"堂々と歩く"ことを意味する語。
目次
概要
- モンスターがテリトリーとなるフィールドを我が物顔でのしのし歩くことも
「闊歩」であると言えばそうだが、
本稿では多くの古龍種の特異個体が共通して行う攻撃方法を述べる。
一部では特異個体ではない古龍種が同じ動作のものを行う場合もある。
- 「闊歩する」という攻撃技である。
これだけでは何のことやらさっぱりかもしれないが、
一部の大型古龍種はその角で"特定の自然現象を自在に司る"という特徴を持っており、
特異個体たちはそれを象徴するがごとく、ただ歩いているだけで周囲へ攻撃する技を持つ。
設定における古龍たちの本来の姿が垣間見える瞬間であり、
堂々たる姿もあいまってかなりカッコイイ。
ボコボコにされているのにいきなりテケテケ歩き出す様子はかなり不自然だが
- その威厳ある姿から「威風堂々」という通称もある。
- オオナズチだけはそもそもの能力が「透過」という防衛タイプのものであるからか、
特異個体でも闊歩による特殊能力を発揮する攻撃技は繰り出してこない。
他の古龍種は繰り出してくるのにこれはこれでなんだか寂しいという声もあるが、
「威風堂々と歩く動作」がトカゲのような動きのオオナズチに少々似合わないのも事実だろう。
また、オオナズチ特異個体の場合は戦闘中、
触れたハンターのスタミナを強制的に25にしてしまう緑色の特殊な気泡を
常時周囲の地面から湧かせるという特殊能力を新たに得ているため、
闊歩の追加は必要ないと判断されたのかもしれない。
テオ・テスカトル特異個体
- 闊歩攻撃の創始者とも言えるモンスター。
ゆっくりと歩き出すとともに、目に見えるほど強大な炎のオーラを纏う。
当然このオーラに触れるとスリップダメージを受けるが、
このダメージは特殊地形ダメージという分類であり、地形スキルを貫通してくる。
更にこのオーラは大半の弾丸を弾き返してしまう。
- また、オーラを纏いながら周囲に幾つもの粉塵溜まりを設置、
闊歩をやめると即座に起爆へと移るため、
テオ・テスカトルが歩いた場所に留まるのは危険である。
事前に他の場所にも粉塵溜まりがあればそれらも含めてすべてを爆破してくるので注意。
- 一応は覇種テオ・テスカトルにも継承されているが、
他に追加された覇種専用モーションが豊富なため、わざわざ闊歩を繰り出すことはほとんどない。
- シーズン9.0のプロモーションムービーでも使用しており、
オーラを撒き散らしながら画面に向かって歩いてくる姿はまさに壮大の一言。
登場前から早くも人気を博していたことはもはや言うまでもない。
キリン特異個体
- テオ・テスカトルなどとは骨格が異なるが、
やはり古龍種という点では変わらないのか同様の動作を行う。
MHF『シーズン10 キリン特異個体 紹介ムービー』の冒頭の技がそれである。
幻獣キリンらしく、歩くたびに雷が降り注ぐというもの。
一回で6発降り注ぐことが6回繰り返されるので、合計で36発もの落雷を落としてくることになる。
6本の雷が落ちる場所の組み合わせは一回の「闊歩」で6回とも共通しており、
最初の落雷でどのように落ちるかを見極めることができれば回避は難しくない。
- なお、6回目の落雷が発生すると同時に後ろ蹴りを繰り出してくるため、
怯ませて転倒させるチャンスと思って後ろから斬りかかると蹴り飛ばされる。
雷の雨もあるので近づくなら正面方向からにしよう。
クシャルダオラ特異個体
- ハンターからの猛攻もいともせずおもむろに歩きだし、
その周囲に12発もの大きな竜巻を次々と発生させる。
歩いた場所を追いかけるように竜巻が吹っ飛ばすという内容であるため、
クシャルダオラよりも前にいればいきなり食らうようなことはないが、
胴体や脚に張り付いているときに使われると危険。
- 錆びたクシャルダオラ特異個体も当然使用してくるが、
竜巻が発生するたびに特徴的なあの風音がするので非常に大きな音が響く。
レビディオラ
- 戦闘中に繰り出してくることはほぼないが、
クエスト開始時、初期エリアに入ると闊歩している。
