アクション/大咆哮

Last-modified: 2024-02-13 (火) 21:21:12

ティガレックス種の一部個体が有する技。
通常の飛竜のものより強烈とされるティガレックス種の咆哮をさらに強化した、
必殺技と呼べるほどの破壊力を有した驚異的な音量の咆哮
初出はMHP3のティガレックス亜種であり、
プレイヤー間では基本的に「ティガレックス種が専用のモーションで繰り出す大規模な咆哮による攻撃」を指す。
なお、この記事では類似する咆哮歩きについても記述する。

目次

概要

  • 他のモンスターの咆哮とも、ティガレックス種の通常の咆哮とも異なる特大音量の咆哮。
    多くのモンスターの咆哮があくまで音量による威嚇を主たる目的としているのに対し、
    この「大咆哮」と呼ばれる技は明確な攻撃である点が特徴。
  • 特定の動作や攻撃の直後、独特な予備動作に移行してから繰り出す場合が多い。
    全力で息を吸い込んで(吸息時に専用の効果音が入る)から放つ咆哮の威力は凄まじく、
    ティガレックスの周囲に視認できるレベルの空気の断層が出来るほど。
    MH4ではこれに加え砂が巻き上がるエフェクトとブラーエフェクトがかかり、
    また水場では水しぶきが弾け飛ぶようになっているため、迫力満点である。
    見た目のインパクトは勿論、攻撃力も迫力も通常種の咆哮より強烈で凄まじい。
    というかMHの全てのモンスターの中でも、ここまで強力な咆哮を放つものはそういない。
    なお、攻撃判定の範囲外すれすれの位置にいると、
    ダメージは無くても通常の咆哮と同じ音の影響は受けてしまい、しばらく動きを封じられる。
    • MHP3のTGSのムービーでは惜しげもなくこの技を披露してハンターを吹き飛ばし
      視聴した多くの狩人達を驚愕と興奮に導いた。

MHP3

  • ティガレックス亜種が怒り状態で使用する。
    後方に体を引いて大きく息を吸い込み、非常に迫力のあるエフェクトを伴う咆哮を放つ。
    こちらは危険度も攻撃力も通常の咆哮や咆哮歩きとは比べものにならないほど危険で強力。
    • バックジャンプ後に突進に繋げてくると、ほぼ確定で急停止してこの技を出してくる。
      そのため不用意に突進を緊急回避などで避けてしまうと着地後に喰らってしまう。
      その上、攻撃力も非常に高い。半端な防御力だと大ダメージだけでは済まず即死することも。
      威力も凄まじく、ガード性能+2を発動させたランス・ガンランスでガードしても完全に防ぎきれない。

MH4(G)

  • ティガレックス希少種が爆轟状態に移行する際に、バックジャンプから確定で大咆哮を行う。
    また、爆轟状態ではこの大咆哮を2回連続で繰り出してくることがある。
    亜種と同じ感覚で攻撃を加えようとすると強烈なカウンターを貰うことになるので注意。
    なお亜種も、MH4のLv76以上のギルドクエストでは大咆哮を2回連続で繰り出すようになる。
    その攻撃力たるや、Lv100では防御力600代にまで限界強化した剣士でも即死するほど。
    2発目は微妙にホーミングして放ってくるため、怒り状態のティガレックス亜種に深追いは厳禁である。
    • MH4GのG級亜種個体もMH4の高レベルギルクエと全く同じ動きで、2連続での大咆哮を行ってくる。
  • 技を出し終えると頭を振り上げて咆える(麻痺やスタンから解除された時のモーションと同じ)ので、
    この隙に攻撃を叩き込んでやろう。
    • なお、MH4でのLv76以上やMH4GのG級のティガレックス亜種はこのモーションを行わない。
      それ以前と同じ感覚で咆哮終了後に手を出すと被弾する為、気をつけよう。
  • MH4Gから終了間際のモーションが若干変更されており、
    今まで以上に前脚や首を大きく動かしながら元の姿勢に戻るので、
    反撃のタイミングを誤らないように注意したい。
    特に希少種が相手の場合は、大事な攻撃チャンスを無駄にしやすい。
  • MH4Gでは極限状態のティガレックス通常種までもが大咆哮を放ってくるようになった。

MHX(X)

  • MHXでは亜種も希少種も極限個体も存在しないために誰も使ってこない…かと思いきや、
    ティガレックスの二つ名である荒鉤爪ティガレックスが大咆哮、及び2連大咆哮を使ってくる。
    ただしMH4の高レベルギルクエ個体やMH4GのG級個体とは違い、
    通常の大咆哮でも2連大咆哮でも技の後に確定で吠える。
    • ちなみに大咆哮は伝統的にティガレックス種の中で最高ダメージを誇る攻撃であったが、
      荒鉤爪はこれよりさらに攻撃値の高い技を2つ持っている。

