アイテム/肝

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用語としての「肝」

• 「肝(キモ)」と言えば一般的に「肝臓」の事だが、元々は「臓器全般」の事を表す言葉である。
  転じて重要な事柄を表す言葉としても用いられる(例：肝心)。
  断じて「気持ち悪い」を縮めたものではない。確かに臓器は見てて気持ちがいい物ではないが。
  • 「肝試し」「肝がすわる」など精神力や気力を表す言葉としても使われる。
    これは
    「緊張して腹(=肝)が痛くなる」→「肝が据わっていない」=「臆病(だから腹痛を起こす)」という解釈である。
    なお実際に反応するのは胃腸であって肝臓ではない*1。
    • ほぼ同様の言葉として「胆」がある。纏めて「肝胆(かんたん)」とも。
      肝が主に肝臓を表す様にこちらは「胆嚢(たんのう)」の事を表し、消化に関わる重要な器官である。

• 世界三大珍味として知られるフォアグラは、肥大化したガチョウもしくはアヒルの肝臓である。

モンハン世界における「肝」

• 主にモンスターの肝。
  主にガレオス、エピオス、デルクス、スクアギル等から剥ぎ取れるが、
  MH3以降と旧シリーズで名前が若干異なる。
  • ケルビとガウシカなどから剥ぎ取れるホワイトレバーや、
    ドスジャギィとクルペッコから手に入る天然ピンクレバーも「肝」に相当するアイテムである。
    また、広義的に言えばザザミソも肝に含まれる。
• 黄金魚や飛竜の卵などに並ぶ嫌われ納品アイテム。
  モンスターから剥ぎ取らないと手に入らないくせに、納品数が多くて面倒くさいったらありゃしない。
  特にガレオスやデルクスから取れる「魚竜のキモ」は最たるものである。
  彼らは砂漠を自由に泳ぎまわっているため、これを地上に引きずり出すのが定石。
  しかし音爆弾などが無くなると、灼熱の砂漠の中で気まぐれに飛び出してくるのを待つだけになる。
  しかもデルクスはともかく、ガレオスは初期装備で何頭も倒すのは骨が折れるモンスター。
  倒しきれず逃げられる初心者ハンターが後を絶たない。
  村クエストでは納品数がまだ少ないが、
  街や集会所では8個とか10個とか納品しろと言う拷問まがいのクエストも存在する。
  • 後に、MHXにおいてモンスターのキモを5個納品する依頼クエストが注目を集めた。
    …というのも、このクエストは一回しか剥ぎ取れない上に地味に入手確率が低いスクアギルからの調達であり、
    さらにスクアギルの討伐数に応じて出現数が絞られるという嫌がらせそのものの仕様となっており、
    おまけに報酬が報酬だったばかりに、エロ装備を求める紳士ハンターたちの悲痛な声が氷海に響くことになった。

• 錬金調合ができる作品では、魚竜のキモと龍殺しの実を調合することで狂走エキスとなる。
  ゲリョスの連戦に疲れたなら是非。

• MHP2G以前の作品とMHFでは、ドスガレオスからもまれにキモが「ハズレとして」剥ぎ取れる。
  上位個体からキモが剥ぎ取れる確率は地味に低く、MHP2Gではなんと3%。
  天鱗等と同じくらいの確率である。
  低確率なので素材集めの邪魔にはなりにくいが、
  よりによってその3%を引き当ててしまうと気が滅入ることこの上ない。この運が天鱗、天殻に来てくれたらと思うことだろう。
  • なおMH4G以降の作品では、ドスガレオスからキモは剥ぎ取れなくなった(落とし物で入手できたりはするが)。

• MH3では、エピオスから剥ぎ取れるモンスターのキモを納品するクエストが存在する。
  しかしこのクエスト、ある意味ではガレオス以上にタチが悪い。
  MH3からの新規参入のハンターは、思わぬ乱入者の存在により、大きなトラウマを負うことになった…。

