モンスターや仲間の攻撃を受けて上空に吹っ飛ばされる事。及びその状態や効果を有する攻撃。
「打ち上げ」や「ホームラン」等の呼ばれ方もある。
吹っ飛び(吹っ飛ばし)と呼ばれることがあるが、
「かち上げ」という場合は特に縦方向へ大きく吹っ飛ぶ攻撃を指す場合が多い
公式名称は「ぶっとび【大】」、MHWorld以降での正式名称は「吹き飛び【落下】」。
目次
概要
- 特定の方向に吹き飛ばされながら空高く打ち上げられ、
そのまま地面に叩きつけられ、何故か仰向けに体勢を直してから、
その直後に何事も無かったかの如く立ち上がる。
この間は一切操作不能だが、立ち上がるまで一切の攻撃は無効になる。
そのため咆哮や麻痺で動けなくなった仲間に敢えてこれらの攻撃を叩き込んで救出する事も出来る。
しかしそれ以外でやってしまうとただの迷惑行為である。
- 大剣の斬り上げ、ハンマーの抜刀攻撃や溜め2振り上げ等にこの効果がある。
上記のような救出劇が出来るのは技の出が速いハンマーだろう。
大剣の斬り上げは単体では出が遅く仲間の迷惑になりやすいので、PTでは少し控えた方が良い。- 意外な所では、ニャンターモードでのシャドウの最後の一発がこの効果を持つ。
上記2つより更に出が遅いので、クエスト終了後の戯れくらいにしか使えないが。
- 意外な所では、ニャンターモードでのシャドウの最後の一発がこの効果を持つ。
- MH3G以前はネコの受け身術を発動させても受け身は取れなかったが、
「金剛体」を発動させることで受け身を取れるようになる。
またMH4ではネコの受け身術でも受け身を取れるようになった。
ただし、被弾した際のダメージそのものを減少させることはできない上、
本来なら宙を舞っている間の無敵時間を利用して避けられるはずの攻撃が
避けきれなくなるということも起こってくるので、それらの点には注意しよう。
- ちなみに、MH4のダレン・モーラン戦でうまい具合に味方をかち上げれば、
本来背中に乗ることができないタイミングでも乗せられるとか。
- モンスターの攻撃にはこの類の技が多い。
多くのモンスターに見られるデンプシーや岩盤砕きなど
如何にもハンターを打ち上げそうな印象を受ける攻撃で発生する。
いずれも高威力で、起き攻めされるとそのままBC行きになりかねない危険な状況に陥る。
モンスターにかち上げられた仲間がいたら、しっかり粉塵で救出してあげよう。
また巨大モンスターが繰り出す威力の極めて高い攻撃(いわゆる即死技)にも付随しており、
ヤマツカミの吸い込み、ジエン・モーランの大砂塵ブレス、ダラ・アマデュラの突進噛みつきなど
食らえばただでは済まない技がズラリと並ぶ
(食らった時点で即死する可能性も高いので、見られる機会はあまりないが)。- MHX(X)ではダウンしたオストガロアの上に登り弱点部位を攻撃する事が可能だが、
オストガロアがダウンから持ち直す際に微量ダメージと共に吹っ飛ばされる珍しいかち上げが発生する。
攻撃ではない為そのダメージは英雄の護りで無効化できるほど微量な物なのだが、
それでも吹っ飛びそのものを防ぐ事はできない(たとえ出来たとしてもオストガロアは直ぐに潜ってしまうが)。
ちなみにこの吹っ飛びもネコの受け身術の対象に含まれている。
つまり「仰向けに宙を舞い、着地すると同時にうつ伏せ気味に受け身を取る」、
という物理法則を超越した挙動を行う事になる。今更と言えば今更だが…。
- MHX(X)ではダウンしたオストガロアの上に登り弱点部位を攻撃する事が可能だが、
- MHFにはこの手のかち上げを行ってくるモンスターが多い。
その中でも特に危険なのはエスピナスの突進で、
ただでさえダメージが大きいのに毒の効果が付いている。しかも立ち上がるまで自力では解毒できない。
特に高難度の辿異種では超凶悪な猛毒により、冗談抜きで即死攻撃となりうる。
- これとは別に垂直にかち上げる攻撃が存在する。
剛種デュラガウア、オオナズチ特異個体、UNKNNOWN、剛種アビオルグを始め、
空中で追撃する、多段構えの必殺技のキーとなっている事が多い。
先述したように本来かち上げには無敵時間があるのだが、
垂直かち上げは無敵時間が存在しないため、(余程のことがない限り)必ず追撃を受けることになる。
また、無敵時間が無いということは吸引の判定も受けるということであり、
極み駆けるナルガクルガの最大技「巨大かまいたち」の初手の真空波は垂直かち上げで拘束し、
そのまま攻撃判定が発生し続けている中心部に吸引させてハメるという手法が採られている。
- MHF-Gでも「受け身」が導入されたが、発動条件は「一定ダメージ以下」である。
つまり味方からのかち上げ攻撃は必ず受け身の対象となる。
この場合、ハンターが高く宙を舞ったかと思ったら華麗にいつものように受け身を取りつつ着地する。