MHW:I

  • MHW:Iで復活したティガレックス亜種が使用する。通常種の方は歴戦個体でも使用しない。
    今作のティガレックス亜種は通常種の持たない"大咆哮"をフィーチャーしているようで、
    大咆哮の頻度がかなり上がっており、冗談抜きに攻撃の半分は大咆哮をしていると言ってもいいほど。
    今作では範囲がかなり狭まっており、しっかり範囲を見極めれば回避は容易*1
  • また、今作で亜種は従来の大咆哮とも違う二つの咆哮を習得している。
    • 一つがハンター発見時の咆哮のようにその場でダメージ付きの咆哮を放つ簡易大咆哮とも言うべき攻撃。
      モーション自体がかなり早く、連続で行ってくることもあるが
      ただし範囲は非常に狭く、顔周辺にしか存在しないため
      大咆哮に派生することもあるが、被弾するとティガレックス亜種の向いている方向に吹っ飛ばされるのと、
      大咆哮のモーション自体が発動前に後ろに少し引くという関係上、
      この技を食らったことでと安全圏に脱するのと起き上がり無敵で大咆哮に当たらないということが多い。
    • もう一つが、通常の大咆哮よりも横方向のブレが大きい動きで溜めた後に直線状に判定のある大咆哮を放ち、
      それを維持しながら大咆哮で前方180°を薙ぎ払う驚異の攻撃。
      大咆哮をより極め、さらにこれほどの長時間維持できる新大陸産の黒轟竜の逞しさが窺える。
      前方に広い範囲がダメージ圏内となるが、射程はわりと短いため距離をとるか懐に飛び込むのが安全。
      ほかの薙ぎ払い系のブレスより旋回速度が遅く判定が太いので逆に回避でのすり抜けはかなり厳しい。
  • これらのブレスを身に着け、一層厄介となったティガレックス亜種であるが、
    これらの攻撃はティガレックス亜種の頭部を破壊することで範囲・威力共に弱めることができる。
    頭部の耐久は相変わらず低めなので、ぶっ飛ばしのダウンなどを駆使して早めに破壊してしまいたい。
    まあ頭破壊をしても依然脅威なのは変わらないのだが

MHST

  • MHSTでは特技の1つとして登場。
    デフォルトではティガレックス亜種・希少種とディアブロス亜種しか使えない特技だが、
    黒轟竜遺伝子の専用特技のため、伝承の儀で黒轟竜遺伝子を伝承させることで
    他のオトモンでも使えるようになる
    • 効果の方は、敵全体に音爆弾の効果を与えた上で追加ダメージも与えられると言うもの。
      こう聞くとかなり強力に見えるが、音爆弾の効果は一部の音に弱いモンスター以外には確実には出てくれず、
      また効果が出なかった場合はダメージも与えられないため、やや使いどころは限られる。
      もちろん効きさえすれば強力なのだが安定しないため、採用するべきかどうかは人によるとされている。
      当然だが、音に弱いイャンクックなどを相手にした際には無類の強さを発揮するのではあるが。

MHST2

  • MHST2でも引き続き特技として登場。
    パワー系スキルで、全体に中ダメージを与えつつダウン効果もある便利技。
    伝承の儀を使うことで忘れさせたり他のオトモンに伝承させたりできるのは前作同様。
    • 本作の全体攻撃は部位にダメージが入らず、ダブルアクションにならない等不遇な扱いを受けているが、
      このスキルだけは単発で出しても威力と効果が良く、使い道も多いと評価が高い。
    • 例に漏れず音爆弾効果があり、イャンクックやクルペッコ等に確定でダウンが奪え、
      砂潜り中のドスガレオスやディアブロス種にも有効。ダウン又は落とし穴状態にできる。
      • ただし「テイクダウン」等の強制的にダウンさせる技とは違い、
        音爆弾効果が有効なモンスターのみダウンを誘発する点は注意が必要。
    • 下位版のような立ち位置だった「咆哮」が本作で大幅に強化されたのに従い、
      大咆哮の方もダウンを奪えなくても大きなダメージが入るようになった。
      加えてダウンさせられる可能性そのものも前作より高くなった。
      • その反面、ノータイプではなくパワー系の特技に変更されてしまったため、
        真っ向勝負に負けたり、ダブルアクションで封じられたりしてしまう可能性も出てきた。
        非常に強力な特技になった咆哮とは異なり、大咆哮の使い勝手そのものは前作とはトントンと言ったところか。
    • 相変わらずティガレックス亜種と希少種がデフォルトで使う。
      鏖魔ディアブロスも使って来るが、ディアブロス亜種の方は「咆哮」止まりになった。
      • 前作と違いティガレックス亜種の野生個体が使うものはスピード系、
        オトモンが使うものは共通してパワー系に分類されるようになった。
        ただし、野生のティガレックス希少種のみすくみなしの攻撃になっているので注意。
        すくみなしの攻撃の攻撃は真っ向勝負やダブルアタックで攻撃を中断させられないので、
        やり過ごしたい場合は回避系の技やスキルを用いて避けるしかない。
        むしろ、こちらが先に大咆哮を当ててダウンを狙ってもいい。

