モンスターの攻撃技の一種。
目次
概要
- 予備動作は少ないが、決して対応できない程ではない。
しかし移動速度が突進よりも遥かに早く、咄嗟に対応できなければ直撃しかねない。
跳躍時や着地時には風圧や震動が発生する事があり、スキも小さめである。
その反面突進とは違い、移動距離や微妙な方向の調整が出来ないという弱点がある。- 跳びかかりそのものは大したダメージでは無いが
そのまま拘束攻撃に入るモンスターも居る(後述も参考)ために
範囲が狭い、軸合わせが甘いからと言って油断する事など無い様に。
特にアオアシラやダイミョウザザミなど、
手慣れた相手ほど一瞬の油断を突いて跳びかかり拘束攻撃を巧妙に織り交ぜて来る。
殊更、それぞれ二つ名ともなるとダメージはイビルジョーの比では無いぐらい大きい。 - スキの小ささ、大雑把な軸合わせを逆手に取り、フェイントで跳びかかりを混ぜて来る者も居る。
ドドブランゴ、ババコンガ、ケチャワチャなどは
通常移動なのか、突進攻撃なのか、跳びかかり攻撃なのか、一瞬では判断が付かず、
死角に回り込まれて大技に派生されるなど、狡猾な搦め手で織り交ぜて来るので要注意となる。
通常移動と比べて、跳びかかり派生の場合は小技と大技の間のスキが小さく出が速くなるため、
特に、ドドブランゴの跳びかかり→振り向き軸合わせ→ラリアットは
一連の流れが速い上にカメラの死角で行われるため、シリーズによっては凶悪なコンボとなる。
- 跳びかかりそのものは大したダメージでは無いが
- モンスター毎にそのモーションや威力は様々。
押し並べてダメージは突進と同等程度か、若干低く設定されている場合が多い。
対処法はほぼ突進攻撃と同じ。モンスターによっては跳んでいる間に下を潜り抜けられる事も。
しかし、身体だけでなく脚や腕にも攻撃判定がある物もあるので要注意。
- 跳びかかりを行うモンスターの傾向としては、
テオ・テスカトル、ティガレックス、ナルガクルガ、ジンオウガ等々、
脚力が発達した四足歩行型のモンスターに多く見られる。
しかし流石にウカムルバスが跳躍してくると思ったハンターは多くはなかっただろう。- ディアブロスやブラキディオス等、四足歩行でないモンスターも使用する。
- ルドロスやウロコトルと言った小型モンスターの中にも使用して来る者が存在する。
その他のモンスターの跳びかかり攻撃
ランポス系鳥竜種
- 画面外から飛んでくることも多い上に吹き飛ばし効果を持つため、
大型モンスターとの戦闘中に邪魔されてイラッと来たハンターは1人や2人では済まない。
ゲネポスに至っては、この攻撃に麻痺属性まで付いてくる。さらに精神衛生上よろしくない。
MH4に登場するドスランポス系鳥竜のそれは跳躍力と精度が強化されており、
かなり離れた位置でも正確に跳びかかってくるようになっているほか、
新たに身を屈めるような特殊な予備動作から拘束攻撃に繋げる跳びかかり攻撃も獲得している*1。
MHFのドスランポス特異個体は跳びかかった際に超震動を発生させるため、ちょっと危険。- 3シリーズではジャギィ系統の登場と引き換えにランポス系統がいなくなり、
大型モンスターとの戦闘中に隅っこの方でじっとしてくれるようになったため、
これからは安心して剥ぎ取りや溜め3ができる!
