読んで字の如く、持っている物や武器を叩きつけたり、キック等の身体をぶつける攻撃方法だが、
本記事ではボウガンのアクションについて記述する。
概要
- ボウガンで殴る。
関連項目
武器/ライトボウガン
武器/ヘビィボウガン
…ボウガン使いには冗談抜きでこの程度の認識でしかない技だったのだが、
それで終わるわけにもいかないので以下に詳細な解説を記す。
目次
概要
- ボウガンを大きく振り、銃床で殴る。
空気同然の存在であったのだが、MHWorldにて大変革を遂げることとなる。
MHXXまで
- 肉質無視の固定ダメージだが、威力は非常に低く、武器の攻撃力も影響しない。
パワーバレル装備で銃剣らしきものが追加されるボウガンもあるが、
それで切断ダメージになるわけでもない。
隙も大きく、連続使用も不可。回避や弾があるなら射撃にも派生出来るが、
キックを連打した方がまだマシ。
一応打点が若干高いので、キックよりは空を飛んでいる相手に当てやすい。
- 作品によっては雀の涙ほどの気絶値があるが、
それだけで大型モンスターをめまい状態にするのは至難の業。
ただ、ケルビやガウシカの角の剥ぎ取り、気絶耐性の低いリノプロスの無力化、
毒状態のオルタロスの同士討ち防止など、小型モンスターを気絶させるのには役立ってくれる。
- LV1通常弾が標準搭載されていない作品(MHP2G以前、MHP3、フォワード.5までのMHF)においては、
キックと並び弾切れを起こしたガンナーにとっての最後の攻撃手段であった。
しかし、そもそも弾切れを起こすのはプレイヤースキルが足りなかったか、
見通しが甘かったかのどちらかである。
自らの行いを深く悔い、潔く殴りに行くこと。
そしてMH3とMH3G以降、MHF-G1以降ではその立ち位置もLV1通常弾に取って代わられ、
これまでにも増して使われることがなくなった。
ただ、MH3での一部パーツはLV1通常弾に非対応なので、
その場合はやっぱり近接攻撃に頼らざるを得ない場合も……。- ちなみにMHP3から新アクションの関係でコマンドが押しにくいセレクトボタンになったため、
余計に影が薄くなった。
- ちなみにMHP3から新アクションの関係でコマンドが押しにくいセレクトボタンになったため、
MH4(G)
- MH4では全ての武器にジャンプ攻撃が追加。
ボウガンの場合は銃でそのまま殴りつけるジャンプリロードとなる。
ただ殴るだけではなく、"リロード"の名の通り弾の装填もできる。
- しかしながら、ボウガンのジャンプ攻撃はこれだけ。
ジャンプ中に射撃することはできないので、ボウガンで乗りに行く場合は直接殴りに特攻するしかない。
立ち位置次第でリロードしつつ乗りを狙うなど、
ようやく近接攻撃が日の目を見るようになった……のかもしれない。
地上での近接攻撃は使われないままだが
MHX(X)
- 性能はMH4時代と変わっていないが、ようやくジャンプ射撃が可能となったため、
わざわざジャンプ近接攻撃を当てに行く必要が無くなった。
お陰でさらに影が薄くなった。
ただ、ジャンプ射撃はエリアルスタイル以外は前にしか撃てないので、全く不要になったわけではない。
しっかり狩技ゲージやブレイヴゲージも溜まったりする。
MHF
- 当初はMH2と同じ仕様だったが、シーズン10以降は3連続での近接攻撃が可能となっている。
また、ライトボウガンとヘビィボウガンとでモーションやダメージが異なる。- なお、シーズン10は全武器種に新アクションが追加されるというアップデートだったのだが、
ボウガンに関しては明らかに実用性の乏しい殴りの強化だったために、
落胆したボウガン使いも多かったとか。
いざ実装されてみると、後述のように特定条件下では有用なものではあったものの……。
- なお、シーズン10は全武器種に新アクションが追加されるというアップデートだったのだが、
- ライトボウガンは殴り→振り上げ→振り下ろしの3段階攻撃であり、
地味に切断属性を持つ。MHFのボウガンには銃剣でも仕込まれているのだろうか?