咆哮歩き

  • 体を起こしての猛進の後に動きを止めて放つモーション。
    こちらは見た目は迫力があるが比較的安全である。
    猛進はティガレックス亜種の技の中では攻撃力が非常に低いため、殆ど脅威にはならない。
    また、近接時は大抵の場合は猛進によって飛ばされ、起きあがるまでの間に大咆哮を出し終えてしまっている事が多い。
    ただし、ホーミング性能は非常に高い上にハンターに大咆哮が直撃する位置で動きを止めてくるため、
    下手に離れて砥石回復薬を使用しているとほぼ確実に喰らう。アイテムの使用は慎重に。
    • MH4ではより正確にハンターをホーミングし、
      更にダメージも決して無視できない程になったため注意したい攻撃の一つ。
      正面からすり抜けられれば、相手は態々移動しながら旋回をしなければならないので
      回避する隙が生まれる。
  • 希少種の場合、歩行するたびに爆発性の粉塵が撒き散らされるため非常に厄介。
    攻撃そのものを回避できても粉塵に接触してしまって爆破やられになってしまうこともしばしば。
    2回以上連続で使用する場合もかなり多い。
  • 荒鉤爪の場合、咆哮だけでなくそれ以外の行動まで繰り出してくる。
    しかも何が来るのかは歩きが終わるまで基本的に判別出来ないので側面背面に回ったからといって油断できない。
    のみならず怒り時限定で前脚が地面に付いた時に震動が発生するため、
    拘束されるとそのまま轢かれるか派生した行動でぶっ飛ばされる羽目になるので耐震スキルは発動させておきたい。
  • MHW:Iではティガレックス亜種は咆哮歩きを使用しなくなった。
    そのかわり、突進中に急ブレーキして即座に大咆哮のモーションに移行する傾向がより強くなっている。
    これが従来の咆哮歩きに近いといえるか。

余談

  • MH4では、登場ムービーでティガレックス通常種がこの大咆哮のようなモーションを見せるが、
    当然ながら実戦では使用してこない。ただ、上記のように極限個体は使用してくるため警戒が必要。
  • アカムトルムやウカムルバスの咆哮もMH4(G)での名称は「大咆哮」である。
    そしてMH4Gでは何故かリオレウス希少種とリオレイア希少種の咆哮も同様に「大咆哮」と設定されている。
    ダメージなどはない、至って普通の咆哮【大】なのだが……謎である。
    またオディバトラスの咆哮も、エンターブレインの「フロンティア通信 フォワード.5」にて「大咆哮」と記載されている。
    詳細はリンク先を参照。
    • 後のMHF-G10にて更に上位の超咆哮が登場した。
      こちらは咆哮の役割である大音量による拘束、という観点で見れば大咆哮を超えるものであるが、
      大咆哮のメイン要素である、ダメージでは遥かに劣るものとなっている。
      が、大咆哮に匹敵するほどの威力の超咆哮を放つケオアルボルもいるため、
      拘束は超咆哮が上を行き、威力はモンスター毎に差があると言ったほうが正しいか。
  • 「大咆哮」とは呼ばれないが、MHFに登場するティガレックス特異個体も通常より強烈な咆哮を放つ。
    こちらは超高級耳栓でなければ防げず、周辺の地面の一部が弾け飛ぶまでの衝撃を伴う恐ろしい攻撃である。
    モーションや鳴き声自体は通常と変わらないため迫力では大咆哮に些か劣るが、初見でのインパクトはやはり大きい。
    • なおディオレックスが開幕時に放つ咆哮を「大咆哮」と便宜的に呼ぶ場合もあるが、
      実際は放電がメインの攻撃となっており、ティガレックス種が放つ咆哮とは趣が異なる。

関連項目

アクション/咆哮
モンスター/ティガレックス - 極限個体のみ使用
モンスター/ティガレックス亜種 - 創始者
モンスター/ティガレックス希少種 - 粉塵が付くこともある
モンスター/荒鉤爪ティガレックス - 咆哮以外の厄介な行動もある
モンスター/ディアブロス亜種 - MHSTのみデフォルトで使用可能
モンスター/鏖魔ディアブロス - MHST2のみデフォルトで使用可能


*1 サイズの大小によって前脚の外にいたのに被弾したり、逆に真下で被弾を確信したのに当たらなかったりということもあったりするが