クエスト/幻譚

Last-modified: 2023-03-30 (木) 10:08:21

MH4Gの海外版であるMonster Hunter 4 Ultimate、及びMHXにおけるイベントクエスト。
MH4Uのクエストにはシリーズタイトルは無く、MHXにおいて「幻譚」のタイトルが付けられている。

目次

概要

  • 大手ゲームメーカーのスクウェア・エニックスとのコラボクエストであり、
    MHXの時点で5つのクエストが登場している。
    • クリア報酬により太刀の審判の翼、防具のレイジ・アナトシリーズ
      オトモ装備のニャイトシリーズが作成可能となる。
      いずれもスクウェア・エニックスのクリエイター、野村哲也氏によりデザインされており、
      同社の代表作の一つである『ファイナルファンタジー』の世界観を反映させた意匠となっている。
  • コラボレーションはMH4G発売直後の2014年10月9日から10月12日にアメリカ・ニューヨークにて開催された、
    ゲームイベント「ニューヨーク・コミコン」で発表され、
    スクウェア・エニックスブースにおいて、コラボ装備の立体化イメージが展示されていた。
    • 発表時期がMH4Gの発売と重なったためか、当時のファミ通の紹介記事などでは、
      ※野村氏のコラボレーションは海外向けのものです。
      日本版『モンスターハンター4G』での配信予定はありません。
      と、誤解を避ける為の但し書きがされている。

クエスト一覧

MH4U

Steel Vanguard

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地サブターゲット報酬金契約金条件配信日
MH4U集会所
上位★7
狩猟クエスト塔の頂クシャルダオラの
尻尾切断
21600z
サブ:2700z
2200z受注・参加:
HR4~
2015年6月
 
依頼原文
"Can you hear me...?
A force bent on tearing the world asunder is closing in.
Stand tall against this deliverer of chaos, and grant this great land eternal peace."
‐Goddess's Will
日本語訳
私の声が聞こえますか?
歪んだ力が、この地をバラバラに引き裂こうとしています。
この混沌の運び手に立ち向かいなさい。そしてこの地に永遠の平和をもたらすのです。
‐女神の意思
  • 2015年6月に配信されたイベントクエストその1。クエスト名は「鋼の前衛」を意味する。
    クエスト内容は「マガジン・鋼龍飛翔!」と同じで、塔の頂上でクシャルダオラ1体の討伐となっている。
    報酬の「Goddess's Grace(女神の気品)」により、ニャイトシリーズが作成可能。

Twilight of the Gods

 
作品レベルクエスト種別目的地報酬金契約金条件配信日
MH4U大老殿
★3
狩猟クエスト闘技場28200z2900z受注・参加:
G★3許可証
2015年6月
 
依頼原文
"Can you hear me...?
A force bent on eradicating this land has finally appeared.
Stand tall against this destroyer of worlds, and grant this great land eternal honor."
‐Goddess's Will
日本語訳
私の声が聞こえますか?
歪んだ力は極限に達し、その力でこの地を滅ぼそうとしています。
この破壊者に立ち向かいなさい。そしてこの地に永遠の栄光をもたらすのです。
‐女神の意思
  • 2015年6月に配信されたイベントクエストその2。クエスト名は「神々の黄昏」の意。
    報酬の「Goddess's Embrace(女神の抱擁)」でレイジ・アナトシリーズが作成可能となる。
    クエストの内容は、極限状態ディアブロスを闘技場で狩猟するというオリジナルの内容となっている。
    恐らく、レイジシリーズのモチーフとなったディアボロスに因んだものなのだろう。
    なお、受注条件がG3であるため、少しでも早く極限強化したい場合には便利そうである。
    4Gの村やイベクエにも受注条件がG3のものがあるにはあるが、あれはさすがにちょっと…。

The Candle of Darkness

 
作品レベルクエスト種別目的地サブターゲット報酬金契約金条件配信日
MH4U大老殿
★2
狩猟クエスト禁足地ゴア・マガラの
触角破壊
15900z
サブ:3600z
1600z受注・参加:
G★1許可証
2015年6月
 
依頼原文
"Can you hear me…?
A force bent on polluting this land with darkness has awoken.
Stand tall against this avatar of darkness, and grant this great land eternal refuge."
‐Goddess's Will
日本語訳
私の声が聞こえますか?
歪んだ力が目覚めたことによって、この地は闇に染められてしまいました。
この闇の化身に立ち向かいなさい。そしてこの地に永遠の安息をもたらすのです。
‐女神の意思
  • 2015年6月に配信されたイベントクエストその3。クエスト名は「闇の灯」の意。
    報酬の「Goddess's Melody(女神の旋律)」で審判の翼が作成可能となる。
    クエストの内容自体は、4Gのイベクエである「マギ・黒き蝕を打ち晴らせ!」のものが転用されている。

