アクション/ガス

Last-modified: 2024-04-03 (水) 23:07:51

モンスターの攻撃の一種。身体から気体を噴出して攻撃を仕掛けてくる。

目次

概要

  • 基本的に予備動作が大きく、離れていれば当たらない。
    が、全方位を一度に攻撃してくる上に通常ではガードが出来ない場合が多い。
    グレンゼブルやMHP2Gのゲリョスなどのように、
    特定の条件を満たした時のみガス攻撃を使用するモンスターもいる。
  • なお、便宜上ガス(気体)と記載してはいるが、本来大抵の気体は無色透明。
    素材説明によると毒袋に入っているのは「毒液」、睡眠袋の場合は「粉塵」であることから、
    実際にはガスそのものではなくそこに混ぜた霧や粉塵などによる攻撃だと思われる。

バサルモス(亜種)

  • その場で身体をゆっくりと降ろしながら、腹部からガスを噴射する。
    高熱ガス睡眠ガス毒ガスの3種類を用いる。
    繰り出す傾向としては毒ガス>高熱ガス>>睡眠ガスの順。
    これは成体へと成長するにつれ、変化していくようだ。
  • MHP2Gの村上位/G級クエストでのバサルモスは、腹を破壊されると猛毒ガスを放出するようになる。
    夢中になって攻撃していると不意打ちを受ける場合もある。
  • MH4以降は高熱ガスを放つ際、一歩ずつ進みながら3連続で放出するようになった。
    毒ガス、睡眠ガスは過去作と同じモーションである。
  • MH4G・MHXXのG級個体は腹が未破壊でも猛毒ガスを放つ。懐に張り付く際には警戒が必要。
    更に、亜種のG級個体は高熱ガスと同時に、背中から鉱石を噴火のように噴出させる。
  • MHRiseでは従来のようにその場で高熱ガスを放つ行動が復活。
    歩きながらの高熱ガス噴射も健在なので、2種類のモーションを使い分けてくる。
    更に高熱ガスを使用すると胴体が赤熱化し、しばらくの間肉質が軟化する。
  • 特異個体は猛毒ガスこそ放出しないが、方法は多彩。
    首を持ち上げながら放つ通常のモーションのほか、
    駄々っ子を行うようにゴロゴロゴロゴロと転がりながら毒ガスを2度に渡って放出する攻撃、
    薙ぎ払い熱線を間髪入れず3連続で発射してから、最後に群がるハンターを蹴散らすように放つものがある。

グラビモス(亜種)

  • バサルモスの成体。放出モーションは同様だが、
    ガスの種類の傾向は変化し、火炎ガス>睡眠ガス>>毒ガスといったようになる。
    火炎ガスは直接吹き飛ばされるからまだしも、睡眠ガスは無効化できないと地味に厄介。
    特異個体でもガスに関しては特に変化はない。
  • 熱線を放った直後に、接近するハンターへのカウンターとして即座に放出する場合があるが、
    排熱能力に特化した亜種は、火炎ガスの放出率が圧倒的に高い。
  • MH4からは背中を破壊することで、熱線照射後のガス噴出を抑制、
    さらには通常のガス攻撃の範囲を狭くすることができる。
    特に剣士は圧倒的に戦いやすくなるため、積極的に狙っていこう。
  • MH4Gに登場するG級亜種、および極限個体は歩き熱線を放ちながら腹下に火炎ガスを断続的に放出する。
    より背中破壊の重要性が増しているが、部位耐久度が非常に高くなっていることがそれを困難にしている。
  • MHFのG級個体は、熱線を放った直後に放出するガスが強化。
    威力や範囲が大幅に強化されている。
  • 熱線後のガス放出のみ、見た目に反してフレーム回避が可能である。
    実際にMHFのG級行動で回避タイミングを掴み、
    非G級個体のそれに対して同じように試すと回避が出来ることが確認できる。
    G1~G2の既存G級モンスターは、
    判定時間そのままに範囲を広げた攻撃という変化に留まっていたモンスターが多いが、
    グラビモスのそれも例外ではなかったようだ。*1

コンガババコンガ(亜種)