• MHXではアプケロスから「アプケロスのキモ」が剥ぎ取れるようになった。
  精製方法によって隠れた薬効を引き出せるようになったため、アイテムとして扱われるようになったとか。
  しかし、今作ではモンスターのキモを納品するとあるクエストが有名なためあまり話題に上がることはない。
  そもそもアプケロス自体が嫌われてる傾向にあるため、
  精算アイテム納品クエストやメインターゲット以外では手をつけられないことがほとんど。

• パリアプリアから取れる「呑竜のキモ」は精算アイテムではない。
  武具の素材となるため、そこそこ需要がある。
  しかしそれはあくまでハンターの間でのみであり、
  利用価値が低いとの評判であるパリアプリア素材であるため、売却価格はとても安い。
  • また、上位のゴシャハギから取れる「雪鬼胆」はゴシャハギの胆のうであると明言されている。
    万能薬の原料になるらしいが、作中での扱いは武具の素材。

• パリアプリアのキモの需要や用途は上記の通り。
  ガレオスのキモの需要が高いのは、「万病に効く薬」として重宝されているため。
  それ以外のキモは食用としての需要が高く、珍味として知られている。
  ちなみに、ガレオス以外のキモは名称が「モンスターのキモ」で統一されている。
  ついでに、水没林の水中にいるナマズからも同じものが得られる。
  ゲーム中の説明によると、どうやらデルクスのキモは独特の臭みがあり、
  味も草食竜の物と違ってクセのある味がするらしい。

• 飛竜種の汎用素材にも肝が存在する。
  入手できるモンスターは、ディアブロス変種・奇種、フルフル変種・奇種、
  ティガレックス変種、グレンゼブル剛種の6種である。
  肝には3種類あり、それぞれ「飛竜種の肝」「飛竜種の上肝」「飛竜種の真肝」。

• リオレウスのキモも食用になる。
  リオレウスから採れる火竜のキモはシュレイド地方などでは人気の食材らしく、
  「『塩』か『タレ』か」の論争が尽きないという。
  • 焼き鳥でも塩派とタレ派の論争はあるが、人によって様々であり、
    素材本来の味を引き出すべく、塩で味わう人々もいれば、
    様々なタレの香りや味わいを楽しむべく、タレで味わう人々もいる。
    専門店によっては、内臓系の物は肉系より臭みがあるので、タレを推奨、
    一方、肉系は素材本来の味を生かすので、塩を推奨する事もある。

• ジエン・モーランの口内からもキモが入手できる…
  と思いきや、これは飲み込んでしまったデルクスの成れの果てキモである。

「肝」が素材として手に入るモンスター

メインシリーズ

魚類

ナマズ - モンスターのキモ

草食種

アプケロス - アプケロスのキモ(MHX以降)
ケルビ - ホワイトレバー
ガウシカ - ホワイトレバー
エピオス - モンスターのキモ

甲殻種

ヤオザミ - (極上)ザザミソ
ダイミョウザザミ - (極上)ザザミソ、ザザミソブイ
ダイミョウザザミ亜種 - 極上ザザミソ
ガミザミ - (極上)ザザミソ

牙獣種

ゴシャハギ - (大)雪鬼胆

飛竜種

リオレウス - 火竜のキモ

鳥竜種

イャンガルルガ - 黒狼鳥の白肝
ドスジャギィ - 天然ピンクレバー
クルペッコ - 天然ピンクレバー

魚竜種

ガレオス - 魚竜のキモ
ドスガレオス - 魚竜のキモ
デルクス - モンスターのキモ

海竜種

チャナガブル - トロけるアンキモ

両生種

スクアギル - モンスターのキモ

古龍種

ジエン・モーラン - モンスターのキモ*2

MHF

飛竜種

パリアプリア - 呑竜のキモ
フルフル変種/奇種 - 飛竜種の(上/真)肝
ディアブロス変種/奇種 - 飛竜種の(上/真)肝
ティガレックス変種 - 飛竜種の(上/真)肝
グレンゼブル剛種 - 飛竜種の(上/真)肝

関連項目

アイテム/モンスターのキモ
アイテム/ホワイトレバー
アイテム/天然ピンクレバー
アイテム/ザザミソ
アイテム/心臓
アイテム/袋
スキル/ネコの胆力