青電主ライゼクスの必殺技。ソニックブラストなどと同様、公式の技名である。
モンスターリストの青電主ライゼクスの解説には、
『その蒼き雷に巻き込まれた哀れな存在は姿も気配も消却され、影のみを残す。』
とあるが、それが誇張では済まない凄まじい威力を誇る。
目次
概要 
MHXX 
- 青電主ライゼクスの頭部が青電荷状態になっている時のみ使用する。
地上では後ろに飛び退き頭を振り上げてから、空中では胴体が青白い光に包まれた後、
トサカから公式アートワークでも見られる長大な青白い電撃の大剣を生成し、若干溜めた後に振り下ろしてくる。
- モンスターリストの解説に見合う威力を誇り、その攻撃値は脅威の150。
MH4時代に必殺技として恐れられていたテオ・テスカトルのスーパーノヴァと同値である。*1
被弾すればほぼ間違いなく力尽きる破壊力に加え、吹っ飛び【特大】の特性を持つため、
根性などで運良く生き残れたとしても水平に大きくふき飛び、壁に当たると気絶値が加算される。
攻撃倍率17.0 とされる超特殊許可クエストの個体が放つものは、
雷耐性0で非怒り状態の場合、耐えるには防御力1279が必要という恐るべきダメージ値が算出される。
ちなみにこのダメージ値はイベントクエストではない方のG級オストガロアの瘴龍ブレスより威力が高い。
- 普通、こういった大技は使用可能な状況が限られていたり、使用頻度が抑えられている事が多い。
が、この攻撃の場合は頭部が青電荷状態である以外の条件は無いうえに、
他の攻撃とほぼ同じ頻度でライトニングブレードを繰り出してくるのである。
ご丁寧に怒り状態になると全身が青電荷状態になるので、
戦闘中は常にライトニングブレードを意識して動くことになる。
特殊許可レベルが上がると翼叩き付けから繰り出してくるようにもなり更に使用頻度が増す。
全身青電荷時は、電磁球設置→ライトニングブレード→電力解放ダイブのコンボもあるので注意。 - さらに、空中版では一気に下まで振り下ろした後、すぐにブレードが消えるのだが、
地上版ブレードの場合は「頭上に構えてから振り下ろし、地面に頭突きする形で1秒ほど静止、
その後ブレードが消滅する」まで攻撃判定が持続している。
なので、振り下ろし後の根本は勿論、
段差に頭をぶつけた場合に地面に埋まらなかったブレードが遠くまで届いてくる、
エリアルスタイル等で乗りを狙ったら頭上に構えたブレードに撃墜されるという事故も起きたりする。
- 長大なリーチに加え、振り下ろす直前まで標的を狙うので、
基本的には剣と垂直に回転回避して避けることになるが、
根本付近はやや太く、地上版では判定が持続するので回避が困難。
回避距離スキルを使用するのも一手。
マルチプレイでは他人を狙ったブレードの方に突っ込んでしまうといった事故も起こりうるため、
予備動作中の向きから自分を狙っているかを確認して対処したい。
- このように強力な攻撃だが、意外にもガード強化なしでもガードはできる。
そしてイナシも有効。こちらは致死ダメージでも体力が1残る。
ガードにしろイナシにしろ結構なダメージを受けるので、
地上版を近距離で出された時といった緊急回避的な状況で使うとよいだろう。- 威力が高いがガードできる、正確に狙ってくる上リーチが長い、
使用頻度が高く予備動作が分かりやすい、多段攻撃でない、
と、ランスのガードレイジで受け止めるのにピッタリな条件が揃っている。
そのため、割と簡単にガードレイジの黄色オーラを維持できる。
- 威力が高いがガードできる、正確に狙ってくる上リーチが長い、
- 使用後は地上では少し前進しつつ威嚇し、空中では電磁球コンボ以外は必ず着地する。
地上なら前進の距離を覚えて、空中なら風圧をSA等で対処しつつ、反撃したいところ。
但し、連続で使うこともあるため、深追いはし過ぎないように。
環境への影響 
- MHXXで防具の属性耐性が重視される一番の要因になったのがこの技だと思われる。
これまでは余程酷いマイナス耐性でなければ耐性面はそこまで問題視されない傾向にあった。
スキルが最優先、次点で防御力、その後属性耐性の順で防具を選び、その結果
属性耐性がマイナスであっても実力でカバーする前提で着ていくといったプレイヤーも多かった。
しかし、上記の通りこの技は防御力だけではまず耐えられないぶっ飛んだ攻撃力を持ち、
更に攻撃頻度も高いため、かつてのスーパーノヴァのようにその技だけは全力で避けるといったこともできない。
そこで%単位で減らしてくれる耐性が重視されるという流れになったのだろう。- MHXシリーズはネコ飯スキルのネコの○属性得意でマイナス耐性を無理矢理プラスにできない事、
今作ではテンプレ装備を筆頭に、火力スキルを盛ると軒並み雷耐性が壊滅する事が多く、
それが青電主を始めとした強力な雷属性攻撃を多用するモンスター相手に
悪い方向にハマってしまったというのもある。
そのため、雷耐性が高い防具が生存性の観点から採用されるケースが増加。
どうしてもスキルを優先し、雷耐性が低い装備で挑む時も、
なんとか耐性を少しでも上げようと、雷耐性が大きく上がるネコ飯を選んだり
雷耐性を上げるスキルを利用するなど、狩りの基本に立ち返るプレイヤーが増えた。
軽視されがちだった属性耐性に注視を集めたという意味では、
ライトニングブレードは良い役目を担ってくれたのかもしれない。 - 特にミラルーツシリーズは高い防御力と雷耐性に及第点の火力を揃えているので人気。
こと超特殊許可においてはクリア時の追加要素がメインであり、
