クエスト/黒焔盛んにして災異未だ止まず
Last-modified: 2019-09-22 (日) 13:27:05
MH3Gにて、全ての港G級キークエストクリア後に出現する緊急クエスト。
読み方は「こくえんさかんにしてさいいいまだやまず」。
ターゲットは同作のラスボス、グラン・ミラオスの討伐である。
作品 | クエストレベル | クエスト種別 | 目的地 | 報酬金 | 契約金 | 獲得PT | 参加条件 |
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MH3G | 港G級★8 (G★3) | 討伐クエスト | 厄海 | 36600z | 3360z | 2000HRP | 受注:HR7~ 参加:HR7~ |
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概要 
- MH3Gにおける集会所のラスボスとなる、グラン・ミラオスのクエスト。
目標は討伐ではあるが、クエスト発生の経緯を考慮すると
港に接近するグラン・ミラオスを食い止める、いわゆる防衛クエストとしての側面も持っていると言える。
ターゲットであるミラオスはこれまでのラスボスとは比べ物にならないほどの巨体を誇るため、
活火山の如きその威容も相俟って、初見では度肝を抜かれること請け合いである。
- ミラオスは陸上と水中の両方で活動するため、当然ハンターも陸上戦と水中戦を同時にこなしていくことになる。
エリアチェンジの必要が無いにもかかわらず、時間経過によってかなり異なった立ち回りを要求される、
非常に珍しいクエストである。
- なお、水陸どちらでもミラオスの攻撃や行動パターンが変化することは無いが、
水中ではハンター側の機動力が大きく損なわれ、広範囲を巻き込むミラオスの攻撃に被弾しやすい。
特に四足歩行時はかなり危険であり、這いずりの速度はミラボレアスの比ではない。
ガードが出来ない武器を担ぐ場合は特に慎重に立ち回りたい。
- その一方で、水中では立体的な移動が出来るようになるため、剣士でも普段届かない胸や肩、頭の部位破壊が狙いやすくなる。
肩はマグマの抑制、胸は硬化の解除など、部位破壊によるメリットが他モンスターよりも大きいため、
水中に行くことはハンターにとってメリットでもあるのだ。
グラン・ミラオスは、ハンター側が水中という環境を最も活かせるモンスターと言えるかもしれない。
- …とまあここまでは良いのだが、実はこのクエスト、割と初見殺し色が強い。
特に後者の罠は初見だとかなりの確率で引っかかる。クエストに挑む際は留意されたし。
…まあ、ここに書いても事前情報を仕入れないハンター達には無関係だが。
- まず狩猟地の「厄海」。
「海」という文字から相手は水属性使いだろうと思い、
多くのハンターが火耐性を気にせず、火属性や雷属性の武器を担いでいった*1。
しかし、そんなハンターを嘲笑うかのように現れるのが、
岩盤のような甲殻を身に纏い、水中でも巨大な炎ブレスを放ち、
全身から火山弾を噴出してメテオの如く降り注がせる巨大古龍なのである。これは酷い。
こちらの火属性や雷属性は通らない相手であり、火耐性がマイナスのガンナー防具で挑もうものなら
一瞬で灰にされるのは、それこそ火を見るよりも明らかであろう。
- もっとも、クエスト名に堂々と「黒焔盛んにして」という灼熱的なイメージの一文が書かれているため、
きちんと読めば相手が火を使った攻撃を繰り出すであろうことは容易に予想することができる。
また、クエスト出現後に港の住人に話しかけ情報をかき集めれば、
「体から溶岩を噴出して海を真っ赤に染めてしまう古龍である」といった程度の情報は
手に入れることができる。持つべきものは顔見知りである。
OPを確認していたハンターの中には、ミラオスのシルエットが映った際に空が大火事や火山のように
赤々と光りながら火の粉が舞っているのを見て火属性だと予想した者もいる。
- が、厄海の
厄介な罠を潜り抜けたハンターらに更なる試練が。
他の特殊クエスト同様、クエスト開始時に必ず登場ムービーが挿入される仕様となっており、
その途中で厄海から姿を現したミラオスは天に向かって咆哮を上げつつ噴火を行う。
…のだが、その火山弾はムービー終了後に容赦無くプレイヤーの周囲に降り注ぎ、
しかもその内の一つはなんと確定でプレイヤーの初期位置に落ちてくる。
