モンスターの内臓器官の一つで、主に中型から大型の鳥竜種から得られる素材。
割れると同時に鼓膜が破れそうな大音量を放つ。
概要
- アイテムとして利用する場合、風船のように破裂させる事によって大きな音を出すのだが、
流石にモンスター達が鳴き声を上げるたびに
内臓を潰しているとは考えにくい。
本来はカエルの鳴嚢のように、音の共鳴や増幅に使う袋状の器官というところだろう。
また、後述するイャンガルルガとクルペッコ亜種、「轟竜の大鳴き袋」を持つティガレックスは別だが、
鳴き袋を落とすモンスターは基本的にゲームシステムとしての咆哮=バインドボイスを使用せず、
逆に大型飛竜のような咆哮を多用するモンスターは鳴き袋を落とさない。
やはり鳴嚢様の器官で、コミュニケーションや威嚇など、
体格以上に大きな鳴き声を必要とする生物が持つものなのかもしれない。
- 音爆弾の調合素材でもある。そのため袋系素材の中でも飛び抜けて需要が高く、
これを得るためだけに下位ドスランポスやイャンクックの狩猟や討伐に出向くハンターもいるほど。
狩猟笛の素材として使われる事もある。
- MH3Gでは、ダウンロード特典で行商ばあちゃんから購入することが可能となり、
わざわざ鳥竜種モンスターを狩りに行かなくても大量に入手することが可能となった。
- MHX(X)ではポイントでいくらでも買えるようになったため、歴代で最も簡単に入手できる。
音爆弾が有効なモンスターはMH4G以上に復活・追加されているため、購入の機会は多い。
- MHWorldでは、これまでのシリーズで鳴き袋の主な入手手段であった
序盤の大型モンスターからは入手することができない。
今作においては鳴き袋は大蟻塚の荒地に出現する翼竜ノイオスから入手することができる。
ノイオスはボウガンやスリンガーなどで攻撃すると音爆弾と同じく高周波を発生させる習性があるため、
生きた音爆弾として利用するもよし、彼らから鳴き袋を剥ぎ取ってその場でスリンガー音爆弾に加工してもよし。
普段はフィールド上で滞空しており、ハンターから積極的に攻撃を仕掛けなければ
高周波を発生させたり攻撃してくることもないため、
いざディアブロスを狩猟するという段階になるまで鳴き袋を入手したことがないハンターも少なくはないだろう。- 高周波の効く相手がディアブロスとその亜種とジュラトドスしかいないので使用機会が少なく、
スリンガー音爆弾自体を錬金や交易船から直接入手できるため、鳴き袋の需要はかなり低い。
それでも集めておきたいなら、オトモダチ探検隊を大蟻塚の荒地のノイオスがいるルートに進ませると良いだろう。 - MHW:Iでは需要が急増。
利用出来るモンスターも一応増えたのだが、それ以上に問題なのがディアブロス種の強化であり、
マスターランクの彼らは、何度も何度も潜行するようになった。
そのため、閃光弾のように耐性がつくわけでもない音爆弾を調合分まで持ち込む必要が出てきたのである。
当初は鳴き袋1つで音爆弾1発分だったが、Ver.14.00からは1つで3発分調合できる様になった。 - 鳴き袋の入手方法はほぼ変わらないが、マスターランクの大蟻塚の荒地におけるオトモダチ探検隊では
1枠3個or5個持ち帰ってくることがあるので、面倒ならばそちらを利用するのが手っ取り早い。
- 高周波の効く相手がディアブロスとその亜種とジュラトドスしかいないので使用機会が少なく、
- MHRiseではオサイズチから入手できる他、なんとジャギィとジャギィノスからも手に入るようになった。
ジャギィの素材が欲しいのに鳴き袋ばかり出てくるようになったとも言える
なお交易でも手には入るが掘り出し物枠であるため安定した供給を確保することは難しい。
- MHFではネットカフェ接続状態時に総合ショップで購入することができる。
- 加工屋では扱う事が出来ない「轟竜の大鳴き袋」という物も存在する。
MHP2の村クエで初めてティガレックスを討伐すると、これに関する話を村長から聞く事が出来る。
村長はポッケ農場の洞窟の分厚い氷壁を破壊したかったのだが、
それに必要な要素が轟竜の大鳴き袋には全て揃っているらしい。
確かに普通の鳴き袋でさえ耳が割れんばかりの音を出すのだから、
轟竜の咆哮の元である大鳴き袋ならそれこそ凄まじい爆音が轟くことだろう。
この話を聞いた後に農場に行くと氷壁は破壊され、伝説の素材と呼ばれるアイテムを採掘できるようになる。
それだけの破壊力があるのならその大鳴き袋を使った音爆弾はさぞかしものすごい轟音を発するだろう。
もっとも、その轟音にハンターが耐えることができれば、の話だが。