アクション/電光石火

Last-modified: 2023-05-31 (水) 23:21:48

目次

一般的用語における「電光石火」

  • 稲妻の光や石を打ったとき出る火の意から、動きが非常に素早いことのたとえ。
    また、非常に短い時間のたとえ。
    「電光」は稲妻の光、「石火」は火打ち石などを打つときに出る火の意。
    (「新明解四字熟語辞典」(三省堂)より)
  • 主な使用例:電光石火の早業

モンハンにおける「電光石火」

  • MHFにおける特定のモンスターの攻撃技の公式名である。
    現状ではキリンの特異個体とG級ジンオウガが繰り出すものが公式書籍でそのように記載されている。

キリン

  • 特異個体キリンの象徴的な攻撃技。
    瞬間移動に見えるほどの超高速での突進を繰り出し、
    俊敏な古龍であるキリンの強みが強く推しだされた攻撃方法となっている。
    文字通り突進から出現までが一瞬で終わることから、攻略本には「電光石火」等と記載されている。
    設定集によれば、驚異的な発達を遂げた脚力と己の雷の力で繰り出しているようである。
  • 所謂「縮地」であるが、嘶いてから蹄をかいた後、消える
    のではなく、瞬間移動に見えるほどの超絶高速突進を繰り出す
    速いなどという次元ではない突進開始から突進終了までが一瞬で終わるのである。
    さらに、食らうと確実に麻痺してしまうため注意が必要。
  • この電光石火は突進終了地点が青く光るのだが、終了地点に攻撃判定は一切無いので、
    大剣の溜め斬りなどで待ち伏せを狙うことが出来る。
    逆に、突進開始地点には雷属性の衝撃波が発生し、当たれば問答無用に麻痺してしまう
    ただ、突進だけでなくこの衝撃波も判定が一瞬なので、
    ギリギリまで攻撃したあとにフレーム回避する事も可能。
  • ちなみに攻撃ベクトルは全範囲において例外なく突進方向となっているため、
    ガードする場合は必ず突進とは反対方向を向く必要がある(テオの粉塵爆発と同じ)。
    つまり、電光石火を行うキリンよりも後ろ側にいたとしても、
    キリンに背を向けてガードしなければ「めくられ」てしまう。

真・電光石火

  • 剛種、及びG級の特異個体キリンが使用する、電光石火の強化版。
    体力が一定値を下回った状態で怒り状態になるとの2色の雷を纏うのだが、
    この時に専用モーションである「真・電光石火」を行ってくる。
  • 身体を反らしてから蹄をかくのは同じなのだが、この蹄をかく回数が通常よりも多く、
    直後に3連続で電光石火を繰り出す
    具体的に言うと、一回目の電光石火終了から一瞬だけ間を空け、
    目にも留まらぬ速さで方向転換すると同時に再び電光石火、を2回行ってくる。
    • 「目にも留まらぬ速さで~」と理屈はつけたものの、見た目では方向転換していないに等しい
      つまり、2回目・3回目の突進が来るタイミングを知らないと絶対に回避できない
      何故なら、方向転換無しに加えて突進自体が音速・光速級の速さ(勿論比喩だが)であるため
      突進の追尾性能云々以前の問題だからである。
  • 1回目の突進は超高速であっても、結局は直線状に進むだけなので回避は容易なのだが、
    2回目以降の突進が非常に厄介。
    2回目の突進を緊急回避で避けても、
    さらにワンテンポ置いて繰り出される3回目の突進に引っ掛けられてしまう
    1回目の突進を避けた後に、回転回避をすることで2回目の突進はギリギリで避けられる。
    緊急回避をするならば3回目の突進のときに行おう。
    ちなみにいずれもフレーム回避可能で、かつ通常の回避行動でも全て回避できる猶予がある。
    ただし、その猶予は結構ギリギリ。
    だからと言ってボタン連打では微妙に早くて被弾する絶妙なタイミングである。
  • 通常の電光石火と同様、直撃すれば麻痺確定であるが、
    真・電光石火の場合は麻痺したところにもう一度突っ込んでくるため、
    2回目の突進を食らってしまった場合は即死コンボに近い状態となる。
    可能であれば突進は全て避けるのが望ましいのは言うまでもない。
    しかし、どうしても成功しないという場合は、
    体力全快状態にし、3回目は当たることを覚悟で2回目の突進を何としても回避するか、
    スキル「麻痺無効」を発動させると吹っ飛び判定に置き換わるのでとりあえず即死コンボは避けられる。
  • ガードできなくもないが、2回目の電光石火で背後に回られたら最後、3回目の電光石火被弾が確定する。
    走って避けることも一応可能らしいが、位置取りはシビアで至極困難である
  • 終了後、上空へ高く飛び上がり、一定時間後に着地する。
    そして着地後は身体を振るわせるため、それなりに大きな隙ができる。
    これは瞬間移動を連続して行うがゆえに、エリアホストとそうでない人で位置にズレが発生してしまうため、
    演出という形の上でキリンの位置を問題ないように修正するための措置と思われる
    (キリンが次に別の行動を行う前にズレを修正しないと、
    モンスターが突然別の場所に移動する、いわゆるワープ現象がほぼ確実に発生してしまう)。