MHX

幻譚~怨鋼の尖兵

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地サブターゲット報酬金契約金条件配信日
MHX集会所
上位★7
討伐クエスト雪山クシャルダオラの
頭と翼破壊
21600z
サブ:2400z
2200z受注・参加:
HR8~
2016年1月15日
 
女神の意思
私の声が聞こえますか?
世界の秩序を脅かす不穏な気配が漂っています。
混沌の先触れたる怨鋼の尖兵を打ち倒し、大地に悠久の安らぎを…。
  • MHXにおけるコラボ第一弾。クエスト名はMH4Uの「Steel Vanguard」を意訳したものと思われる。
    ターゲットは同じくクシャルダオラだが、フィールドが塔の頂から雪山に変更されている他、
    サブターゲットとサブ報酬も変更されている。
    また、本作ではHR解放後にしか上位古龍と闘えないため、参加資格もHR4~からHR8~に引き上げられている。
  • クリア報酬の「女神の眼差し」でニャイトシリーズが生産できる他、
    EXクシャナシリーズが作成可能となる「EX鋼龍チケット」も手に入る。

幻譚~貪食の恐王

 
作品クエストレベルクエスト種別目的地サブターゲット報酬金契約金条件配信日
MHX集会所
上位★7
狩猟クエスト古代林〈夜〉イビルジョーの
頭破壊
21600z
サブ:2700z
2200z受注・参加:
HR8~
2016年2月26日
 
女神の意思
私の声が聞こえますか?
世界の光を喰らう者がついに目覚めようとしております。
光が消えゆく前に貪食の恐王を討ち倒し、大地に悠久の栄光を…。
  • コラボ第二弾。内容は古代林で獰猛化イビルジョー1頭を狩猟するというもの。
    獰猛化イビルジョーが本編に登場しないことから、
    イビルジョー武具の最終強化を行いたいハンターや、
    公式ガイドで公開されたグリードRシリーズの性能に惹かれたハンターから、
    早く戦わせて欲しいという要望が多かったらしく、
    本来の予定を前倒しして2016年2月26日より配信される事が
    MHフェスタ'16仙台大会のステージで発表されていた。
  • 報酬アイテムの「女神の抱擁」でレイジ・アナトシリーズ及び審判の翼が作成・強化可能となる。
    しかし、本作におけるコラボ装備は正直性能がイマイチであり、
    獰猛化イビルジョーの狩猟報酬である「獰猛化恐暴竜鱗」の方が目当てとされることが多い。
    獰猛化イビルジョーの登場するクエストは一応他にもあるのだが、
    こちらは獰猛化イビルジョーの他に獰猛化四天王まで相手にしなければならず、
    なおかつ報酬枠を他の獰猛化素材にとられる事も少なくないので、
    「獰猛化恐暴竜鱗」を集めたいのであれば、このクエストほぼ一択といっていい状況となっている。
    • この手のイベントクエストらしく「女神の抱擁」はサブターゲット報酬でも手に入る。
      但しお約束で頭部の耐久は跳ね上がっており、その上2段階破壊なので、本気で狙っていかないと苦行である。
      尤も、入手効率は元よりかなりよいため、無理に狙う必要はないが。
    • また、報酬で獰猛な蝕龍鱗が出るが、
      リオス希少種と違ってもともと龍属性エネルギーを持っているのでそこまで違和感はないだろう。
    • MHXXでは通常クエストに獰猛化イビルジョーの狩猟クエストが追加された為、
      その目的のためにこのクエストを使う必要はなくなった。
      しかし、あちらはフィールドが傾斜段差の激しい遺跡平原のため、
      多少ステータスが高いことを加味しても幻譚クエストの方が楽という人も多いだろう。