鮮やかな着地だが、ギャグっぽくも見えてしまう。
ダメージが少ないとラージャンのデンプシーですら受け身を取れるので必見である。- 審判スキルなどでダメージを無効化した場合は確実に受け身が取れる。
- なお極ノ型の全武器種、及びスタイルを問わない穿龍棍、天ノ型のスラッシュアックスFは、
上記のものと異なる任意受け身を取ることが可能だが、
空中で立て直せる穿龍棍を除き、打ち上げでは受け身を取ることができない。
打ち上げ→追撃の場合は、追撃されたモーションにもよるが任意受け身が使用できる。
かち上げからのジャンプ攻撃
- MH4Gより導入された機能で、味方の攻撃でかち上げられた場合にジャンプ攻撃へと移れる。
当然ながらモンスターの攻撃によるかち上げでは利用不可なので注意。
これにより、従来まではロスにしかならなかった被かち上げも攻撃チャンスへ変えられるように。
しかし気の知れた身内PTで利用する際はともかくとして、
野良PTでは味方をかち上げないよう振るまうべきということに変わりはない。
そのような場では基本的に味方の行動が予期不能なため、
結局まともな攻撃に繋げることが出来ない場合がほとんどであるからだ。
ましてや、誰彼構わずかち上げにかかろうものなら即地雷認定は免れない。- もっとも、従来からかち上げを行って狩猟を妨害する輩は相当数いたことを考えると、
これを(あくまで仕方ないことと割りきって)攻撃に活かせるようになっている点では救済要素とも言える。
かち上げを搭載しているのが他ならぬモンハンシリーズの開発である以上、
どうしても文句を付けたいのであればそちらの方に入れるべきである。
オンラインですべてが自分の望むように進むことはありえないし、
一緒に遊んでいるプレイヤーに感情をぶつけても自分が損をすることもある。
(自分の主張が正当か如何に限らず)それでも嫌ならソロで遊ぶしか無いのだ。 - この当時のインタビューによると、かち上げからの乗りはかなり早い段階で決まっていたという。
ただ、「お前、吹き飛ばしたな(笑)」という恒例のやりとりは絶対残したかったため、
放物線の軌道は変更できなかったようだ。
ただし吹っ飛ばした相手が敵か味方かでアクションに差を付けることで、
吹っ飛ばされてプラスの展開になるのではないかと藤岡Dは述べている。
- もっとも、従来からかち上げを行って狩猟を妨害する輩は相当数いたことを考えると、
- MHXXでは微妙に調整が入った。
これまでは空中でかち上げを喰らうと普通に吹っ飛んでいたが、
さらにかち上げが入るようになった。地衝斬を受けたときXを連打していると分かりやすい。
(かち上げ→攻撃動作で無敵解除→再度かち上げ)
- MHR:Sでは初代からの伝統であった大剣の斬り上げによるかち上げが削除、
さらには緩衝という味方からのリアクションをほぼ全て無効化するというスキルがかなりの安価で追加された。
言わばかち上げからのジャンプ攻撃というアクションに対する全否定と言えなくもない状況だが、
これに対してプレイヤー側は危惧するどころか、歓迎する声はあれど
かち上げジャンプ攻撃に言及するコメント自体が絶無に近いという時点でこのアクションの扱いが察せられるというもの。
- ちなみに、MH4Gに先立って発売されたモンスターハンター4G公式プレイヤーズガイドの誤植が
一部プレイヤーに混乱をもたらした。
狩猟笛の説明において、後方攻撃にかち上げが付与されるとの記述があったためである。
狩猟笛にとっての攻撃アクションは戦闘用だけでなく旋律を構成する要素でもある為、
そのひとつが自由に使えなくなるというのは他の武器種よりも遥かに影響が大きい。
MHP3以降の狩猟笛において後方攻撃が上級者の証とも言える重要なアクションだったこともあり、
多くのカリピストを動揺させることになった。
実際には後方攻撃と後方演奏の混同による誤植だった訳だが。- ニュートラルで演奏の重ね掛け(追加演奏)を行うのが「後方演奏」で、
こちらにかち上げ効果があるのはシリーズ恒例である。
後方演奏に巻き込まれたプレイヤーが明後日の方向にすっ飛んで行くネタ動画もまた定番。
- ニュートラルで演奏の重ね掛け(追加演奏)を行うのが「後方演奏」で、
余談
- 「かち上げで飛んだ味方が攻撃を行う」という流れそのものは4Gが初ではない。
MHFに登場する穿龍棍は空中攻撃を得意としており、空中で受け身を取ることもできる。
当然ながら味方によるかち上げは受け身が可能なので、そこから空中コンボへ繋げることも可能である。
もっとも、穿龍棍は自力跳躍が可能であるため、故意にかち上げから空中コンボに移る必要性は薄い。
- かち上げられて地面に落ちた直後のハンターは四つん這いの体勢となり、腰が肩よりも高い位置にくる。
これでもう分かると思うが、スカート系装備の女性ハンターの場合だと強制的にパンツ丸見えになる。