…と思われたが、ジャギィノス骨格の鳥竜種は短いながらもタックルを習得し、
しかもドス系との戦いでは積極的に邪魔してくるため、
ハンター達の鳥竜種に対する怒りはまだおさまらない。 - MH4ではランポス系統が復活したが、跳びかかり攻撃の吹っ飛ばし効果が削除されたため、
取り巻きに囲まれても幾分か安全になった。
- 3シリーズではジャギィ系統の登場と引き換えにランポス系統がいなくなり、
獣竜種
- 発達した後ろ脚の脚力を活かして長距離を幅跳びする。
使用者はイビルジョー、ディノバルド、アンジャナフ、アビオルグ、ギアオルグ。
- イビルジョーの跳びかかりはそのまま驚異の拘束攻撃となる。
上位以降のクエストでこやし玉の所持が強く推奨される一因でもある。
回避に成功しても周囲には振動が発生するため次の攻撃を喰らいやすく、厄介。- ディノバルドも拘束攻撃として使ってくることがある。
喉が赤熱化していると噛み付かれた瞬間に火属性やられを発症するため、こやし玉の用意は万全に。
MHXでは疲労時にごく稀にしか用いてこなかったが、MHXXでは使用頻度が激増した。 - アビオルグとギアオルグも同様のモーションで跳びかかり攻撃を行う。
ゲームシステム上拘束効果はないのだが、イビルジョーのそれを軽く超える脅威の跳躍力で跳びかかってくる。
- ディノバルドも拘束攻撃として使ってくることがある。
- MHW以降はモーションが変わり、空中で脚をばたつかせながら跳ぶようになった。
新たな使用者としてはアンジャナフが登場。凶悪な蛮顎突進に次ぐ威力を誇り、速度も速い。
距離を離した際には特に警戒しなければならない攻撃である。
また乗り攻防中は獣竜種全員が繰り出してくる。
全身のどこにいてもスタミナを消費し、消費量も多いいやらしい行動なので、
しっかりしがみついて凌ぐか、予備動作が見えたらスリンガーで怯ませたい。
アルバトリオン
- アルバトリオンの狩猟に向かうハンターの死因の大部分を占める攻撃。
他のモンスターと異なり、一旦バックジャンプした後、空中からものすごいスピードで突っ込んでくる。
生半可な防具では剣士でも致命傷になりかねない。
特筆すべきはその凶悪な高性能ホーミングとコンボ性。
真横にいても余裕で軸併せして跳びかかってくる。
更に被弾すると大きく跳ね飛ばされるのだが、ここからブレス等の起き攻め攻撃に繋げる場合があり、
多くのハンターをキャンプ送りにする元凶となっている。
また、跳びかかりの直後、周囲ランダム一か所に噴火が発生する。
なお、初登場のMH3時点では極めて出が早く、「アルバトリオンが飛び退いたと思ったら死んでた」が
冗談抜きで発生する程のスピードでターゲットを屠る極悪攻撃であった。
あまりに鬼畜すぎたためなのか、MHP3以降はスピードがかなり抑えられたのだが、
それでもなお脅威として君臨している辺り、全盛期の跳びかかりがどれほどの脅威だったかが窺い知れよう。- しかし、MHXの時点でこの攻撃には弱点が存在している。
闇雲に攻撃をしている最中にバックジャンプをされ、もうダメだと諦めたその時、
頭上をすり抜けていくこの攻撃に出会った方はたくさんいることだろう。
そう、この攻撃は初期位置からかなり前方を狙うように設定されているため、
下手に避けようとすれば当たるようになっているのだ。
ハンターの反応速度によりけりだが、剣士で挑むならバックジャンプを見たら
思い切ってアルバトリオンに向かって前転してみよう。 - MHW:Iでは龍雷を纏いながら突っ込んでくるようになった。無論、当たると龍属性やられになる。
また、跳びかかり後に軽やかにステップし、180°反転して着地するパターンが新たに追加。
これは背後のハンターに対して即座に攻撃ができるということを意味しているので、
跳びかかり後も決して油断してはならない。
なお、戦闘フィールドが溶岩地帯ではないため噴火部分は削除されている。
- しかし、MHXの時点でこの攻撃には弱点が存在している。
ディアブロス
- MH3以降のディアブロスは、地面に潜って砂埃を上げた後、
地中からトビウオのように勢いよく跳びかかってくる。
亜種は潜行移動時の震動でハンターを動けなくしてから跳びかかるというコンボを用いてくるので、
通常種よりも危険度が増している。