  • ハンターが背中側に回り込んだ際、放屁して悪臭ガスを放つ。
    コンガの放つガスは判定も小さくすぐ消えるが、ババコンガの場合は範囲・持続がともに強力になっている。
    また頻度も凄まじく、威嚇と同時に一発放屁、落とし穴に嵌っても放屁、
    ツタ床にぶら下がりながら放屁と、とにかくフィールドを悪臭ガスまみれにしてくる。
  • 亜種の場合は爪攻撃後の起き上がりに放屁するようになっており、より厄介さが増した。
    そして息を思い切り吸った後に繰り出す大放屁は、喰らったハンターの身を宙にかち上げるほどの威力を持つ。
    ついでにMH4(G)ではキノコによる属性変化にも対応しており、ニトロダケを食べた後は
    なんと放屁が爆破属性に変わる。消臭玉は必ず持って行こう。

ヤマツカミ

  • 触手を持ち上げ、そのまま体内へ溜め込んだ腐食ガスを一気に放出する。
    ガス自体やヒット時のエフェクトは明らかに火属性だが、龍属性のガスとなっている。
    これ自体は特に状態異常等を引き起こさない、純粋な攻撃手段。
  • 剛種は塔の床に横からへばりつき、その状態でガス放出を行う
    目の前で広範囲のガス攻撃をされれば、もはや逃げ場はない。
    剛種ヤマツカミの攻撃力とも相まって、ガードできない武器種はあまりオススメされない。
  • どちらのガスもフレーム回避が可能である。
    しかし一度被弾orガードして判定が発生するタイミングを掴まないと成功させることは難しいだろう。
    特に剛種のそれは上記の通りであるため、非ガード武器種は必然的にフレーム回避が求められ、
    本質に気づいた人でない限り被弾は避けられなかった。
    結果として、非ガード武器種が入っただけで、
    剛種ヤマツカミのクエスト成功率が低下することに繋がってしまったと言える。

ゲリョス

  • 通常のゲリョスは毒ブレスこそ吐くものの、毒ガスそのものは放たない。
    ただし、一部の個体は例外として特殊な方法で毒ガスを放つ。
  • MHP2Gの村上位/G級クエストでのゲリョスは、
    閃光を作り出す器官であるトサカを破壊されると
    今度は同様のモーション時に毒ガスを放出するようになる。
    事前の予備動作が分かりやすいのは相変わらずであるため、回避自体は容易。
  • 一方、MHFのG級クエストで立ちはだかるG級ゲリョスは、
    閃光解放と同時に毒霧を自身に吹き付け、毒ガスを常時纏った特殊な形態へと移行する。
    毒ガスを纏ったゲリョスへと接近すると、即座にハンターは毒状態へと冒され、
    さらに毒ガス自体の地形ダメージとの相乗効果により、体力を凄まじい勢いで奪われてしまう。
    こちらはMHP2Gとは異なり、トサカを破壊されたかどうかに関係なく行う。

ギギネブラ

  • 「毒怪竜」の別名通り毒ガスを放つが、MH3とMHP3以降でモーションが異なる。
    MH3ではその場でのボディプレスと同時に放出したが、
    MHP3以降は一旦身体を縮ませるようにし、その後全身を大きく伸ばして毒ガスを放出する。
    胴体の部位破壊に成功すると予備動作が長引き、回避にだいぶ余裕ができる。
  • 上位以降の個体は放つガスが猛毒ガスへと置き換わる。
    基本的にMHP2Gのバサルモスと同様。

ウラガンキン(亜種)

  • 放つのは通常時が睡眠ガスで、怒り状態時が高熱ガス
    亜種は状態に関係なく常に悪臭ガス
    この点ではMH3版グラビモスのような認識のされ方をしていた(現在でもほぼ変わらない)。
    ガス噴出中は移動せず、さらにガスは尻尾の先までは届かない事から、
    でかいくせにやたら動き回って狙いづらい尻尾へ集中攻撃を仕掛けるチャンスでもある。

ラングロトラ

  • ババコンガのような放屁とは異なるが、こちらも悪臭ガスを放つ。
    ブシュー!という明らかにそれらしい効果音の直後、全身から茶色のガスを放出する。
    放出までのスパンは意外と短く、ガードしても悪臭は染み付いてしまうため、消臭玉の出番は割と多い。
    • MHRiseではガスが下半身側から放出されるようになったため、頭を安全に攻撃できるようになった。

ザボアザギル

  • 膨張状態を解除する際に、腹に溜め込んでいた冷気ガスを周囲に噴き出す。
    風船がしぼんでいくようにガスが抜けていく様子は中々ユーモラスだが、
    このガスに触れると吹き飛ばされる上に氷属性やられまで発症してしまう。
    柔らかい腹をギリギリまで攻撃していたい剣士にとっては厄介な行動である。