ジンオウガ

  • 前述したとおりG級遷悠クエストのジンオウガのみ使用。
    四肢に電気をチャージしてから目標まで超高速で突っ込む。
    なお、突進の部分まではMHF-G8『ジンオウガ生態動画』にも登場している。
  • キリンと同じように軌道上にいるハンターをダメージとともに麻痺させるだけでなく、
    突進後、走り抜けた場所に大量の雷を降りそそがせてくる
    電光石火の突進部分を喰らって麻痺したハンターは必然的に電撃を避けられず、
    もともと突進で受けていたダメージ、さらに根性スキルを無効化する麻痺とあいまってほぼ即死する
    電撃は最悪喰らうことになっても、突進部分に直撃することだけはなんとしても避けたい。
  • 極み吼えるジンオウガは電光石火を中心に攻撃してくる
    通常個体とは異なり、単発ではなく往復で繰り出す前述したキリンの真・電光石火のような特性を獲得。
    それだけに留まらず、多数の派生技や電光石火を組み込んだ技を用いてくる。
    そのため、通常個体に比べて遥かに隙が少ない。
    ガンナーも一瞬で距離を詰められてしまうため、気付いたら肉薄されている事態も頻発する。
    • 通常個体と同じチャージから行う電光石火は復路終了後に咆哮するものに加え、
      放電を伴う前脚叩き付け(お手)や根性貫通の昇牙竜撃などへも派生する。
      また、2連続バックジャンプ地盤割り後の追撃として電光石火を用いることもある。
    • また、チャージを一切行わずに瞬間移動し、放電お手や昇牙竜撃を繰り出すこともある。
  • 極み吼えるジンオウガのクエストでは、開始後エリアに入ってもまだ誰もいないが、
    奥に進むと突然雷光が煌めいてジンオウガが電光石火で突進してくるうえに、
    ようやく姿が見えたと思ったときには既に昇牙竜撃が放たれており
    さらに追撃で遷悠種ジンオウガ必殺技の雷光大爆発をフィニッシュに繰り出してくる。
    撃退クエストの場合、規定体力までダメージを与えると電光石火で退場する。
    やはり現れる時も去る時も電光石火の神速である。

類似攻撃

  • 2011年に登場し、文字通り全モンスター中最速を誇るキリン特異個体だったが、
    2年後のMHF-Gにてカム・オルガロンの変異体、爆狼ミドガロンが思わぬライバルとして台頭した。
    ミドガロンもその身体を黄金に輝かせたとき、目にも留まらぬスピードでの回避、攻撃を行う。
    • ちなみに、キリンは放電とともにそのスピードで雷の如く直に突進を仕掛けるが、
      ミドガロンは姿が消えたように一旦見せかけ、視界の外から反撃を繰り出すという違いはある。
      とはいえ、ミドガロンも瞬間移動をしているわけではないので、
      ブレスチャージから超速度で移動するその軌道上に立っているとキリンのように轢かれたりする。
  • 遷悠種として逆輸入されたナルガクルガも、瞬間移動並みのスピードでハンターが目視不能な跳び掛かりを習得。
    さらに強化版である「極み駆けるナルガクルガ」に至っては、そのあまりの瞬発力故に、
    超高速で移動した軌跡に真空状態が発生するなど、モンスター間のスピード勝負もインフレの極地に達しつつある。
  • 更に時は移り、MHFがサービスを終了した約2年半後、MHR:Sの看板モンスターメル・ゼナ
    ダークロードブリス」という名の超高速移動を引っ提げて堂々登場。
    まさかのメインシリーズにおいて、ワープにしか見えないほどの高速移動を披露する姿に、多くのプレイヤーは目を疑った。
    しかし見た目とは裏腹にそもそも攻撃技ではなく、外敵との距離を詰めたり死角に回り込むための
    完全なる移動技として利用されている。
  • ここまで錚々たるメンバーが揃うと、やはり気になるのはどのモンスターが最速なのかという疑問だが、
    どのモンスターも速すぎてスピードを計測できず、公式からの解説もないため、
    結局のところ最速は誰か分からない状況である。

余談

  • ちなみにこの電光石火、モンハン探検記でも剛種の個体がしっかり披露している。
    デフォルメされていても迫力は段違いである。
  • あまりにも現実離れした動作であることから、人外と称されるハンターでも流石に使うことはできない……
    と思われていたが、2016年のMHF-Zにて、ついにハンターまでその域に達してしまった
    え、初代モンハンの頃から通信ラグで仲間ハンターが瞬間移動することがあった?何のことでしょう…
  • ホルクに該当する学びの書を付けることで発動する
    「超連続攻撃」も目に見えぬ速さで攻撃する大技である。
  • MH4では、ティガレックス希少種を30頭討伐すると「電光石火」という称号を得られる。
    物凄いスピードで暴れ回るティガレックス希少種、
    あるいは爪を突き立てる際に散る火花を指しているのだろう。
  • ブレイヴ操虫棍の猟虫同時攻撃の際には、予備動作として猟虫が2回瞬間移動するかのようなモーションを取る。
    予備動作ゆえにこれ自体に攻撃力は無いが、素早く転身してから突撃する様は一見の価値あり。
  • 同名の技は様々なゲームや漫画などで見られる。
    いずれも共通して、名前の通り非常に素早い動きを活かした性能の技になっていることがほとんど。

関連項目

モンスター/キリン/派生作品
モンスター/ジンオウガ/派生作品
アクション/突進