マイナススキルの災難の影響が相対的に少ないのもあるだろう。
- MHXシリーズはネコ飯スキルのネコの○属性得意でマイナス耐性を無理矢理プラスにできない事、
- ちなみに、同時期のMHFに於いても辿異種の属性やられ【特大】の脅威、
及び辿異種が扱う属性攻撃の威力の高さから、
属性やられ【特大】対策に限らず生存力を高める目的で属性耐性が重視され始めていた。
この事実と、本記事の内容は形こそ違えど、
「驚異的な威力の属性攻撃を乱用するのを受けて、%単位でダメージを軽減できる属性耐性の重要性に気づく」
というのは両者共に共通している。
MHR:S 
- MHR:Sでは久しぶりにライゼクスが復活したのだが、
なんと通常個体がライトニングブレードを使ってくるという驚きの事態が発覚した。
特徴的なSEもそのまま引き継がれており、当時を知るハンターからは驚愕の声も上がった。
- 青電主ほど無茶苦茶な威力・射程ではなく、通常個体の大技レベルに落ち着いているが、
振り下ろす直前に一気に振り向いてくる+ガード不可能となっているので注意。- ガード強化を付けてもまだ安心はできない。
一撃が非常に重いため防げても反動が大きく、状況次第ではその反動で1乙もあり得る。
- ガード強化を付けてもまだ安心はできない。
- 元々青電主のライトニングブレードもかなり追尾が強く、
「回避の無敵フレームで時間を稼ぎながら離脱する」ような避け方がセオリーだった。
本作でもその追尾は健在で、
フレーム回避が弱体化しているRiseの環境では回避不能ではないかと思われるかもしれないが、
ギリギリまで引き付けて左右に逃れることで回避できるようになっている。
Riseでは回避距離UPが大幅にパワーアップしているので、そちらを使えば無敵時間にも頼らず避けられる。- 体験版では回避距離が付いていなかったため通常の回避はシビアであったが、
先駆けという全武器種共通の強力な回避手段が存在するため、
使いこなせれば以前より低リスクでの対処が可能となっていた。
MHRiseの体験版で同じポジションにいたのは四天王仲間のタマミツネだが、
あちらには明らかに疾翔けでの対処を前提とした技が存在していた。
それと比較すると、
先駆けでの攻撃対処を前提とした立ち回りを学ぶ先生のような役割ではないかとも言われていた。
一方開発サイドからはMRは疾替え(先駆け)を使うことを前提としたバランスではないと言及されており、
蓋を開けてみると先駆けはあくまで回避テクニックの一つという位置付けに落ち着いた。 - 体験版では回避距離が付いていなかったため通常の回避はシビアであったが、
MHST2 
- MHXX発売からかなりの時間が経過した2021年8月、
MHST2にて青電主ライゼクスが登場するアップデートが実施された。
青電主のアクティブスキルとして単発のライトニングブレードも実装されたのだが、
まさかの威力“中”設定であり、多くのハンターが首を傾げる事となった。
ただ、その分消費絆ゲージは15と非常に軽く、更には50%の確率で麻痺を狙える優秀な技となっている。
ブルーボルテージと合わせれば非常に高い火力を叩き刺すことも可能。- 一方、青電主の絆技のモーションは「敵の動きを封じる雷撃→ライトニングブレード」といったものなのだが、
その技名がライトニングブレードの俗称の一つであるゼクスカリバーであった。
亜空間タックルと同様に、プレイヤー間で用いられる俗称が公式に逆輸入された希有な事例である。
まあ亜空間タックルは逆輸入というよりかは公式がネタにしてるだけだが。
- 一方、青電主の絆技のモーションは「敵の動きを封じる雷撃→ライトニングブレード」といったものなのだが、
MH-R 
- 青電主の実装が発表された時点でこの技の存在についても期待されており、
その期待に違わず堂々とライトニングブレードの名を引っ提げてタッグ技として登場。
タッグ技としては最高水準の威力670に、相手の雷耐性と防御をワンランクずつ下げる効果を持つ、
まさに必殺級と言える性能の技となっている。
しかしそのぶん制限も厳しく、消費SP量70と重いうえにバトル中に1回しか使用できない。
また習得も遅く、★5個体だけがLv75で最後に覚えることができる。
- 本作では簡易版と言えるサンダーソードというタッグ技も登場している。
こちらは★4個体でも覚えられ、威力410とライトニングブレードよりは落ちる代わりに消費SP量は40と少なく、
追加効果が自身の攻撃ランクアップとなっている。
また回数制限はバトル中に2回まで。- ライトニングブレードと共にタッグ技なので、
ライダーの技スロットを拡張していなければ同時に装備はできないが、
サンダーソードで攻撃を上げ、更に威力を高めたライトニングブレードで叩き斬るという運用も可能。
というよりライトニングブレードは1回しか使えないので、
せっかくならば最大限に強化したうえで使いたいところ。
- ライトニングブレードと共にタッグ技なので、
- なお、意外にも龍天災クエストでの敵対時には一切使用しない。
余談 
- 公式ガイドブックにて正式名称が判明する前から、
(主にトラウマとして)記憶に残り易いためか様々な渾名で呼ばれていた。
その見た目と威力から当然の如く付けられた渾名がライトセーバー。
他にもエクスカリバー、ゼクスカリバー、
ビームサーベル、トサカブレイド、エネルギーブレイド、リモセイバー等、様々な別称を持っている。
初めて聞いた呼び方でも大体分かってしまうのが不思議である