特にG級の亜種は潜行移動から跳びかかりまでの一連の動きが高速化しており、
耐震がないと即死クラスのダメージを負うことになる。
二つ名個体である鏖魔ディアブロスはハンターに向かって頭から跳びかかり、
その勢いのままドリルの如く回転しながら地中に潜行する技を習得している。
MHFの特異個体は走り抜きながら大ジャンプし、その勢いのまま角で地面を穿つ強力な攻撃を繰り出す。
ギギネブラ/フルフル
- 天井からハンターのいる位置目掛けて降ってくる。勿論潰されると結構痛い。
また、こちらは跳びかかり攻撃と言えなくもない行動だが、
ハンターの後ろにジャンプで回り込もうとする行動は、後方に壁があったり、
中途半端に距離が離れていると飛距離が足りず、結果押しつぶされる。やはりこちらも地味に痛い。
硬直の長い咆哮の直後にこれを食らうこともしばしば。
ギギネブラ亜種は拘束攻撃に移行する専用の跳びかかりモーションを持っている。- 幼体のギィギも跳びかかり攻撃を持ち、当たるとハンターに噛み付いて吸血状態を引き起こす。
- フルフルも同様の技を繰り出して来る他、天井や壁に貼り付くこと無く、
そのままダイレクトにハンター目掛けて飛んで来る事もある。
フルフルの跳びかかり攻撃は雷属性を含むパターンもあるため、
雷耐性によっては一撃で即死、あるいは雷属性やられによる気絶リスクが高まるため注意したい。
ブラキディオス
- ジャンピング土下座と呼ばれる跳躍攻撃を持つ。
詳細はこちらを参照。
両生種
- カエルがモチーフなだけあり、跳びかかり攻撃を頻発する。
ハンターとの距離を詰めるためにも跳びかかりを用い、これに触れると小ダメージと共に尻餅をつかされる。
- テツカブラは短く吼えた後、ハンターに向かって一直線に跳びかかってくる。
2回連続でハンターを追いながら跳びかかった後、3回目に突進を繰り出すパターンと、
1回跳びかかった後岩を掘り出して噛み砕くパターンの2種類が存在している。
G級ではボディプレスから矢継ぎ早に跳びかかってくるパターンもあり、
着地の振動に引っかかってしまうと被弾が確定する。- 岩穿テツカブラの場合は跳びかかりの回数が1回増え、3回跳びかかり→突進か、
2回跳びかかり→岩砕きを繰り出す。
強力な攻撃に曝される時間が増えると同時に、手出しできない時間も延びてしまうため、かなり厄介。
- 岩穿テツカブラの場合は跳びかかりの回数が1回増え、3回跳びかかり→突進か、
- ザボアザギルは1回しか跳ばない代わりに、当たると拘束攻撃に移行する。
ソロでは当たる意義はないが、PTならば拘束攻撃中に弱点の腹を長時間曝け出すため、
場合によってはわざと当たるのも選択肢の一つである。
- 小型のスクアギルも跳びかかりを繰り出し、ギィギよろしくハンターに喰らい付いて吸血を行う。
ギィギより機動力が高く、滑り込むように跳びかかってくるので知らないうちに噛み付かれていることも。
ゴア・マガラ/シャガルマガラ
- ゴア・マガラは狂竜化状態のみ、シャガルマガラは状態に関係なく繰り出してくる。
モーション自体はアルバトリオンのものに近い。大きく後方に跳躍し、続けて跳びかかってくる。
流石に攻撃力と速さはそれに劣るが、攻撃範囲で言えばアルバトリオンのそれを凌ぐと言っても過言ではない。
というのも、彼らは巨大な翼脚を思いっきり広げて突っ込んでくるので、
ちょっと横に逸れた程度では間違いなく翼脚に絡め取られてしまうのである。
また着地後には素早く反転してこちらを正面に捉えて来るので、もし被弾してしまった場合
「大きく吹っ飛ばされて体勢を立て直している中、直ぐにでも次の行動に移れる万全の状態の彼らの姿が」
という絶望的状況が瞬く間に完成する。
そして怒り状態のシャガルマガラに限っては、素早く反転したのち確定で突進してくるようになる。
つまり、縦しんば跳びかかりを回避したとしても、後に続く突進まで回避しなければならないのである。
流石に跳びかかりで被弾して吹っ飛ばされた場合は起き上がり時の無敵時間によって突進でハメられる事は無いが、
もし跳びかかりを回避した際にスタミナが切れていようものならその後の突進の回避は極めて絶望的である。
ショウグンギザミ
- MHXXで登場したG級個体が、新たに跳びかかり攻撃を習得した。
