれど音も聴こえる。- 魚類はそれに加えて「側線」という体の両側にある器官でも音を聴いている。
- 因にコオロギは「脚」に聴覚器官がある事で知られている。
- 鋭敏な聴覚を持った人や動物を「耳が良い」ということもある。
モンスターの中にも優れた耳を持ち、これで獲物や外敵の位置を捉えて攻撃を仕掛けてくる種がいる。
しかしこの類のモンスターは、その耳の良さ故に強烈な爆音などに弱い場合が多い。
音爆弾はそのモンスターの長所を逆手に取った道具である。
「耳」の素材を持つモンスター
- イャンクック
- イャンクックの耳は外敵を発見すると威嚇のために扇のように開く。しかし瀕死に陥ると畳む。
聴覚器官としても非常に優秀だが、それ故に平常時に爆音を聞くと驚いて一時的に失神してしまう。
頭部を集中攻撃すると破れて穴だらけになるが、高周波などが無効になる事はない。
柔軟性と耐火性に富み、ボウガンで射撃する際の逆火を防いだり防具の下地に使われる。
上質な物は「地獄耳」、更に上質で肉厚な物は「福耳」、
妖艶な個体から剥ぎ取れる物は「妖耳」と呼ばれる。
- イャンガルルガ
- 近縁種であるイャンクックの耳とは違い、硬質で先端が尖っている。
しかし、獰猛かつ好戦的な性格のためか、爆音を聞こうとも平然としている。
瀕死になるとイャンクックと同じく畳まれるが、破壊した場合は破れるのではなく折れる。*3
こちらも上質な物は「地獄耳」と呼ばれ、
これを素材とした防具は装備した者の感覚を研ぎ澄ます力があると言われている。
- ウルクスス
- 凍土の冷気に鍛えられた結果、甲殻のような硬度を持つ。
その硬度のため、破壊するとイャンガルルガ同様にへし折れてしまう。
折れた後でも聴覚の良さは変わらない。しかしその聴覚はやはり弱点にもなっている。
研ぎ澄ますと刃の如き鋭さを得るため、武器の刀身として使うことも可能な素材。
長く立派に発達した物は「大耳」と呼ばれ、加工すれば鉄の刀剣すら凌ぐ鋭さを持つようになる。
さらにその上をいく格別もの凄い耳はイャンクック同様「地獄耳」と呼ばれる。
- ケチャワチャ
- 頭部を覆い尽くすほど大きく、開閉するように動かすことができる。
音をよく拾うため爆音には弱いが、興奮した時にはその耳で顔面を覆い隠し、激しい光と大きな音を遮断する。
耳の裏には目玉のような模様があり、外敵を威嚇する効果も持っている。
質の違いにより「大耳」「地獄耳」と名称が変化し、眼状紋が大きいほど価値が高まるという。
過度のダメージを受けると一部分が欠損する。
- ケチャワチャ亜種
- 形状は通常種の耳とほぼ同じだが、模様が異なり、左右を合わせると黄色い単眼のような模様が浮かび上がる。
また、硬度が異常に高いため、戦闘中はほぼ常時耳を閉じ合わせ、弱点である頭部を守っている。
耳同士を打ち付けることで火花を発生させることもでき、
可燃性の液体に点火して攻撃に利用するといった行動も見られる。
素材としては現在、「地獄耳」のみが確認されている。
- ホロロホルル
- 滑らかな手触りで、よく動くため見かけよりも筋肉質だという耳。
平常時には垂れ下がっているが、怒り状態になるとまっすぐに立ち上がり赤く染まる。
一部のホロロホルルからしか採れない、肉厚で弾力のある大きな耳は「福耳」と呼ばれる。
ちなみに耳を素材として入手できるものの、ホロロホルルには爆音が効かない。- ミミズクにみられる耳の様な物は「羽角」という羽毛であり、これで音を聞いている訳ではない。
ホロロホルルの耳は筋肉が付いている事から、羽角では無い事が分かる。
- ミミズクにみられる耳の様な物は「羽角」という羽毛であり、これで音を聞いている訳ではない。
余談
- 眩鳥ツィツィヤックの触角は、イャンクックの耳に似ていることから聴覚器官と勘違いされやすい。
同じ鳥竜種である点や名前の語感が似ていることもそれを助長していると言える。
攻略サイトなどでも耳と間違えられていることがあるので気を付けよう。- 当然だが音爆弾を発射しても何の反応もない。