おまけに、ミラオスに向かってダッシュするとそこにもピンポイントで落下してくる。
つまり、クエ開始と同時に種や薬を飲んでいるハンターや、勇んでミラオスに突撃するハンターは
皆例外なく開幕で火山弾の餌食となるのである。
4人が初見であれば、開幕4乙もあり得るだろう。
- 更に厄介なことにミラオスの火山弾は気絶値が高く、運と吹き飛ばされた方角が悪いと
火山弾に被弾→追撃の起き攻め火山弾→気絶→炎ブレスという、
とんでもない洗礼を受ける可能性がある。
最初は攻撃パターンが決まっているようで、ムービーが終わると、
火山弾→咆哮→炎ブレス×2→水中に潜るとプレスとなっているようだ。
以上のように、意外と強かな一面を持つクエストだと言える。
この辺の仕様は、もしかしたらアイツのクエストを意識しているのかもしれない。
クエスト発生経緯 
- 港G級★7のキークエストを全てクリアすると、ギルドマスターとの会話フラグが発生。
曰く、近年になって相次ぐ地鳴りの調査に向かった船が
厄海近くで行方不明になるという不可解な現象が多発するようになったという。
続いて派遣した調査船も行方知れずとなり、事態を重く見たギルドは
撃龍槍を装備した戦艦を旗艦とする調査船団を厄海へと派遣した。
しかし、そこで待っていたのは最悪の事態。
煉黒龍という通信を最後に調査船団からの連絡は途絶え、
もたらされた情報により、ギルドは正式にグラン・ミラオスの復活を把握したのだという。
- この事件でグラン・ミラオスの復活が判明した後、
ギルドは数多くの実績を持つハンター達に討伐を依頼する運びとなった。
結果G級ハンターであるプレイヤーにもギルドマスターの声が掛かり、
ミラオス討伐依頼として本クエストが舞い込んだというわけである。
- 因みに、本クエスト出現後は「近いうちに討伐隊が編成される」と言われている。
が、当然というかなんというか、プレイヤーが港にいる間はそんな動きは全くない。
何度失敗しようがリタイアしようが、永遠に討伐隊なんてものは登場しない。
やはりモンハンがゲームである以上、討伐隊にプレイヤーの支援をさせるわけにはいかないのだろう。
- また、このクエスト出現のためのキークエストは、★7「火の海に棲む竜!」を含んでいるのだが、
このクエストだけ会話発生フラグから外れてしまっており、
これ以外のキークエストをクリアした時点でミラオスが復活しただのと騒ぐ港の住人が見える。
しかし、実際はアグナコトルを狩るまでそんな気配はなく、クエストも追加されない。
もしかしたら、あんなに危険な古龍を相手にするのなら、
火属性を司るモンスターでも最強クラスのアグナコトルを狩るまでは出撃を認可されないのかもしれない。
だとすると、もたつけばそれこそ出撃した他の討伐隊の屍が累々と並ぶことになるが…。
余談 
- このクエストクリア後、港に戻ってギルドマスターに話しかけると
ミラオス討伐の功績を称えられ、「名誉ハンター」の勲章授与とHRの上限解放が言い渡されるのだが、
この際、今まで知らず知らずの内に溜まっていたHRPが全て加算されるため、
一気にHR8からHR40台とかになったりする。
- このクエストをクリアすると晴れてラスボス:グラン・ミラオスを撃破したと見做され*2、
防具及び頭髪・インナーのシンボルカラー変更画面にRGBバーが追加される。
- なお、クリア前に当クエスト以外で受注可能な全てのクエストをこなしてもギルドカードは金色止まりであり、
このクエストをクリアすると初めてギルドカードが虹色になる。
といっても丁度G3までの全クエストの個数+1(当クエスト分)で虹になるクエスト数になるわけではなく、
単にこのクエストをクリアすることが虹色解禁の必要条件に定められているだけではある。
とはいえ、ミラオスを下すことでぴったりに虹色になったのを見届けられたときの達成感はひとしおだろう。
- ところで、仮にこのクエストをクリアするまでに受注可能な全クエストをクリアしていたとしても、
ラギア希少種解禁に至るHR70以上に届くプレイヤーはそう多くない。
大体は50~60、低いと40半ばくらいで止まっていることが多いようだ。
これはプレイヤー側のやりこみが足りないというよりは、単にMH3Gで得られるHRPが低めなのが原因である。
関連項目 
モンスター/グラン・ミラオス
ゲーム用語/ラスボス
クエスト/活火激発 - グラン・ミラオス強化クエスト
クエスト/千の剣 - MH4においてHR解放のキーとなるクエスト