コラボ元について

  • FFとは、1987年に発売されたFCソフト「Final Fantasy」から続くRPGシリーズ。
    DQことドラゴンクエストシリーズと共に、JRPGの二大金字塔として認識されるビッグタイトルである。
    FFの名を持つ作品は数多く、(日本発売作品として)初のコラボレーションとなったMHX時点では、
    ナンバリングで数えれば15タイトル、外伝・スピンオフなどを数えれば
    もはやキリがないほどの作品を輩出している。
  • ハンター用装備のモチーフ元は、男性用がディアボロス。女性用はバハムート。
    バハムートはFFを代表するキャラの一つであり、強力な召喚獣として有名。
    だが作品によっては主人公達に力を与える存在であったり、巨大戦艦の名称だったり、
    そもそも登場しなかったり…。
    とはいえ、クリスタルやテーマBGMなどに並ぶFFシリーズの象徴的な存在の一つであることには間違いない。
    一方のディアボロスは悪魔の姿をもった召喚獣。
    召喚獣以外にも、強力なモンスターとしての登場も多い。
    初登場はFF8なので、バハムートと比較すると割と新参者である。
  • オトモ装備である「ニャイトシリーズ」は、初代FFの主人公が元ネタ。
    …なのだが、実はこの装備を付けた人物はゲーム中には存在しない。
    ではこれが誰なのかというと、パッケージに描かれていたイメージイラストなのである。
    もともとFF1の主人公は、ドラクエと同様の無口で完全無個性な存在。
    その上、ゲーム開始時に選んだ職業で見た目が変わり、そんな人物が最初から4人いる*1という
    どうやっても一定の主人公像が存在し得ないゲームなのだ。
    そんな中で、FF1を象徴する人物像を作る際に
    白羽の矢が立ったのが例のパッケージのイメージイラストだった。
    それ以来FF作品の登場人物が集合するようなゲームでは、彼がFF1の主人公代表として参戦している。
    • なお名称である「ウォーリア・オブ・ライト」は、
      FF1劇中の主人公4人組の称号である光の戦士(達)を直訳したもの。
      上述の通り彼らには特定の名前が無い為、このような名称でしか呼ばれない。
      書くと長い名前なので、ネット上では専らWoL(Warrior of Light)と書かれる。
  • 依頼人の「女神の意思」についてだけは公式の言及が無いが、
    闇や混沌をもたらす存在を退けようとしていることから、
    依頼人の女神は外伝作品『ディシディア ファイナルファンタジー』に登場する、
    調和の女神「コスモス」の可能性が高い。
  • FFシリーズとの間では、MHXでの当コラボの後ソーシャルゲームMHXRと、
    同じくソーシャルゲームである『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス』の相互コラボレーションも行われている。
    特設サイトはこちら
    MHXR側ではFFBEのオリジナルキャラの装備の他、
    FFシリーズでお馴染み「モーグリ」の姿をしたオトモ「モグルー」が登場したり、
    さらには特殊種ジンオウガFFBE種はFF6初出のモンスターねむれるししを模した姿となっていた。
    • FFBE×MHXRコラボに関しての計画は一年がかりで立てられたらしく、
      両者ともに細部のエフェクトまで凝ったらしい。
  • また2018年6月には、
    PC・PS4でMMORPGとして展開中の『ファイナルファンタジーXIV』と、
    MHWorldが同年夏に相互コラボを実施すると発表。
    MHW側では、8月2日に配信予定の第4弾無料大型アップデートにて、
    なんとFFXIVから”魔獣”ベヒーモス」が狩猟可能なモンスターとして、
    「サボテンダー」と「ミニテンダー」、「ミニフラワーテンダー」環境生物として実装
    更にコラボ装備として、
    FFXIVのジョブ「竜騎士」をイメージした操虫棍「ゲイボルグ」と防具「ドラケンシリーズ」が登場した
    同アップデートのティザー映像はこちら
    一方のFFXIV側では、MHWとのコラボクエストが常設で実装。
    リオレウスがボスとして登場し、これを討滅…もとい狩猟していく事となる。
    また条件を満たせば、なんとリオレウスの背中に乗ってフィールド間を移動する事も可能となる。(詳しくはこちら参照)
    イベントのティザー映像はこちら

余談

  • MHFには報酬アイテムと同名のスキル「女神の抱擁」が存在する。
    これは、モンスターから受けるダメージを1/4の確率で1にするというもの。
    …もっとも、ただでさえ高いイビルジョーの攻撃力が更に強化されているということで、
    防御力次第ではクエスト中は同系統のマイナススキル「死神の抱擁」さながらの現象が起こるかもしれないが…。

関連項目

ゲーム用語/コラボレーション
武器/審判の翼
防具/レイジ・アナトシリーズ


*1 ゲーム開始の時点で既に4人組のパーティを組んでいる