火花を散らしながら両爪を研ぎ合わせ、爪を展開してハンター目掛けて跳びかかってくる。
ある程度の距離・角度なら余裕で届く上に、当たると確定で裂傷状態になるため危険度はかなり高い。
しかも左右の爪で別判定の二段攻撃であるため、スタミナが足りなければガードしてもめくられる。
前方に跳びかかるため、接近すると勝手に飛び越えてくれる。思い切って飛び込んでみるのも手だろう。
- 獰猛化個体のオーラ強化では発動が低速化し、当たれば脅威ではあるもののむしろ回避はしやすくなっている。
獰猛化ギザミは矢継ぎ早の猛攻が脅威となる中、天井から落下→爪突き刺しと並んで非常に隙の多いモーションである為、
この技が追加されたことで、上位獰猛化個体よりもG級獰猛化個体の方が戦いやすくなったとの声も一部で聞かれる。
クシャルダオラ
- MHRiseでアルバトリオンに近い飛び掛かり攻撃を習得。
空中に飛び上がり、龍雷をまとい猛スピードで急襲する。見た目通り食らえば大ダメージと同時に龍属性やられも受ける。
滞空状態の他、地上でのひっかきから派生してくることもあり、安易にカウンターを仕掛けると手痛い反撃を食らう。
また、龍風圧を纏った状態では2連続で繰り出してくるため、
1撃目を食らった時に翔蟲受け身を取ると追撃を受けてしまう。
幸い後隙は大きいので、万が一食らってしまっても冷静に立て直せる程度の猶予はある。
アクラ・ジェビア
- 爪を振り上げて威嚇した直後、大胆な跳びかかり攻撃を繰り出しながら、
着地と同時に尻尾で周囲広範囲を薙ぎ払ってくる。身体にも判定があるので注意が必要。
グレンゼブル
- 一歩引いてから大きく跳びかかり、角で地面を穿ちながら急停止する広範囲攻撃を持つ。
バサルモス特異個体
- 身をかがめてから一気に跳びかかり攻撃を繰り出す。
全身に攻撃判定があり、翼や尻尾にちょっと引っ掛かった程度でも大ダメージを負わせてくる。
通常個体では絶対に行わないような動作であるので、初見のハンターほど脅威となる。
また、この攻撃、変種は防御力720以下では即死する超威力であるため、
バサルモスが身構えたと思ったら次の瞬間には全体力が消し飛んだという人も多いのではないだろうか。
なにせ、相手があのバサルモスなだけに実装当時は衝撃だったのは言うまでもない。
ルコディオラ
- 跳びかかる際に磁気を帯びた鱗粉を放ち、上位以上では周囲を高速回転している岩を
無理やり叩きつけてくる(剛種は岩が2個なので顕著)。
ドゥレムディラ
- 跳びかかり攻撃と呼べるものは複数あるが、
そのなかでもここでは氷塊を出現させるタイプの跳びかかりを取り上げる。
予備動作として小さくバックジャンプを行ったのち、
身体を反時計回りに捻りながら正面へ跳躍して襲い掛かってくる。
跳びかかり自体は判定が短いので避けることは難しくない、が、
この跳びかかり攻撃と同時に尻尾の先端より外側には巨大な氷塊がドゥレムディラを取り囲むように出現。
この氷塊は消失するまで攻撃判定が残っているので回転回避などで避けることができない。
さらにダメージも凶悪で、判定が氷塊発生と氷塊そのものの2回に分けられているため絶対防御を貫通、
第2形態以降は壊毒も付与してくる、と凶悪な性質ばかり有している。
予備動作が短いので予兆を察知して完璧に反応できなければ緊急回避も間に合わない。
ドゥレムディラに近ければ対応しやすいものの、中途半端な位置取りをしていると非常に危険な行動である。
余談
- 横方向に大きく移動する攻撃を跳びかかり、縦方向に大きく跳び上がる攻撃をボディプレスと呼ぶ事が多い。
ただしフルフルやウカムルバスの跳びかかりは、見た目からボディプレスと呼ばれる事も少なくない。 - 非常に地味で見た目にも派手さは無いから分かり辛いが、
フィールドに於けるアイルーやメラルーの接近攻撃も、何気に跳び掛かり攻撃である。
メラルーの跳び掛かり攻撃には「盗み」判定があり、アイテムを盗まれるので注意。 - MHWではキリンを除いた全ての大型古龍、及びベヒーモスが軒並み習得している。
距離の離れたハンターに優先して使用する傾向があり、
エリチェンした古龍を追いかけてエリアインしたハンターをこれで出迎えてくれるケースも多い。
ベヒーモスの巨体がもの凄い速度で突っ込んでくる光景に慄いたハンターも多いのではなかろうか。