MHX(X)の村★3に登場するクエスト。
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
MHX(X) | 村★3 | 採取クエスト | 古代林<夜> | 1200z | 200z | 環境不安定 |
概要
- 龍歴院の粘菌研究家
- 研究用の素材が切れちゃってね。
古代林で深層シメジを集めてきてもらえる?
…古代林っていえば近頃、調査隊が妙な報告を寄こしてたっけ。
「木々の奥から、刃物を研ぐような音が響く事がある」…なんて。
気のせいよねぇ。
- ベルナ村を拠点とした生活にも慣れ、大型モンスターと相対する機会も増えて来た頃、
ベルナ村の村長より言い渡されるクエスト。
依頼文の通り、古代林で深層シメジを採集、納品するクエストとなる。
- …新米ハンターの方々は
「まぁたまには息抜きに採集クエもいいか」とか
「このタイミングで採集クエ?もっといろんなモンスターと戦いたいんだけど…」とか、
様々な思いを抱いてこのクエストを受注したかもしれない。
しかし、古参のハンターの多くは「ついに来たか…」と身構えた事だろう。
こんな妙なタイミングで投げ込まれる採集クエスト、「波乱」という明らかに不穏な単語を含むクエスト名、
そして一部のNPCの台詞やこのクエストの依頼文に書かれた不穏な報告。
このクエストを受ける前後にも色々と事件が起こることもあり、
過去作経験者は勿論、MHX(X)が初モンハンのプレイヤーにも何が起こるかは大体予想が付くと思われる。
- さて、クエストを受注したハンターはいつも通り古代林まで移動する…のだが、
いざクエストが始まるといつもと何か雰囲気が違う。
何故かキャンプではなく薄暗い森の中が画面一杯に広がるのである。
そしてその奥に見えるのは、全身から物々しい威圧感を放つ巨大な影。
ゆっくりと振り向き、こちらを睨みつけるそれは最早説明不要であろう「斬竜 ディノバルド」である。
驚くハンターを尻目にいきなり臨戦態勢のディノバルドは猛然と襲い掛かってくるのだった。
- 前置きが長くなったが、早い話が今作のトラウマクエストである。
しかし、過去作経験者にとって「ただのトラウマクエストでは面白くない」と思われたのか、
なんとこのクエストは最初の一回のみ、
キャンプではなくエリア11、それもディノバルドのすぐ近くからクエストが開始される仕様となっている。
下位クエストでありながらいきなり大型モンスターの目の前に投げ出されるという展開には
さすがのベテランハンターでも驚いたという方は少なくはなかっただろう。- なんでこんな事態になってしまったのかというと、その原因はまさかのギルド側の手違い。
本来は下位クエストの場合、モンスターの危険性は比較的低いので
支給品やキャンプへの誘導など、ギルドによる基本的なバックアップは万全な手筈を整えられる。
ところが今回に限ってそれに手違いが生じ、結果としてエリア11というキャンプとは真逆の方向に
ハンターが派遣されてしまったのだという。
(主人公補正を抜きに考えれば)下手をすれば死ぬところだったのかもしれないのだから笑えない。
今後はこんな事案が発生しない事を祈るばかりである。 - ちなみに、「最初の一回のみ」と述べた通り、二回目以降はキャンプからスタートされるのだが、
これはクエストをクリアしたかどうかには関係なく、あくまで初回か否かだけで判断される。
そのため、衝撃のあまりついリタイアしてしまった等の理由でクリアできず再挑戦した場合、
普通に始まって普通にクリアしたクエストで「手違いがあった」などと妙なことを言われてしまう。
- なんでこんな事態になってしまったのかというと、その原因はまさかのギルド側の手違い。
- しかし、幸か不幸かエリア11及びその近辺は深層シメジの群生地でもあり、
キノコの採集オブジェクトは探せばいくらでも見つかる上、高確率で入手できる。
納品数は8個とやや多いが、さっさとエリア9,10に逃げて採取ポイントを漁り、
万が一足りなかったらエリア11のディノバルドが移動するのを待つかこやし玉で追い出せばいい。
落ち着いてキノコ狩りに励もう。
サブターゲットも無いので、集め終わったらエリア10→3の一方通行からキャンプに帰って納品するだけである。
いっそのこと効率的にも話の展開的にも敗走するのも一向に構わない。
- 尚、このクエストに登場するディノバルドは他の地方のトラウマクエストと同様体力が強化されており、
体力約4700に防御率0.9というMHXXでの村の上位個体(体力約4500、防御率0.95)を超える数値。