ゲネル・セルタス(亜種)

  • 腹下に陣取るハンターに対して悪臭ガスを放つ。
    しかし、モンスターを覆うように放出される場合がほとんどであるガス攻撃にしては珍しく、
    あくまでも腹下にしか攻撃判定が無い
    そのため、ガスの放出中は脚などを攻撃し放題となる。
    その代わりと言ってはなんだが、当たり判定の持続時間が見た目よりも長い。
  • このガスはを呼び寄せるフェロモンガスでもあるらしく、
    放出後はアルセルタスと合体する。

オストガロア

  • オストガロアは粘性の高い青色の体液をガス状にして周囲に撒いている。
    索餌形態時は身体の側面、捕食形態時は口部周辺がガスの放出範囲となる。
    このガスに触れると粘液まみれ状態となってしまい、更にスリップダメージを受ける。
    長時間居なければこれと言って大ダメージを受ける訳でもないが、
    粘液まみれ状態で骨の上を転がると骨まみれ状態となってしまうので注意。
    触腕を破壊して引っ込ませるとガスも止まるため安全になる。
    捕食形態の時はこうしてガスを消し、柔らかい口部を攻撃して弱点を晒させるのが基本の戦い方である。

アトラル・カ

  • アトラル・カは攻撃手段として腐食ガスを用いる。
    腐食ガスのご多分に漏れず、当たれば防御力ダウン状態に陥ってしまう上に
    通常形態、墟城形態のどちらにおいても排気ガス腐食ガスを放出する。
    ただでさえ攻撃力の高いアトラル・カの攻撃を防御力が下がった状態で受けなければならないため、
    食らったらすぐに忍耐の種硬化薬を使うことをおすすめする。
    また、墟城に乗って移動している時にガス攻撃を行うと足場判定が消失してしまい地面に落とされてしまう上に
    防御力ダウンまで付いてくるため、繭を攻撃したいハンターにとっては頭の痛い攻撃の一つでもある。
  • ちなみに、公式ガイドブックにおける技名は「フェロモン噴出」であり、一種のフェロモンガスのようだが、
    アトラル・カの生態においてどのような役割のフェロモンかは不明である。

プケプケ

  • 食事を終え尻尾が膨らんでいる状態で、尻尾先端から毒ガス攻撃を放つ。
    ゆっくりと横になぎ払うように撒き散らすため攻撃範囲はなかなかのもの。
    尻尾をぶるぶると振るわせる分かりやすい予備動作があるため、頭側への退避は比較的容易である。
    • MHRiseの操竜では、普段は見せない縦なぎ払いのガス攻撃を使用できる。

ラドバルキン

  • MHWorldに出てくるウラガンキンの近縁種と思われるコイツも睡眠ガスを放出することがあるが、
    基本的な戦法がローリングであるためか、使用頻度は極端に低い。
    ウラガンキンのように複数の属性ガスを扱うことはない。

ヤツカダキ

  • 全身から可燃ガスを噴射し、周囲を炎上させる攻撃を持つ。
    公式ガイドブックによると「ガス爆発」という名称である模様。
    予備動作は分かりやすいが、一旦離れたからと言って安心はできない。
    ガス噴射後は間髪入れずに首を伸ばして周囲に火炎放射を仕掛けてくるので、
    すぐに立ち位置を変えないと焼かれてしまう。
    • 操竜大技でもガス爆発→回転火炎放射のコンボを使用できる。
      ガス爆発の範囲は狭めなので、大技の直前にできるだけ相手に近づいておくと良い。
  • 繭化状態を解除する際にもガス爆発を使用するが、この時には回転火炎放射を行わない。

ハゼヒバキ

  • 全身から爆発性のガスをぽふんと放つ。喰らうと爆破やられを発症する。
    なんと小型モンスターでは初となる爆破属性の攻撃である。
  • ヤツカダキ亜種との戦闘の際にはフィールドに多数のハゼヒバキがばら撒かれるため、
    気付いたら爆破ガスを浴びせられていた…という事態も起こり得る。早々に解除しよう。