どちらかと言うと打撃のイメージな気もするのだが……。他シリーズではスタン値もあるし。
振り下ろし後は速やかに射撃体勢に戻る。
- ヘビィボウガンも3段階攻撃だが、殴り→叩き付けの後、なんと斜め上方向に砲撃を行う。
射程はガンランスの砲撃よりも更に短い。
弾が無くても使用できることから、熱の噴射でもしているのだろうか……。- かつてはライトボウガンと同じモーションで切断属性も持っていたが、
G1にて砲撃モーションへと変更され、それに伴ってか切断属性もなくなった。 - 極ノ型では同操作が爆風回避に差し替わるため、近接攻撃は使用不可能となる。
- かつてはライトボウガンと同じモーションで切断属性も持っていたが、
- どちらも単純な威力は非常に低いのだが、切断属性を持つ=尻尾を切れることから
3連続での入力が可能になったシーズン10以降、
狩人珠スキルの鈍器殴打術を付けたボウガン4人で剛種オオナズチ戦などの際に
拡散祭りついでに尻尾を切るなど、
特定状況下では普通に使用されるアクションだった。
MHWorld以降
- 上記のようにほとんどの作品で箸にも棒にもかからなかったボウガン殴りであるが、
MHWorldではなんとLV2通常弾より高いダメージと、
ハンマーの最大溜め攻撃と並ぶ気絶値を与えられるという超強化を施された。
その上鈍器使いで更に火力が上がる。
おかげで、肉質が固めの部位を殴ったり、殴るついでに仕込んでおいた起爆竜弾を爆発させるなど、
特定状況下では実戦級のアクションにまで昇格。
さらにはKO術などをフル発動してスタンを狙いに行く変態運用まで登場してしまうなど、
今までの空気っぷりからは打って変わって、ハンターたちの注目を集めることになっている。
今までと異なり弾切れを起こしても補給が容易であるにもかかわらずこの調子である。
これを鈍器銃と言わずに何と言う- ただし、キッチリ頭を狙う必要がある上、変わらず大きい隙やガンナー故の低い防御力など、
お手軽な戦法では無いのは事実。判断を間違えればKOされるのはこちらの方である。
とはいえ、全てのボウガンに
弾丸消費無し・実用レベルのスタン蓄積・及第点の火力を揃えたアクションが追加されたようなものであり、
状態異常弾の拘束力も加味すればリスクを差し引いても強力な仕様と言える。
むしろこのくらいでなければ存在する意味のないアクションだった訳だが
- ただし、キッチリ頭を狙う必要がある上、変わらず大きい隙やガンナー故の低い防御力など、
- 一般的なFPS・TPS作品でも近接攻撃が用意されており、
銃床で殴りつけるアクションが設定されていることが多い。
そして、これまたほとんどのタイトルで、近接攻撃は弾丸を数発撃ち込むよりも強い。
また、弾を消費しない、騒音を出さないというメリットもあるが、
攻撃範囲が狭く相手に近づくリスクを伴うため、使いこなすのは難しい。
MHWorldで近接攻撃が大幅強化されたのは、それらの作品を意識したからかもしれない。
MHRise
- 基本的な性能自体はMHWorldと全く同じ。ただし鈍器使いの対象外になってしまった。
一方、新しく加わった翔蟲での疾翔けを駆使することでジャンプリロードが多用しやすくなり、
モンスターの弾肉質が全体的に固くなってしまっていることも含め、
実戦での活躍も一見するとますます増えているように見える。
- だが、MHRiseでは徹甲榴弾が斬裂弾と共に猛威を振るっており、
めまいや減気であればそちらを使った方が遥かに実戦的という環境にある。
鈍器使いの対象外となったことやガンナーの防御力で接近する必要があるなどの課題も相変わらずのため、
残念ながら鈍器銃戦法はMHWorldの頃ほど盛り上がってはいない。
- ヘビィボウガンはシールドを装備していると近接攻撃中でもガードできるようになった。
他にも入れ替え技でタックルに変更可能。
というかタックルが優秀なのでこちらの出番はますます少ない…。
MHR:S
- MHR:Sに伴うVer.10アップデートで徹甲榴弾(と斬裂弾)が弱体化されたことで、
相対的に近接攻撃のめまい・減気性能が上がった。
……のだが、それと同時に他の物理弾の性能が向上しており、
また環境的に見て属性弾も復権を果たしているため、
やはり近接攻撃はそこまで存在感があると言える状況ではない。
関連項目
武器/ライトボウガン
武器/ヘビィボウガン
武器/ボウガン(組立式)
武器/ミドルボウガン
スキル/ネコの鈍器殴打
スキル/鈍器
システム/弾切れ - 使用する主な理由
アクション/矢切り - 弓の近接攻撃