一応、この段階で限界まで強化したファンゴ+ジャギィ混合等に
リモセイバー等の強力な武器を装備して堅実に立ち回れば、狩猟自体は十分可能ではある。
立ち回り次第では20分針程度で狩ることもできるので、シメジの採取も間に合う。
腕に自信のあるハンターは挑んでみるのも一興。
ただし、頑張って狩猟しても下位簡単クエスト扱いらしく、甲殻・鱗・牙しか報酬で出ない模様。- ちなみに本クエストでディノバルドを狩猟していた場合、村クエスト★5が解放された時点で
モンニャン隊にディノバルドが出現することが確認されている。
もちろんオトモを送ればちゃんと素材を持ち帰ってくれるが、やはり鱗や甲殻くらいしか手に入らない。
また、正式な狩猟クエストをクリアするまではそもそも生産リストに並ばないため、
フライングゲットは不可能になっている。
たとえレシピが解禁されたとしても、生産には尾刃片や炎状殻が必要なのでどうあがいても入手はできない。
- ちなみに本クエストでディノバルドを狩猟していた場合、村クエスト★5が解放された時点で
余談
- 萌芽は「ほうが」と読み、物事の兆しや始まりといった意味で使われる。
- 初回で流れる登場ムービー、本来は非常に緊張感漂うシリアスなシーンなのだが、
肝心の最後にディノバルドが振り返った時の顔がどこかマヌケだとネタにされることがある。
左下に表示されている「?????」*1も、まるでディノバルドの困惑を表しているようにも見える。
実はディノバルドの「なんか変な奴が来た」という気持ちなのかもしれない
その一枚絵に漂う絶妙な面白さから、モンハン関連の動画などでは
意味不明な現象が起きたときなどにまるでコラ画像かのように使われたりする。
MHXのモンスター人気投票に際して描かれたあざらすぃゆずこ氏の漫画でも、前脚にシメジを持ち、
こちらを向いた顔の下に「?????」とある(こちらは普通に彼の感情を表す)など、半ば公式ネタと化している。- また、このムービーがカプコンの初代バイオハザードで有名な
振り向きゾンビのムービーと非常によく似ていると一部で話題になっている。
敵となる重要なポジションの1体との村クエでの初邂逅という点で合致しており、
クエスト名の"萌芽"の意味合いにも適っている。
実際にムービーのタイミングを合わせて見てみると、
左方向にゆっくりとこちらを振り向く動きが実に良くマッチする。
この通称「振り向きゾンビ」は演出の関係で通常の個体より圧倒的に高い体力*2が備わっており、
この時点で味方キャラクターの助けを借りるイベント無しで自力で倒すのはかなり難しい。
そう言う点でも本クエストに登場するディノバルドの高い体力はよく似ていたりもする。- 動画を探す際の注意だが、バイオハザードはゲーム内容とムービーの演出の都合上、
特にPS版やDS版はグロテスクな表現がきつい。
苦手だけど気になるという方はGC版およびそのリマスターを視聴することをお勧めする。
- 動画を探す際の注意だが、バイオハザードはゲーム内容とムービーの演出の都合上、
- また、このムービーがカプコンの初代バイオハザードで有名な
- 何故ディノバルドがこのタイミングで現れたのかは語られない。
そのため一部では「深層シメジを食べに来た」とか何とか言われることがあるが、ディノバルドは肉食である。
一部ではシメジの守り神、ドスシメジだとか言われていたり…- 実は珍しく夜の古代林にディノバルドが登場する貴重なクエストだったりする。
- 波乱の萌芽をはじめ、ベルナ村の村長に話を聞いてフラグが立つクエストは、
黄色いフキダシのアイコンの出る依頼クエストではない。
他の邂逅クエスト3つ*3と違って、村長からの直接の依頼ではなく「龍歴院の粘菌研究家」の依頼であるためだろうか?
まさかこれも手違いなのだろうか。
緊急クエストが依頼から外されるのは納得するとして、当クエストや宿命の四天王等は緊急ではないのだが……。
表に出したくない理由でもあるんだろうか。
- 現実の粘菌とは「アメーバ様単細胞生物」の総称であり、
菌類に似ているが菌界には属さない、偽菌類と呼ばれる生物で「粘菌」といっても『菌類』ではない。
そうなると、粘菌研究家が何故『菌類』であるシメジを求めていたのか不思議ではある。- ただしこれはあくまで現実での話であり、モンハン世界でも同じとは限らない。
クラゲから骨付き肉がとれる世界だし。
また、深層シメジに含まれる成分が研究に必要だとか、共生関係にある粘菌を研究していたなどの事情も考えられる。
いずれにせよ、深層真相は闇の中である。
- ただしこれはあくまで現実での話であり、モンハン世界でも同じとは限らない。