歩いているだけでレビディオラの磁力に反発された瓦礫が周囲の空中に次々と浮かび上がり、
レビディオラが離れると勢いよく地表に墜落する、という光景。
エリアの中央で行っているのでハンターに影響は及ばないが、
その威厳ある姿は威風堂々それそのものと言って良い。
なお、この無数の瓦礫を真上から落とす攻撃そのものは怒り咆哮や怒り解除咆哮の際にも行う。- ちなみにこの行動は他の古龍種と同じく実際に一連の動作であるため、
バリスタの狙撃などを受けてハンターを捕捉してもすぐに闊歩を中断したりはしない。
- ちなみにこの行動は他の古龍種と同じく実際に一連の動作であるため、
イナガミ
- 他の古龍と同様に突如として悠然と歩きだす。それと同時にフィールド全域に地割れが発生する。
この時に地面をよく見てみると、とても小さなタケノコのようなものが飛び出して来る。
そしてイナガミが歩みを止め、尻尾を地面に突き立てた瞬間、
全てのタケノコが天を貫くような勢いで急激に成長、
周囲のハンター達を真下から突き上げる無数の竹槍となって襲い掛かる。
そしてその数秒後、瞬間的に生成された竹林はあっという間に枯れて茶色く変色していき、
やがては一斉に朽ち果ててフィールドは以前の姿を取り戻す。
その光景は初見時では思わず圧倒されるほどの大迫力である。
冗談抜きでエリアの全域が攻撃範囲となり得る恐ろしい技であるが、
攻撃前に地割れが発生しなかった場所は安全地帯となるため、そこに転がり込めばやり過ごせる。- なお、闊歩を始めてからどのタイミングで攻撃に移行するかは完全にランダムである。
闊歩が長ければ長いほど攻撃範囲がどんどん広がっていき、
反対に闊歩の時間が短ければ攻撃範囲は狭くなる傾向になる。
ただし、注意しなければならない点もある。
闊歩が短いと攻撃範囲が狭いというのは、その全く逆のことも言えるわけで、
一歩歩いた次の瞬間突如攻撃に移ってくることもある。
この場合イナガミの予備動作があまりにも短いのに加え、頻度も低いので奇襲性が高く、
突然繰り出されて対処が間に合わないというケースはかなりあるようである。
- なお、闊歩を始めてからどのタイミングで攻撃に移行するかは完全にランダムである。
その他
- 激昂したディスフィロアも闊歩を行う。
炎を纏いながら雪を舞い散らすという、まさに別名の"熾凍龍"な闊歩がそれだが、
これはあくまでも予備動作であり、この闊歩自体が攻撃というわけではない。
しかしながら、このあと大型モンスター史上最大の恐るべき大技を放ってくるため、
ただの予備動作などと呑気にはしていられない。
- グァンゾルムも怒り状態への移行直後、闊歩に近い攻撃を行う。
悠然と歩く様はまさに闊歩そのものであるが他の古龍達との違いとして、
ソニックブラストもかくやというレベルの規模を持つ咆哮を行いつつ闊歩する。
この咆哮は「超咆哮」と呼ばれるグァンゾルム固有のアクションであり、
咆哮のエフェクト内に入り込んでしまうと超高級耳栓すら意味を成さずにハンターが倒れ伏し、
その隙にボディプレスをかまされてしまう。
- 古龍種ではないが、ジンオウガ亜種も似た様な行動を行う。
虫を集める際、通常のジンオウガは足を止めて集めることしかしないが、
ジンオウガ亜種の場合は歩きながら蝕龍蟲を集合させる場合もある。
集める際に龍光の雷を周囲に降らせるので、あたかもそれが古龍種の闊歩にも見えるのである。
強いて言うならキリン特異個体のものに近いだろうか。- 通常種も闊歩するが、こちらは本当にただ歩くだけである。
王者の余裕と風格が漂ってはいるが、ハンターにとっては頭への絶好の攻撃チャンスでしか無い。
そのためか3Gからは頻度が減ってしまい、こちらを睨みながら堂々と歩く事は無く、
時々正面に捉えた獲物に早足で歩み寄る事が多くなっている。
MHW:Iでもハンターに向かって闊歩する時があるが、
ハンター側が攻撃を加えた直後にジンオウガ側も即座に反撃して来る様になっている。
- 通常種も闊歩するが、こちらは本当にただ歩くだけである。
関連項目
モンスター/古龍種
モンスター/ジンオウガ亜種 - メインシリーズにて闊歩を攻撃技とする。