イソネミクニ亜種

  • 冷気のガスを周囲に放射して攻撃する。当然ながら被弾すると氷属性やられになる。
    頻繁に動き回る本種がしばらくその場で立ち止まるため、思わず攻撃を仕掛けたくなるが、
    範囲やタイミングを見誤ると手痛いカウンターを喰らうので剣士は手出ししないのが無難。

ルナガロン

  • こちらも冷気を噴出する行動を持つが、イソネミクニ亜種との違いは形態変化のトリガーになっているという点。
    「氷衣織成」という名称が付けられており、この行動を取るたびに身体に氷が纏わりついていき、
    攻撃の変化、そして本種の特徴である二足状態への移行が解禁されていく。
    形態移行がメインということもあってガス自体の攻撃力は低いが、しっかりと氷属性やられにはなるので注意。

ヒプノック繁殖期

  • 繁殖期特異個体はフェロモンガスと呼ばれる桃色のガスを放つ。
    このガスを浴びると気絶状態よりも強力な膝崩れやられに陥ってしまう。
    更に、G級では事あるごとにフェロモンガスを撒き散らすようになるため要注意。
  • 通常種もG級にて睡眠ガス攻撃を会得。
    サマーソルト後にヒップドロップするような形で睡眠ガスを放出する。
    また、G級希少種はその場で何度を踏み鳴らす攻撃の際に睡眠ガスを放出するように。
    加えて、希少種特異個体は背面プレスと同時にこれまた睡眠ガスを放出する。

デュラガウア

  • 「氷狐竜」の名から氷属性ばかりを思い浮かべがちだが、
    デュラガウアの体臭には催眠効果が含まれており、
    身体を叩き付けることによって睡眠ガスを放出することもできる。
    最も遠心力の出る尻尾からであり、通常個体は縦回転跳躍した勢いで、
    特異個体はそれに加えて後方二連尻尾振り時に青色の睡眠ガスを放出する。

グレンゼブル

  • 麻痺属性武器や高地に降り注ぐ自然の落雷によって麻痺状態に陥ると、
    状態が回復した直後に体内へ溜め込んだ麻痺成分を逆に変換して麻痺ガスを放つ。
    内容から察せられる通り、完全なカウンター攻撃である。
    ガスの範囲は非常に広く、尻尾の先端にいても普通に届いてしまう。
    麻痺無効スキルがあれば、多少のダメージは受けるが強引に突破することは可能。

UNKNOWN

  • 第2形態からガス攻撃を使用。
    バサルモスグラビモス、グレンゼブルなどと同じモーションで腐食ガスを放出する。
    食らうと腐食やられ(=防御DOWN状態)に陥ってしまう。
    UNKNOWNの異様な攻撃力は周知のとおりだが、さらに危険が増す状況は是非とも回避したいところ。
    忍耐の種は必ず持ち込もう。
  • そのほか、UNKNOWN本体から放出されるわけではないが、
    第4形態より行う「爪飛ばし」や、覇種UNKNOWNが第4形態より繰り出す「旋回上昇棘降らし」では、
    地面に突き刺さった爪や棘の残骸が腐食ガスを放出してハンターの行く手を阻む。

バルラガル

  • 毒ガス麻痺ガス血液ガスの3種類が存在し、
    ドスイーオスを吸血した後と沼地での潜行後は毒を、ドスゲネポスを吸血した後は麻痺を、
    ドスランポスやハンターを吸血した後は血液を使用して攻撃するようになる。
    バルラガルのガス攻撃はダメージこそごく微量であるものの、
    攻撃範囲が異常に広い他、当たり判定の持続時間もこれまた異常に長い
    ジャストタイミングで緊急回避してなんとか、というレベルであり基本それはできないため、
    ガスにはまず当たるものと思って立ち回らなければならない。
  • 特に武器の斬れ味を強制的に劣化させる血液ガスが厄介。
    さすがにベルキュロスの電撃噛みつきなどのように最低値まで劣化させられるような事は無いが、
    斬れ味関係の対策は怠らないようにしよう。

余談

  • 本記事では主に身体から放出されるガス攻撃を解説したが、
    上述したもの以外にも、口からガス状のブレスを吐いたり、
    着弾したブレスが気化したり、爆発性の粉塵を含んだ煙を放ったりと、
    様々な形のガス攻撃が存在する。

関連項目

フィールド/火山ガス


*1 上記事実や、リオレイアのサマーソルトプレスの性質が判明するまで「判定時間も短くなった」と見られていた、つまり追加行動が別物として見られていたことが多かったため